【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、社会経済活動が正常化に向かう中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、景気が持ち直していくことが期待されております。しかしながら、全世界的な情勢への不安感や不透明感がみられる中で、物価の上昇や金融資本市場の変動、供給面での制約等による景気の下振れリスクに十分注意する必要があり、先行きは予断を許さない状況であります。
当社グループにおける、各事業を取り巻く環境も日々変化しており、一般消費動向の影響を受け易い事業も一部あるものの、機動的に必要かつ十分な対策を行うこととしております。
このような中、株主様への還元施策として、休止しておりました株主優待を再開させましたほか、今後の経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行並びに組織再編等を見込み、2023年3月10日~同3月17日の期間におきまして、当社普通株式200,000株(取得総額:200,635,521円)を取得いたしました。また、グローバル基準の映像作品の制作を行うコンテンツスタジオ「TOKYO ROCK STUDIO株式会社」を設立し、グローバルスタンダードな映像制作現場のバックオフィス業務において重要な役割を担う、制作経理業務を開始いたしました。
総合エンターテインメント事業では、事業環境の改善に伴い、大型イベントの開催やライブ・ツアーなどのほか、その他のタレントにつきましても、ドラマや各種番組への出演等、積極的な活動を展開いたしました。
映像制作事業につきましては、既存の番組制作の進捗のほか、特番放送されていた番組がレギュラー化されたことに加え、ドラマ制作や参画した映画製作案件が公開されるなど順調なほか、海外を含めた動画配信プラットフォーム向けの映像制作を行っております。
広告代理店事業につきましても、前期よりインターネット広告事業及びインターネットメディア事業を開始しており、各種継続案件を着実に積み上げることで売上強化に努めております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における業績は、売上収益14,190百万円(前年同四半期比+60.7%)、営業利益1,590百万円(前年同四半期比+22.1%)、税引前四半期利益1,556百万円(前年同四半期比+3.5%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益1,241百万円(前年同四半期比+2.4%)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
<セグメント別概況>
〔総合エンターテインメント事業〕
(ライブ・エンターテインメント部門)
同部門につきましては、株式会社ゼスト及び株式会社ノース・リバー並びに株式会社A.M.Entertainmentが、アーティストやタレント、スポーツ選手などのマネジメントを行っております。当社グループの主要アーティストの主な活動内容は以下のとおりであります。
アーティスト名
実施時期
内容:備考欄
SKE48
1月7日、8日
派生ユニット「プリマステラ」静岡出張公演2days
3月5日
6期生10周年記念ライブ
4月1日~
5月5日
春のチームコンサート2023
4月20日、
5月18日
シャチフレLIVE
5月26日、
6月27日
江籠裕奈 4th Solo Live
5月31日
熊崎晴香 ソロライブ
6月1日
末永桜花 ソロライブ2023
6月15日~
18日
プリマステラ 2023 LIVE
7月3日
31st「好きになっちゃった」リリース。7月11日発表の「オリコン週間シングルランキング」で初登場1位を獲得し、27作連続・通算27作目のシングル1位に。
乃木坂46
2月22日
「11th YEAR BIRTHDAY LIVE DAY1」横浜アリーナ
2月23日
「11th YEAR BIRTHDAY LIVE DAY2〜5期生ライブ〜」横浜アリーナ
2月24日
「11th YEAR BIRTHDAY LIVE DAY3〜4期生ライブ〜」横浜アリーナ
2月25日
「11th YEAR BIRTHDAY LIVE DAY4〜3期生ライブ〜」横浜アリーナ
2月26日
「11th YEAR BIRTHDAY LIVE DAY5〜秋元真夏 卒業コンサート〜」
横浜アリーナ
3月28日
鈴木絢音 卒業セレモニー
3月29日
32nd「人は夢を二度見る」リリース。4月4日発表の「オリコン週間シングルランキング」で初登場1位を獲得し、31作連続・通算31作目のシングル1位に。
4月5日~
4月27日
32nd シングルアンダーライブ
5月17、18日
齋藤飛鳥卒業コンサート(東京ドーム)
7月1日~
開催中
真夏の全国ツアー2023
Novel
bright
1月20日~
2月4日
竹中雄大 口笛コンサート 〜Whistling Sound Vol.1〜
(兵庫、東京)
1月28日
「FUKUOKA MUSIC FES.2023」出演
2月15日~
「ラストシーン」(TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』第2クールOP)
2月20日~
3月15日
NOVELCITY CARNIVAL Vol.3(名古屋、東京、大阪)
2月28日~
3月13日
KICK THE AGE TOUR Vol.2.5(福岡、大阪、名古屋)
3月15日
新曲「嫌嫌」配信リリース
4月9日~
新曲「Cantabile」がNHK Eテレ・アニメ「青のオーケストラ」
オープニングテーマに決定
4月7日~
開催中
Novelbright LIVE TOUR 2023 ~ODYSSEY~
第2四半期で16都市16公演敢行
各種大型イベントやライブ等の開催における観客の声出しが可能になったことから、当社グループに所属するアーティストの活動におきましても、積極的かつ精力的な活動を展開したほか、併せてファン層の購買意欲も向上していることで、各種イベントにおけるグッズ売上やDVD等の原盤収入も想定を上回っており、業績の積み上げに寄与しております。
上記以外の「et-アンド-」や「若月佑美」、「小栗有以」、「生駒里奈」、「古畑奈和」、「まるり」などの所属アーティストやタレントにつきましても、ドラマや各種イベント、情報番組への出演のほか、アニメや企業とのタイアップなど、様々な場面において活躍の場を増やしております。
(デジタル・コンテンツ部門)
同部門につきましては、アイドルとの恋愛疑似体験ができる恋愛シミュレーションアプリとして、2023年4月でリリースから7周年を迎えた乃木坂46公式の「乃木恋」や、2020年11月の発表より順調にダウンロード数を伸ばしている日向坂46公式の「ひなこい」など、スマートフォン向けのゲームアプリの企画・管理・運営やプロモーションに関わる支援を継続して行っております。
以上の結果、総合エンターテインメント事業の業績は、売上収益5,916百万円(前年同四半期比+14.6%)、セグメント利益1,690百万円(前年同四半期比+19.6%)となりました。
〔映像制作事業〕
同事業につきましては、株式会社UNITED PRODUCTIONSが既存の人気バラエティ番組や、所属アーティストのMVの制作案件のほか、ドラマ制作、映画製作委員会への出資及び製作を行っております。映像制作における、主な成果(レギュラー化やドラマ、映画製作等)は以下のとおりであります。
分類
放送・公開
開始日等
番組名(補足)
バラエティ
2023年内
配信予定
「トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~(Netflix)」のシーズン2の制作が決定
4月11日~
TBSテレビ「再現できたら100万円!THE神業チャレンジ」が特番を経て、レギュラー番組に昇格
4月16日
「運搬千鳥 それ、どうやって運ぶんじゃ?」(特番)
5月13日、
27日
「理系応援バラエティ 実験ジャパン」(特番)
5月20日
「企業満足度調査員 忌憚ナク蔵&ナク美」(特番)
6月10日
「オドオド×ハラハラ」(特番)
7月22、23日
「千鳥の鬼レンチャン(フジテレビ)」をメインにしたフジテレビ特番
「FNS27時間テレビ」を放送
ドラマ
2月10日~
Hulu「社畜OLちえ丸日記」
3月28日~
TBSドラマストリーム「私がヒモを飼うなんて」
4月14日~
NTTドコモ「Lemino」のオリジナルドラマ「アクトレス」
7月11日~
TBSドラマ「18/40(エイティーン/フォーティー)~ふたりなら夢も恋も~」
映画
6月9日~
横尾初喜監督の最新作、オール長崎ロケーション映画「こん、こん。」
6月23日~
企画・製作として、人気コミック作品の「君は放課後インソムニア」を原作とした同名映画化作品に携わる。全国136館で上映
その他にも、既存のバラエティ番組をはじめ、継続的に特番を多数制作しており、積極的に受注を獲得いたしまして、着実に実績を積み上げております。
株式会社TechCarryで展開しております、番組制作等でプロの技術者が使用する機材レンタル事業や編集作業を行うポスプロ事業につきましては、事業規模の拡大に必要な機材について、一定の商材確保が完了しており、実績の積み上げを図っております。
制作スタッフの派遣事業につきましては、派遣先である映像制作会社の状況に伴って、派遣の受け入れの変動はあるものの、引き続き順調に推移しております。
以上の結果、映像制作事業の業績は、売上収益3,208百万円(前年同四半期比+19.9%)、セグメント利益134百万円(前年同四半期比△23.7%)となりました。
〔広告代理店事業〕
株式会社FA Projectにて展開するデジタル広告事業では、インターネット広告事業及びインターネットメディア事業を展開しており、男性用脱毛サロンやフィットネスジム、ゴルフレッスンスクール等の顧客獲得の実績を積み上げており、クライアントの要望に基づく広告案件を、YouTube等の動画配信プラットフォームを中心としたSNS媒体向けに制作するほか、アフィリエイト広告等の戦略的な広告展開を図っております。
広告代理店部門につきましては、主に株式会社allfuz(以下「AF」という。)におきまして、特に株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが展開しているセブンネットショッピングにおいて、年間を通して様々な取り組みを実施しております。広告代理店における、当第2四半期連結累計期間までに実績となった同社との主な実施案件は以下のとおりであります。
EC販売開始日
案件名
2022年6月1日~
go!go!vanillas オフィシャルグッズ販売
2022年11月10日~
Dragon Ash 25周年記念 オリジナルグッズ販売
2022年11月30日~
5ビースト オフィシャルアイテム販売 / フォロー&リツイート キャンペーン
2022年12月7日~
UNICORNデビュー35周年記念ギフト UNICORN×八天堂 記念セット
2022年12月12日~
UNICORNデビュー35周年記念ギフト UNICORN×酔心 鳳凰醉心 窮極の大吟醸
2023年1月13日~
Live the SPEEDSTAR オリジナルグッズ販売
2023年1月25日~
ゆず オリジナルグッズ販売
2023年2月10日~
Dragon Ashドラマー 桜井誠プロデュース桜井食堂ダブルペッパーポークカレー
※販売開始時期を問わず、当第2四半期連結累計期間の積み上げ案件を列挙しております。
※広告代理店部門におきましては、相手先企業との契約上の兼ね合いから開示できる案件名は少なく、上記実績はその一
部となります。
また、AFが乃木坂46公式ライバルグループの立ち上げプロジェクトに資本参画しております。6月15日にアイドルグループ「僕が見たかった青空」がお披露目されておりますが、引き続き、広告代理店として本プロジェクトにおけるマーチャンダイジングの部分で活動をサポートしてまいります。
上記のほか、有名スポーツ選手を起用したテレビCMに関する案件、スポーツ競技や各種イベント、著名アーティストの協賛に関わる業務、行政機関や各企業、学校法人等からの依頼案件において実績を積み上げております。
以上の結果、広告代理店事業の業績は、売上収益5,015百万円(前年同四半期比+518.1%)、セグメント利益132百万円(前年同四半期はセグメント損失4百万円)となりました。
〔その他事業〕
同事業につきましては、当社において不動産賃貸事業を展開しております。
以上の結果、その他事業の業績は、昨年9月末に運送事業の全株式を譲渡したことにより、売上収益50百万円(前年同四半期比△71.7%)、セグメント利益11百万円(前年同四半期比△67.8%)となりました。
(2)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末に比べて1,757百万円増の28,179百万円となりました。これは主として現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権が増加したことによるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べて872百万円増の9,299百万円となりました。これは主として営業債務及びその他の債務、社債及び借入金が増加したことによるものであります。
資本につきましては、前連結会計年度末に比べて885百万円増の18,879百万円となりました。これは主として自己株式の取得により減少した一方で、親会社の所有者に帰属する四半期利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ921百万円増加し5,460百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、498百万円の資金の増加(前年同四半期比△48.1%)となりました。これは主として持分法による投資利益の計上に加え、営業債権及びその他の債権の増加により資金が減少した一方で、税引前四半期利益に加え、営業債務及びその他の債務の増加により資金が増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、828百万円の資金の増加(前年同四半期比△52.5%)となりました。これは主として利息及び配当金の受取により資金が増加したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、405百万円の資金の減少(前年同四半期は1,796百万円の資金の減少)となりました。これは主として自己株式の取得、リース負債の返済によるものであります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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