【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当社グループを取り巻く環境は、将来にわたる競争力の強化を目的として、クラウドやビッグデータの活用とIoT・AIなどの新技術を活用した事業のデジタル化関連のシステム投資は堅調に推移しており、2030年度のデジタルトランスフォーメーション(DX)国内市場(投資金額)は2020年度比3.8倍の約5兆円となることが予測され(富士キメラ総研)、企業がDXを進める上での課題として「人材不足」が67.6%となっております(総務省)。ポストコロナを見据えた企業を中心に採用ニーズが回復傾向にあり、また、働き方改革の進展やコロナ禍によってオンラインを通じた副業を含むシェアリングビジネスへの需要は引き続き拡大傾向となっております。
このような環境の中、当社は「“人”と“技術”を新しい時代のために」を経営理念とし、「人々や企業から最も信頼される存在を目指して」をビジョンとして、人々の幸せや企業の成長をあらゆる技術の追求により最大限実現し、新しい時代において、最も信頼される存在を目指しております。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループは、引き続き、プラットフォーム事業及びセールスフォース事業では、クライアントの積極的なシステム投資やDX化を支援すると同時に、エンジニアの採用や育成によるケイパビリティ拡大に取り組み、メディア事業では、求人企業の掲載数増加や企業研究レポートの増加などを通じて媒体力の強化に取り組み、リクルーティング事業では、求人企業・転職希望者の両面に対するコンサルティングサービスの強化に取り組みました。シェアリング事業では、タイムチケットサービスのユーザー数獲得及びサービス利用の活性化に取り組みました。
2022年7月に株式会社タイムチケットは、主にユーザー数増加を目的としたシステム開発や広告宣伝費に充当するため第三者割当増資にて503,069千円を調達し、当社は、エンジニアの採用・育成を目的として、また、アジアへの展開を視野に、2022年11月に福岡県に、2022年12月に沖縄県に拠点を開設いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は1,261,644千円(前年同四半期比1.4%減)、営業損失は362,921千円(前年同四半期は営業利益96,726千円)、経常損失は354,545千円(前年同四半期は経常利益404,202千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は189,286千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益340,946千円)となりました。
当社グループのセグメントの業績は次のとおりであります。
なお、当第3四半期連結会計期間より、シェアリングビジネス事業をシェアリング事業と名称変更しております。
① プラットフォーム事業
プラットフォーム事業では、法人向けに、各企業が保有する基幹業務システムを活かしつつ最適なクラウドソリューションを組み合わせて、新たなデジタルプラットフォーム(ELT、API、CI/CD、IOT、BI/BA)を構築し「プラットフォーム構築支援サービス」「運用サポートサービス」として提供しております。
クライアントのDX推進を支援する取り組みが受注に繋がり、同時にエンジニアの採用や育成によるケイパビリティ拡大に取り組んでおります。
当第3四半期連結会計期間においては、ケイパビリティの確保が堅調に進展し、クライアントのDX推進による案件増加をこなし、順調に推移しました。
以上の結果、プラットフォーム事業の売上高は436,226千円(前年同四半期比31.6%増)、セグメント利益は87,645千円(前年同四半期比2.0%減)となりました。
② セールスフォース事業
セールスフォース事業では、Salesforce.com 社が提供するソリューション(Sales、Service、App Cloudの他、B2BCommerce、業種別クラウドなど)を用いて、主に顧客接点強化を目的として情報を一元管理し業務効率化を図るなどのサービスを提供することで各企業が抱える課題の解決を支援しております。製品の標準機能と開発をバランス良く組み合わせつつ、要件定義から設計、開発、運用・保守、定着化支援まで一貫して支援しております。
このような取り組みを通じ、パートナー契約および販売代理店契約による提案機会が向上し受注増加に繋がっており、同様にエンジニアの採用や育成によるケイパビリティ拡大やデリバリー体制の再構築に取り組んでおります。
当第3四半期連結会計期間においては、案件の積み上げが遅れたことなどにより収益が低下しましたが、続いていた一部の案件の不具合対応は収束いたしました。
以上の結果、セールスフォース事業の売上高は229,857千円(前年同四半期比16.6%減)、セグメント損失は9,705千円(前年同四半期はセグメント利益100,956千円)となりました。
③ メディア事業
メディア事業は、企業の口コミ情報(企業の年収・評判・面接)、口コミ情報等を基にしたニュース記事(企業ニュース)、求人情報(転職・求人)等を取扱う働く人のための情報プラットフォーム「キャリコネ」を通じてワークプレイス・メディアサービスを運営しております。また、人材紹介会社に対してソリューションを提供しております。
コロナ禍において慎重な姿勢であったクライアントも落ち着きを取り戻すなど中途採用市場は回復基調にあり、掲載企業数や企業研究レポートの増加などを通じて媒体力を強化し、送客連携及び採用代行商品の営業活動に取り組んでおります。
当第3四半期連結会計期間においては、営業管理体制を整備するなどして、収益回復の基盤を整備しました。
以上の結果、メディア事業の売上高は250,702千円(前年同四半期比11.0%減)、セグメント利益は36,186千円(前年同四半期比39.2%減)となりました。
④ リクルーティング事業
リクルーティング事業は、主にハイクラス人材をターゲットとし、外資系企業、コンサルティングファーム、IT業界を中心として、求人企業及び求職者の直接依頼に基づく有料職業紹介サービスを行っております。
クライアントのDX推進に伴いDX人材の採用ニーズも増加しており、当社は求人企業と転職希望者の両面へのコンサルティング力の向上を図っております。
当第3四半期連結会計期間においては、DX人材をはじめとしたハイクラス人材の紹介件数は堅調に推移し、また、コンサルタントの採用にも取り組みました。
以上の結果、リクルーティング事業の売上高は302,527千円(前年同四半期比9.9%減)、セグメント利益は107,987千円(前年同四半期比36.9%減)となりました。
⑤ シェアリング事業
グループ会社である株式会社タイムチケットが個人の時間を売買できるサービス「TimeTicket(タイムチケット)」、ITコンサル/エンジニア/顧問向け案件・仕事サイト「TimeTicket Pro(タイムチケットプロ)」を運営しております。
オンラインでの副業を含むシェアリングビジネスへの需要は、働き方改革の進展や新型コロナウイルス感染症対策を契機としたテレワークの浸透とともに高まっており、ユーザー数増加及びサービス利用の活性化を図っております。
当第3四半期連結会計期間においては、今後のマーケティング施策の検討やシステム開発に取り組みました。
以上の結果、シェアリング事業の売上高は117,164千円(前年同四半期比21.7%減)、セグメント損失は243,416千円(前年同四半期はセグメント損失72,017千円)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における資産の合計は、前連結会計年度末に比べ108,045千円増加し、1,855,122千円となりました。これは主に、現金及び預金の増加119,250千円によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債の合計は、前連結会計年度末に比べ57,852千円減少し、426,749千円となりました。これは主に、買掛金の増加が23,215千円、1年内返済予定の長期借入金の増加が6,672千円あった一方、未払費用の減少が61,275千円、長期借入金の減少が23,899千円あったことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産の合計は、前連結会計年度末に比べ165,898千円増加し、1,428,373千円となりました。これは主に、資本剰余金の増加が182,396千円、非支配株主持分の増加が175,743千円あった一方、利益剰余金の減少が189,286千円あったことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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