【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態(総資産)総資産は、前事業年度末に比べて3億38百万円減少し、148億63百万円となりました。(流動資産)流動資産は、前事業年度末に比べて5億41百万円減少し、88億円となりました。これは、主として受取手形及び売掛金が8億74百万円減少、現金及び預金が1億93百万円減少、商品及び製品が2億83百万円増加、電子記録債権が1億57百万円増加したことなどによるものです。(固定資産)固定資産は、前事業年度末に比べて2億2百万円増加し、60億62百万円となりました。これは、主として投資有価証券が1億59百万円増加したことなどによるものです。(流動負債)流動負債は、前事業年度末に比べて1億51百万円減少し、49億73百万円となりました。これは、主として電子記録債務が7億円減少、その他が1億87百万円減少、短期借入金が8億円増加したことなどによるものです。(固定負債)固定負債は、前事業年度末に比べて2億95百万円減少し、24億33百万円となりました。これは、主として長期借入金が3億40百万円減少したことなどによるものです。(純資産)純資産は、前事業年度末に比べて1億8百万円増加し、74億56百万円となりました。この結果、当第2四半期会計期間末の自己資本比率は50.2%となりました。
(2) 経営成績 当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ引き下げられたことにより行動制限の緩和が進み、景気回復が続いているものの、欧米各国での金利引き上げに伴う円安や、資源価格の高騰、ウクライナ情勢長期化などから先行きは依然として不透明感を残しております。 このような事業環境の中、新型コロナウイルス感染症対策向けマスクの受注がピーク時からは減速をしていることを主因に、製品売上高は40億98百万円と前年同四半期比で6.9%の減少となりました。一方、商品は前年同四半期以上の受注もあり、15億2百万円と前年同四半期比14.4%増加しております。このような状況から、売上高全体は56億1百万円と前年同四半期比2.0%の微減となりました。 また、利益面では、引き続き効率的な生産体制を継続しましたが、製品売上高減少の影響が大きく、製造原価率は3.7ポイント悪化したことを受け、売上総利益は17億64百万円と前年同四半期比8.8%減となりました。 一方、販売費及び一般管理費は、社会経済活動の正常化にともなう広告宣伝費などの増加に加え、前年度から進めている次期基幹システムの構築に係る費用もあり、16億13百万円と前年同四半期比では5.6%の増加となりました。 以上の結果、営業利益は1億50百万円(前年同四半期比63.1%減)、経常利益は、1億56百万円(前年同四半期比64.3%減)、四半期純利益は、1億4百万円(前年同四半期比66.3%減)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前年同四半期末より1億24百万円減少し、5億23百万円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりです。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果使用した資金は、77百万円(前年同四半期は得られた資金が2億73百万円)となりました。これは主に、税引前四半期純利益が1億54百万円、減価償却費が2億68百万円、売上債権の減少が7億15百万円、棚卸資産の増加が3億68百万円、仕入債務の減少が7億21百万円、法人税等の支払額が1億29百万円などによるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、4億2百万円(前年同四半期は使用した資金が2億77百万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が3億28百万円などによるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果得られた資金は、2億86百万円(前年同四半期は得られた資金が1億14百万円)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額が8億円、長期借入金の返済による支出が4億5百万円などによるものです。
(4)研究開発活動当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は1億87百万円であります。
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