【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日時点において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における国内経済は、新型コロナウイルス感染症に対する感染症法上の分類移行に伴い経済活動の正常化が進む一方で、ウクライナ情勢の長期化による原材料価格の高騰や金融資本市場の変動等、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
こうした中、当社企業グループでは、首都圏及び国内主要都市におきまして、不動産活用における建設から不動産賃貸及び売買の仲介、不動産管理までワンストップのサービス提供とともに、関連する各事業間での連携を図りながら、お客様とともに安定的かつ持続的な成長及び事業展開を目指してまいりました。
安定収益基盤となります不動産管理物件数は、2023年6月末現在、アパート・マンション管理戸数146,956戸、月極駐車場台数98,688台、時間貸駐車場「ナビパーク」の運営は52,816台、企業の社宅管理代行業におきましては住宅105,569戸、駐車場13,730台(受託企業数452社)を受託、これに分譲マンション管理戸数4,044戸、24時間緊急対応サービス「アクセス24」受託戸数632,009戸を加えますと、住宅888,578戸、駐車場165,234台となり、ビル・施設管理件数は2,594件となっております。
不動産営業店舗「ピタットハウス」は、2023年6月末現在で全国643店舗のネットワーク(スターツグループ店116店舗、ネットワーク店527店舗)となっております。また、高齢者支援・保育施設につきましては、2023年6月末現在121事業所を運営しており、首都圏及び東海エリアにおきまして6事業所の開設を準備しております。
海外の事業展開におきましては、2023年6月末現在で世界21カ国、34都市(国と地域を含む)において、海外進出を図る日本企業のオフィスや駐在員の社宅の仲介、投資用不動産や工場等の売買仲介、レンタルオフィス・サービスアパートメント・ホテルの運営等、各国のニーズに合わせたサービスの提供を行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績は、建設事業におきましては概ね予定どおり工事は進捗し、賃貸仲介事業及び不動産管理事業におきましては管理物件数の増加に伴う仲介手数料、管理手数料収入が増加、売買仲介事業におきましても取扱高が堅調に推移いたしました。出版事業におきましては「鬼の花嫁」シリーズを始め、引き続き書籍や電子書籍の販売が好調に推移し、「オズのプレミアム予約」につきましても新型コロナウイルス感染症に対する感染症法上の分類移行により利用者数が回復いたしました。ホテル・レジャー事業におきましても同様に、レジャー需要が回復してまいりました結果、売上高は515億10百万円(前年同期比9.9%増加)、営業利益は61億28百万円(前年同期比17.8%増加)、経常利益73億60百万円(前年同期比10.9%増加)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は48億59百万円(前年同期比5.6%増加)となりました。
当社グループ図及びセグメントの業績は次のとおりであります。
■スターツ海外ネットワーク/21ヵ国(※)34都市
(※)国と地域を含む
①建設事業
建設事業におきましては、資産運用及び資産継承のコンサルティングとして創業から変わらぬ地域密着営業を行っており、賃貸住宅をはじめ商業ビル・ホテル・高齢者支援施設・保育施設・物流倉庫などグループの総合力を活かした豊富なコンテンツによる土地有効活用の提案を行っております。
社会インフラとして普及に注力しております『免震構造の建物』におきましては、地域特性を踏まえ『土地・所有者・入居者』すべてに最適な土地活用を提案してまいりました結果、累計受注棟数は2023年6月末現在では605棟となりました。
また、既存建造物のリファイン建築や免震化にも取り組んでおり、当社グループが手掛けた「弘前れんが倉庫美術館」(青森県弘前市)が公益社団法人ロングライフビル推進協会主催の第32回BELCA賞においてベストリフォーム部門を受賞いたしました。
当第1四半期連結累計期間の業績は、工事が順調に進捗いたしましたが、建築資材価格の高騰及び労務費が上昇いたしました結果、売上高156億99百万円(前年同期比9.7%増)、営業利益9億82百万円(前年同期比30.6%減)、受注残高は1,171億円(前期比4.5%減)となりました。
②賃貸仲介事業
賃貸仲介事業におきましては、管理物件数の増加に伴い、仲介手数料及び更新手数料が堅調に推移いたしました。また、地域密着営業による法人提携の拡大にも注力してまいりました結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高16億64百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益3億10百万円(前年同期比8.9%減)となりました。
③売買仲介事業
売買仲介事業におきましては、地域密着営業による事業用資産のコンサルティングや募集管理と合わせた購入・買換えの提案を推進するとともに、従来より注力しておりますグループ各社と連携したCRE(企業不動産)ソリューションの提案で法人との関係構築に努めてまいりました結果、仲介手数料及び取扱高は堅調に推移いたしました。当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高19億82百万円(前年同期比36.4%増)、営業利益7億57百万円(前年同期比112.3%増)となりました。
④不動産管理事業
不動産管理事業におきましては、管理物件数の増加に伴い、管理手数料売上及びメンテナンス売上が堅調に推移するとともに、時間貸駐車場「ナビパーク」の利用回復により賃貸事業売上も増加いたしました結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高216億67百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益29億45百万円(前年同期比12.1%増)となりました。
⑤分譲不動産事業
分譲不動産事業におきましては、「スターツプロシード投資法人」へ賃貸住宅1棟の譲渡、分譲マンション「アルファグランデ成田八番街」(千葉県成田市)等の販売により、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高8億93百万円(前年同期比28.4%減)、営業利益10百万円(前年同期営業損失46百万円)となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間における契約残高は、既に販売が完了しております「アルファグランデ日暮里」(東京都荒川区:総戸数44戸)等、48戸25億43百万円となりました。
⑥出版事業
出版事業におきましては、会員数400万人超を有する女性向けウェブサイト「オズモール」の成功報酬型送客サービス「オズのプレミアム予約」が経済活動の正常化に伴い利用者数を伸ばしており、コロナ禍前である2019年第1四半期の利用者数を超えてまいりました。また、読者ニーズに沿った商品展開、映像化展開などの販促施策により「スターツ出版文庫」をはじめとした書籍・電子書籍及び電子コミックの販売も順調に推移しております。
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高19億51百万円(前年同期比48.1%増)、営業利益5億93百万円(前年同期比186.1%増)となりました。
⑦ホテル・レジャー事業
ホテル・レジャー事業におきましては、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類となるなど社会活動の正常化が進み、国内レジャー需要が好調に推移したしました結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高27億47百万円(前年同期比64.7%増)、営業利益1億99百万円(前年同期営業損失97百万円)となりました。
⑧高齢者支援・保育事業
高齢者支援・保育事業におきましては、既存事業所に加え前期開設した5事業所の稼働が堅調に推移いたしましたが、物価・光熱費価格の上昇や人材採用・育成活動にも積極的に取り組みました結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高28億34百万円(前年同期比4.8%増)、営業利益1億16百万円(前年同期比15.7%減)となりました。
⑨コンサルティング事業
コンサルティング事業におきましては、スターツプロシード投資法人の運用委託に係る報酬、少額短期保険契約件数が堅調に推移しております。
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高18億81百万円(前年同期比14.5%増)、営業利益3億39百万円(前年同期比16.5%増)となりました。
⑩物販・文化事業
物販・文化事業におきましては、カードキーシステム「シャーロック」シリーズの製造・販売、美術館の運営を行っております。当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高1億88百万円(前年同期比7.2%増)、営業利益27百万円(前年同期比212.0%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べて24億67百万円の資金を使用し、760億17百万円の残高となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益73億31百万円、減価償却費13億79百万円等の資金獲得の一方で、建設工事等の仕入債務の減少31億62百万円、販売用不動産の仕入等による棚卸資産の増加16億67百万円や法人税等の支払51億2百万円により14億18百万円の資金を使用(前年同四半期は16億99百万円の資金を獲得)いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、「北8西1地区第一種市街地再開発事業」の建設及び賃貸不動産等の取得等により72億93百万円の資金を使用(前年同四半期は20億79百万円の資金を使用)いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、剰余金の配当23億96百万円の一方で、「北8西1地区第一種市街地再開発事業」資金及び運転資金等の銀行借入により59億3百万円の資金を獲得(前年同四半期は55億17百万円の資金を獲得)いたしました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)資産、負債、純資産に関する分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産額は2,950億65百万円となり、前連結会計年度末と比較し19億64百万円増加いたしました。これは、主に仕掛販売用不動産が増加したことによるものであります。
負債総額は1,474億93百万円となり、前連結会計年度末と比較し5億20百万円減少いたしました。これは、主に買掛金及び工事未払金の減少によるものであります。
純資産額は1,475億71百万円となり、前連結会計年度末と比較し24億84百万円増加いたしました。これは、主に利益剰余金の増加によるものであります。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
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