【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 財政状態及び経営成績の状況 当第2四半期連結会計期間末のお客さま数は、ガス・LPG・電気の合計で前年同四半期末と比べて6万7千件増加し296万3千件となった。ガスのお客さま数は、同8千件増加し175万1千件となった。LPGのお客さま数は、同7千件増加し61万2千件となった。電気のお客さま数は、同5万3千件増加し60万件となった。 当第2四半期連結累計期間のガス販売量は、前年同四半期と比べて3.6%減少し16億3百万㎥となった。用途別では、家庭用は、気温が高めに推移した影響等により同6.8%の減少となった。業務用等は、お客さま先設備の稼働が前年同四半期を下回ったことにより、同3.1%の減少となった。LPGの販売量は同3.7%減少し20万6千トン、電気の販売量は同11.9%増加し12億4千4百万kWhとなった。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期と比べて19億3千7百万円減少し3,009億6百万円となった。売上原価は、同219億4千万円減少し2,109億2千4百万円となった。供給販売費及び一般管理費は、前年同四半期並みの611億6千2百万円となった。これらの結果、経常利益は前年同四半期と比べて221億6百万円増加し319億9百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は同177億6百万円増加し245億9千7百万円となった。
当第2四半期連結累計期間は、ガス販売量の減少があったものの、原料費調整制度による原材料費と売上高の期ずれ差益の影響などにより、前年同四半期と比べて増益となった。
セグメントの業績を示すと、次のとおりである。
①ガスお客さま数は、前年同四半期末と比べて8千件増加し175万1千件となった。販売量は、前年同四半期と比べて3.6%減少し16億3百万㎥となった。売上高は、前年同四半期比97億5千3百万円増の1,999億4千7百万円となった。セグメント利益は、同128億2千8百万円増の261億7百万円となった。
②LPG・その他エネルギーお客さま数は、前年同四半期末と比べて7千件増加し61万2千件、販売量は、前年同四半期と比べて3.7%減少し20万6千トンとなった。売上高は、前年同四半期比62億6千万円減の444億9千4百万円となった。セグメント利益は、同16億8千2百万円増の5億2千9百万円となった。
③電気お客さま数は、前年同四半期末と比べて5万3千件増加し60万件、販売量は、前年同四半期と比べて11.9%増加し12億4千4百万kWhとなった。売上高は、前年同四半期比74億2百万円減の435億5千8百万円となった。セグメント損益は、同51億7千万円増の12億3千万円の損失となった。
④その他売上高は、前年同四半期比26億9千7百万円増の255億3千4百万円となった。セグメント利益は、同6億2百万円増の25億7千9百万円となった。
総資産は、前期末比175億6千4百万円の増加となった。これは、投資有価証券が増加したことなどによる。 負債は、前期末比220億4千6百万円の減少となった。これは、有利子負債を削減したことなどによる。 純資産は、前期末比396億1千万円の増加となった。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益を245億9千7百 万円計上したことなどによる。 これらの結果、自己資本比率は前期末の58.0%から62.2%となった。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は次のとおりである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益や減価償却費の計上などにより、391億1千9百万円の収入となった。前年同四半期比では、341億2千5百万円の収入の増加となった。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、設備投資をはじめとして145億8千7百万円の支出となった。前年同四半期比では、92億5千8百万円の支出の減少となった。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の削減などにより、134億6千4百万円の支出となった。前年同四半期比では、422億9千6百万円の支出の増加となった。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の残高は457億1千万円となった。
(3) 研究開発活動 当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は、6億8千9百万円である。
(4) 主要な設備当第2四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な異動はない。なお、前連結会計年度末において計画中であった輸送幹線(南部幹線・知多~半田間)は2023年6月に完成した。
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