【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当社グループが属する鍼灸接骨院業界におきましては、柔道整復の療養費が減少傾向にあり、自費施術及び物販の拡大が課題となっております。このような状況の下、当社グループは、各種セミナーの開催、ほねつぎチェーンの加盟院の増加、自費施術に使用する機材の販売、アトラ請求サービスの会員の増加、HONEY-STYLEの利用院の増加に取り組みました。また、2021年12月に子会社化した株式会社ペリカン(2022年4月1日に株式会社ビーユーから社名変更、以下同様。)において、玩具販売の拡大に取り組みました。なお、連結子会社であった株式会社One Third Residenceは2022年4月に全株式を売却したため、連結の範囲から除外しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が3,384,633千円(前年同期比67.4%増)、営業利益が3,589千円(前年同期は営業損失が134,086千円)、経常利益が1,744千円(前年同期は経常損失が143,613千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失が11,842千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失が125,749千円)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。なお、当社グループは、従来「鍼灸接骨院支援事業」の単一セグメントとしておりましたが、2021年12月に株式会社ペリカンを連結子会社化し、同社を「玩具販売事業」に区分したことに伴い、前第4四半期連結会計期間より「鍼灸接骨院支援事業」及び「玩具販売事業」の2区分に変更しております。そのため、鍼灸接骨院支援事業を除き、前年同期との比較・分析は行っておりません。また、前連結会計年度末において、前第3四半期連結会計期間において行われた企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前年同四半期連結累計期間との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。
(鍼灸接骨院支援事業)当セグメントの売上高は2,091,062千円(前年同期比3.4%増)、営業損失は61,492千円(前年同期は営業損失が134,086千円)となりました。
支援内容別の概要は以下のとおりであります。
・ほねつぎチェーン既存の鍼灸接骨院の加盟促進及び直営店の売上拡大等に注力しました。この結果、売上高は396,167千円(前年同期比12.8%減)となりました。
・機材、消耗品販売柔道整復の療養費が減少傾向となる中、自費施術に使用する機材の需要は拡大しております。当社グループは、アトラアカデミーにおいて、動画の充実に取り組み、会員の増加を図っております。また、セミナーの開催をとおし、自費施術に使用する機材の拡販に取り組んでおります。また、鍼灸接骨院専門ECサイトであるアトラストアでは、あしたの私をつくるケアカタログ「トトリエ」を発行し取扱商品の拡充を図りました。この結果、売上高は602,268千円(前年同期比9.9%減)となりました。
・アトラ請求サービス新規開設院の入会及びA-COMSファイナンスサービス利用院の拡大等に注力しました。この結果、売上高は401,592千円(前年同期比2.3%減)となりました。
・HONEY-STYLE鍼灸接骨院の口コミ/予約システムであるHONEY-STYLEの利用院増加に注力しました。この結果、売上高は73,616千円(前年同期比23.8%減)となりました。
・介護支援ほねつぎデイサービスの加盟店開発、既存加盟店のロイヤリティ収入の拡大及び直営店の売上拡大等に注力しました。この結果、売上高は362,955千円(前年同期比37.7%増)となりました。
・フィットネス関連ワンサードフィットネスの加盟店開発及び直営店の売上拡大等に注力しました。この結果、売上高は89,749千円(前年同期比63.6%増)となりました。
・その他売上高は164,712千円(前年同期比125.5%増)となりました。
(玩具販売事業)2021年12月に株式会社ペリカンを子会社化しました。この結果、当セグメントの売上高は1,293,570千円、営業利益は63,885千円となりました。
財政状態の概況は以下のとおりであります。(資産)当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,029,867千円減少し、4,565,496千円となりました。これは主に、現金及び預金が427,250千円、商品が115,845千円及びのれんが224,564千円減少したことによるものであります。
(負債)当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ891,559千円減少し、3,264,352千円となりました。これは主に、買掛金が197,339千円、短期借入金が300,000千円及び長期借入金が121,008千円減少したことによるものであります。
(純資産)当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ138,308千円減少し、1,301,144千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失を11,842千円計上したことによるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等について、重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動該当事項はありません。
(5) 生産、受注及び販売の実績当第3四半期連結累計期間において、販売の実績が著しく増加しております。その内容については「(1) 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
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