【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における売上高は225,105百万円と前年同期に比べ53,740百万円の増収(+31.4%)となり、売上総利益は63,888百万円と前年同期に比べ29,377百万円の増益(+85.1%)となりました。前年同期に比べ増収増益となった主な要因は、前連結会計年度にカナダ・オイルサンドプロジェクトを推進する連結子会社であったJapan Canada Oil Sands Limited(以下、「JACOS」)の全株式を譲渡したことにより希釈ビチューメンの販売が無くなった一方で、原油価格やLNG価格の上昇により国内の原油及び天然ガスの販売価格が上昇したことなどによるものです。
探鉱費は、2,000百万円と前年同期に比べ1,646百万円増加(+465.1%)し、販売費及び一般管理費は、23,145百万円と前年同期に比べ637百万円増加(+2.8%)した結果、営業利益は38,742百万円と前年同期に比べ27,093百万円の増益(+232.6%)となりました。
経常利益は、主にデリバティブ利益を計上したことなどにより、57,878百万円と前年同期に比べ33,345百万円の増益(+135.9%)となりました。
税金等調整前四半期純損益は、前年同期に計上したJACOS全株式の譲渡による子会社株式売却損や、JAPEX Montney Ltd.が保有していたカナダ国ブリティッシュ・コロンビア州ノースモントニー地域のシェールガス鉱区の権益譲渡による権益譲渡損がなくなったことなどにより、前年同期に比べ130,456百万円増益の57,851百万円の税金等調整前四半期純利益(前年同期は72,604百万円の税金等調整前四半期純損失)となり、親会社株主に帰属する四半期純損益は、前年同期に比べ128,344百万円増益の43,286百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益(前年同期は85,057百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、売上高の内訳は次のとおりであります。
(イ)E&P事業
E&P事業の売上高は、原油の販売価格は上昇したものの、JACOS全株式の譲渡により希釈ビチューメンの販売が無くなったことなどにより、35,902百万円と前年同期に比べ18,657百万円の減収(△34.2%)となりました。
(ロ)インフラ・ユーティリティ事業
インフラ・ユーティリティ事業の売上高は、天然ガス(国内)や電力の販売量は減少したものの、原油価格やLNG価格の上昇により販売価格が上昇したことなどに伴い、141,748百万円と前年同期に比べ62,583百万円の増収(+79.1%)となりました。
(ハ)その他
請負(掘さく工事及び地質調査の受注等)、液化石油ガス(LPG)・重油等の石油製品等の販売及びその他業務受託等の売上高は、47,454百万円と前年同期に比べ9,815百万円の増収(+26.1%)となりました。
主なセグメントごとの経営成績(セグメント間の内部取引消去前)は、次のとおりであります。
① 日本
日本セグメントの売上高は、主に原油、天然ガス(LNG含む)、電力、請負及び石油製品等により構成されております。当第3四半期連結累計期間における売上高は、原油や天然ガス、電力の販売価格が上昇したことなどにより、206,591百万円と前年同期に比べ77,704百万円の増収(+60.3%)となりました。セグメント利益は、価格上昇による販売収支の改善などにより、42,391百万円と前年同期に比べ27,233百万円の増益(+179.7%)となりました。
② 北米
北米セグメントの売上高は、主に原油及び天然ガス(希釈ビチューメン含む)により構成されております。当第3四半期連結累計期間における売上高は、主にJACOS全株式の譲渡により希釈ビチューメンの販売が無くなったことなどにより、5,139百万円と前年同期に比べ28,259百万円の減収(△84.6%)となりました。セグメント利益は、価格上昇による販売収支の改善などにより、2,918百万円と前年同期に比べ1,216百万円の増益(+71.4%)となりました。
③ 欧州
欧州セグメントにおいては、英領北海アバディーン沖合に位置する海上鉱区での開発作業を実施しております。当第3四半期連結累計期間におけるセグメント損失は、118百万円(前年同期は108百万円のセグメント損失)となりました。
④ 中東
中東セグメントの売上高は、原油により構成されております。当第3四半期連結累計期間における売上高は、13,374百万円と前年同期に比べ4,296百万円の増収(+47.3%)となりました。セグメント利益は、1,125百万円と前年同期に比べ332百万円の減益(△22.8%)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ64,533百万円増加し、536,475百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ29,272百万円の増加となりました。これは、現金及び預金ならびに原材料及び貯蔵品が増加したためであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ35,261百万円の増加となりました。これは、投資その他の資産のその他に含めている生産物回収勘定への投資ならびに有形固定資産における坑井及び建設仮勘定の計上等が、それぞれ増加したことなどによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ30,689百万円増加し、99,861百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ31,058百万円の増加となりました。これは、未払法人税等ならびに支払手形及び買掛金がそれぞれ増加したことなどによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ368百万円の減少となりました。
純資産は、前連結会計年度末に比べ33,843百万円増加し、436,613百万円となりました。これは、利益剰余金及び為替換算調整勘定が増加したことなどによるものであります。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等並びに当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は238百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、前年同期比で生産、販売の実績に著しい変動がありました。
生産の実績については、前連結会計年度においてJACOSの全株式を譲渡したことにより、ビチューメンの生産が無くなりました。また、前連結会計年度においてJAPEX Montney Ltd.が保有するシェールガス鉱区の権益譲渡をしたことにより天然ガスが著しく減少しております。
販売の実績については、「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
(6) 主要な設備
前連結会計年度末における当社の重要な設備の新設等の計画のうち、「採掘井1坑(掘削深度約5,300m)(所在地:新潟県小千谷市。投資予定金額総額:5,900百万円。完成予定年月:2023年2月)」について、会計処理の見直しにより投資予定金額総額を4,100百万円に変更しております。また、作業工程の遅延のため2023年5月中の完成を予定しております。
