【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績の状況
当第3四半期累計期間(2023年1月1日~2023年9月30日)におけるわが国経済は、景気は緩やかに回復している状況で推移いたしました。また、先行きにつきましては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されますが、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっており、また、物価上昇、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があるとされております。
このような環境の中、当第3四半期累計期間の売上高は、445百万円(前年同四半期比51.3%減)に、営業損失は314百万円(前年同四半期は営業損失23百万円)に、経常損失は302百万円(前年同四半期は経常損失10百万円)に、四半期純損失は303百万円(前年同四半期は四半期純利益6百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①基板事業
売上高は359百万円(前年同四半期比54.3%減)となりました。セグメント損失は、256百万円(前年同四半期はセグメント損失32百万円)となりました。
②不動産賃貸事業
売上高は75百万円(前年同四半期比41.0%減)となりました。セグメント損失は、10百万円(前年同四半期はセグメント利益9百万円)となりました。
③その他
その他はSiC加工事業等でありますが、売上高は10百万円となりました。セグメント損失は、47百万円となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末と比べて271百万円減少し、1,260百万円となりました。
流動資産は、現金及び預金、受取手形及び売掛金の減少等により240百万円減少し、228百万円に、固定資産は、有形固定資産の取得の一方、圧縮記帳及び減価償却費の計上等により30百万円減少し、1,031百万円となりました。
負債は、支払手形及び買掛金の減少、借入金の返済等により31百万円減少し、810百万円となりました。
純資産は、新株予約権の行使の一方、四半期純損失の計上等により239百万円減少し、449百万円となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
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