【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の第7波・第8波により感染が再拡大したものの、行動制限の緩和により経済活動の正常化が進むなど、回復基調で推移しました。一方、資源・エネルギー価格の高騰、為替相場の大幅な変動、インフレ懸念の高まりなどにより、景気の先行きは依然として不透明な状況が続きました。
当社グループを取り巻く事業環境につきましては、需要動向は総じて回復基調にあるものの、多くの事業分野において部材不足による長納期化や原材料価格高騰の影響を受けました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は713億9百万円(前年同期比3.7%増)、営業利益は17億26百万円(前年同期比16.2%増)、経常利益は18億6百万円(前年同期比15.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億87百万円(前年同期比16.3%増)となりました。
セグメント別の経営成績は以下のとおりであります。
(電機関連事業)
生産設備分野、建築設備分野において、部材不足等による納期の長期化が広範囲にわたり継続しております。半導体市場では設備投資に抑制の動きがあるものの需要は底堅く、また、建築設備分野の需要は旺盛な状況が続いており、FA機器製品、レーザ加工機などの販売が順調に推移しました。
以上の結果、売上高は188億円(前年同期比14.0%増)、セグメント利益は9億80百万円(前年同期比54.8%増)となりました。
(機械関連事業)
農業施設分野、産業機械分野における省人化投資等の引合いは増加しており、農業施設案件などの受注・受渡しは順調に進んだものの、設備資材不足等の影響により大型物件の受渡しが少なく、収益面は低調に推移しました。
以上の結果、売上高は40億17百万円(前年同期比34.1%減)、セグメント損失1億2百万円(前年同期はセグメント利益19百万円)となりました。
(建設・エネルギー関連事業)
建材分野では、建築資材の不足・高騰により首都圏近郊などの建築案件は伸び悩みましたが、北海道新幹線工事におけるセメント、骨材の出荷が引き続き堅調に推移しました。建設機械分野では、コンクリート関連機械に対する需要は回復傾向にあるものの、製品の長納期化の影響を受けました。エネルギー分野では、原油価格高騰による石油製品の販売価格の上昇・高止まりなど、厳しい市場環境が続きました。
以上の結果、売上高は358億32百万円(前年同期比3.7%増)、セグメント利益は4億77百万円(前年同期比15.9%減)となりました。
(海運関連事業)
連結子会社のナラサキスタックス(株)では、コンテナ不足や為替変動の影響を受けましたが、貨物取扱量は総じて回復傾向となり、鋼材や石炭の取扱いが増加しました。さらに、新規貨物の獲得、社内外原価の削減、効率配船等により収益確保に努めました。
以上の結果、売上高は126億58百万円(前年同期比8.9%増)、セグメント利益は3億69百万円(前年同期比39.1%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は539億78百万円となり、前連結会計年度末に比べて57億45百万円の増加となりました。主な要因は、受取手形、売掛金及び契約資産の増加34億40百万円、電子記録債権の増加14億56百万円、商品及び製品の増加3億30百万円であります。
負債は338億55百万円となり、前連結会計年度末に比べて48億36百万円の増加となりました。主な要因は、電子記録債務の増加27億43百万円、支払手形及び買掛金の増加20億35百万円であります。
純資産は201億23百万円となり、前連結会計年度末に比べて9億8百万円の増加となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べて2.5ポイント減少し、36.4%となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
特記すべき事項はありません。
