【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)財政状態及び経営成績の状況 ①経営成績の状況当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大により経済活動が抑制され、企業活動や個人消費等が低迷していることに加え、エネルギー価格や原材料価格の上昇、海外経済の不確実性や半導体の供給不足による経済活動への影響等、先行き不透明な状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループは、積極的な営業活動に制約を受ける一方、技術開発力の強化、経費の削減等諸施策を展開いたしましたが、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高39億88百万円(前年同期比5.3%減)、経常利益は1億92百万円(同57.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億33百万円(同56.5%減)となりました。
セグメントの業績を示すと次のとおりです。(鋼製品関連事業)鋼製品関連事業の売上高は11億49百万円(前年同期比1.4%増)、営業利益は1億93百万円(前年同期比20.6%減)となりました。耐火金庫では指紋・静脈認証耐火金庫に次いで最もセキュリティーを強化した虹彩・顔認証耐火金庫の拡販に努めました。また、操作履歴機能付指紋認証キーボックス等高付加価値製品の販売促進等積極的な営業展開に努めました結果、売上は前年同期実績を上回りました。(デンタル関連事業)デンタル関連事業の売上高は12億66百万円(前年同期比15.2%減)、営業利益は85百万円(前年同期比57.5%減)となりました。各種歯科ユニット等の新規開拓及び買替需要に対する営業活動等積極的に展開いたしましたが、前年同期実績を下回りました。(書庫ロッカー関連事業)書庫ロッカー関連事業の売上高は13億99百万円(前年同期比1.6%増)、営業損失は8百万円(前年同期は営業利益1億35百万円)となりました。札幌工場・川島工場の生産性向上、新商品開発及び提案活動等に努めました結果、売上は前年同期実績を上回りました。(不動産賃貸関連事業)不動産賃貸関連事業の売上高は1億円(前年同期比8.2%減)、営業利益は75百万円(前年同期比9.0%減)となりました。(その他)その他の売上高は71百万円(前年同期比25.5%減)、営業利益は20百万円(前年同期比43.3%減)となりました。
②財政状態の状況当第3四半期連結会計期間末の総資産は54億73百万円となり、前連結会計年度末に比べ42百万円減少しました。(流動資産)流動資産は31億22百万円となり、前連結会計年度末に比べ、現金及び預金の減少76百万円、電子記録債権の増加21百万円、商品及び製品の増加28百万円、原材料の増加21百万円、その他の資産の増加25百万円等により、8百万円増加しました。(固定資産)固定資産は23億50百万円となり、前連結会計年度末に比べ、有形固定資産の増加34百万円、投資有価証券の増加8百万円、退職給付に係る資産の減少93百万円等により、51百万円減少しました。(流動負債)流動負債は14億32百万円となり、前連結会計年度末に比べ、支払手形及び買掛金の減少96百万円、賞与引当金の増加96百万円、未払金の減少52百万円、未払消費税等の減少63百万円等により、59百万円減少しました。(固定負債)固定負債は3億24百万円となり、前連結会計年度末に比べ、繰延税金負債の減少63百万円等により、64百万円減少しました。(純資産)純資産は37億16百万円となり、前連結会計年度末に比べ、利益剰余金の増加81百万円、自己株式の増加6百万円、その他有価証券評価差額金の増加3百万円等により、80百万円増加しました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
(5)研究開発活動当第3四半期連結累計期間において支出した研究開発費の総額は1億35百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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