【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当第2四半期連結累計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。文中の分析に関する事項は、当第2四半期連結会計期間末現在における当社経営者の認識に基づいております。
(1) 経営成績の状況当第2四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年9月30日、以下「当第2四半期」という)におけるわが国の経済は、5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが引き下げられ、個人消費や設備投資の回復基調を受けて景気は緩やかに持ち直しの動きがみられましたが、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しする懸念があるほか、円安の長期化や物価の高騰などにより、景気の先行きは不透明な状況が続いております。当カラオケ業界におきましては、主力市場であるナイト市場・カラオケボックス市場を中心に、全体として回復傾向で推移いたしました。このようななか、各事業におきまして諸施策を実施した結果、当第2四半期の業績は、売上高は第2四半期として過去最高となる71,256百万円(前年同期比17.4%増)となり、営業利益は9,377百万円(同71.5%増)、経常利益は9,758百万円(同69.0%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、前年同期にあった助成金収入2,868百万円が当第2四半期では剥落したことにより、6,576百万円(同9.8%増)となりました。
(百万円)
前第2四半期累計
当第2四半期累計
対前期増減
増減率
売 上 高
60,671
71,256
10,584
17.4%
営 業 利 益
5,469
9,377
3,908
71.5%
経 常 利 益
5,773
9,758
3,985
69.0%
親会社株主に帰属する四半期純利益
5,990
6,576
585
9.8%
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(業務用カラオケ)当事業におきましては、事業環境の改善を背景に、機器賃貸件数の拡大とコロナ禍の影響により減速していた旧機種から新機種への入替えを推進することにより、安定的収益基盤の強化に努めるとともに、ライブ映像・アニメ映像・ミュージックビデオなどの映像コンテンツをさらに充実させることにより、カラオケDAMの商品力強化を図りました。このようななか、4月にはフラッグシップモデルの後継機種である「LIVE DAM AiR(ライブダムアイアール)」を発売いたしました。マイクを通して声による楽曲予約やリモコン操作を可能にした「Aiアシスタント」機能を拡充し、英語・中国語・韓国語の発話にも対応したほか、実在のライブ会場の音響特性を再現する「ライブサウンド」機能に、数千人の大合唱やコール&レスポンスを演出する「エキサイトライブホール」を追加するなど、うたう楽しさをさらに追求した機能が好評をいただき、発売以降、計画を上回る出荷状況となりました。また、エルダー市場においては、コロナ禍においてかなわなかった介護施設等への訪問営業が一部で可能となるなど事業環境が改善するなか、オンラインイベントを定期的に開催するなどウェブの活用にも注力し、稼働台数の増加に努めました。以上の結果、新商品の好調な出荷とともに、機器賃貸件数及びDAM稼働台数が堅調に増加したことにより、売上高は前年同期比6.2%の増収となり、営業利益は機器賃貸に係る原価や販管費の増加などの影響により、前年同期比7.0%の減益となりました。
(百万円)
前第2四半期累計
当第2四半期累計
対前期増減
増減率
売 上 高
28,716
30,483
1,766
6.2%
営 業 利 益
7,472
6,947
△525
△7.0%
(カラオケ・飲食店舗)当事業におきましては、カラオケ3店舗、飲食5店舗の出店を行い、カラオケ2店舗と、飲食複合業態の統合及び業態変更を行ったことによる9店舗が閉店となりましたことにより、当第2四半期末の店舗数はカラオケ509店舗、飲食167店舗となりました。5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが引き下げられたことなどにより、店舗の集客は期初から回復傾向で推移し、当第2四半期の既存店売上高はコロナ禍以前に比べカラオケ店舗で約10%減、飲食店舗で約10%増の水準まで回復し、前年同期比ではカラオケ店舗で約30%増、飲食店舗で約40%増となりました。このようななか、9月に35周年を迎えたビッグエコー店舗においては、「優里」や「ももいろクローバーZ」といったアーティストとのコラボレーションのほか、取引先企業の主力ブランドでカラオケルーム内を装飾した「グッドカンパニールーム」や「ビッグエコーカラオケグランプリ」など、35周年を盛り上げる様々な施策を通じて、カラオケから足が遠のいていたお客様の呼び戻しを図るとともに、最上位機種である「LIVE DAM AiR(ライブダムアイアール)」の早期導入やビッグエコーアプリへデンモクアプリ起動機能を搭載するなど、顧客満足度向上に努めました。また、飲食店舗においてはコールセンター機能の拡充を行い宴会予約の獲得を強化したほか、ダーツ業態3店舗を出店するなど、幅広く集客の獲得を推進しました。以上の結果、売上高は前年同期比35.2%の増収となり、2,680百万円の営業利益となりました。
(百万円)
前第2四半期累計
当第2四半期累計
対前期増減
増減率
売 上 高
22,702
30,685
7,983
35.2%
営 業 利 益
△1,671
2,680
4,352
-
(音楽ソフト)当事業におきましては、イベント・コンサート等が再開され、音楽業界にも活気が戻りつつあるなかで、CD・DVD等の商品販売及びテレビ番組制作事業がほぼ計画水準で推移いたしました。以上の結果、売上高は前年同期比1.6%の減収となり、営業利益は前年同期比58.0%の増益となりました。
(百万円)
前第2四半期累計
当第2四半期累計
対前期増減
増減率
売 上 高
3,221
3,169
△51
△1.6%
営 業 利 益
98
156
57
58.0%
(その他)当事業におきましては、新たな収益の柱とするべく「ザ・パーク」ブランドで展開するパーキング事業が堅調に推移し、当第2四半期末時点で2,300施設、28,000車室を超える規模に拡大いたしました。また、土地オーナー様に向けたテレビCMなどを通じて「ザ・パーク」ブランドの認知拡大に努めました。以上の結果、売上高はパーキング事業収入の増加などの影響により前年同期比14.7%の増収となり、営業利益は前年同期比0.9%の増益となりました。
(百万円)
前第2四半期累計
当第2四半期累計
対前期増減
増減率
売 上 高
6,030
6,917
886
14.7%
営 業 利 益
788
795
7
0.9%
(2) 財政状態の状況当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ14,403百万円減少し、174,219百万円となりました。増減の主なものとしては、流動資産では現金及び預金が19,613百万円減少し、その他に含まれる前払費用が1,324百万円増加しております。固定資産ではカラオケ賃貸機器が1,785百万円、カラオケルーム及び飲食店舗設備が1,175百万円それぞれ増加しております。負債の部につきましては、前連結会計年度末に比べ12,349百万円減少し、68,358百万円となりました。増減の主なものとしては、流動負債では支払手形及び買掛金が1,374百万円、その他に含まれる未払金が895百万円それぞれ減少しております。固定負債では長期借入金が9,966百万円減少しております。純資産の部につきましては、前連結会計年度末に比べ2,054百万円減少し、105,860百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益による利益剰余金の増加6,576百万円、剰余金の配当による利益剰余金の減少3,111百万円及び自己株式の取得による減少6,000百万円によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ19,613百万円減少し、51,810百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は、税金等調整前四半期純利益が9,631百万円、減価償却実施額が5,830百万円、仕入債務の減少額が1,386百万円、未払金の減少額が644百万円及び法人税等の支払額が2,897百万円等により、前年同四半期連結累計期間に比べ1,920百万円減少し、9,446百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、有形固定資産の取得による支出が7,075百万円、無形固定資産の取得による支出が1,560百万円及び映像使用許諾権の取得による支出が1,003百万円等により、前年同四半期連結累計期間に比べ3,774百万円増加し、9,676百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は、長期借入金の返済による支出が10,421百万円、配当金の支払額が3,112百万円、自己株式の取得による支出が6,000百万円等により、前年同四半期連結累計期間に比べ15,950百万円増加し、19,450百万円となりました。
