【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、ロシア、ウクライナ問題、エネルギー価格の高騰、世界規模の物価高などの影響を受けつつも、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行で経済活動が進み、コロナ前の水準にはまだ戻っていないものの底を脱して復調の兆しが見えてきました。当社グループの主要なお客様である、外食産業、宿泊施設及びレジャー産業などでは、円安により訪日旅行への需要も高まっており、インバウンド消費が復調しております。しかしながら一方では、世界的な金融引締めが続く中での金融資本市場の変動や世界規模の物価高等により、引続き予断を許さない状況が続いております。このような状況の中、当社グループは社員の健康と安全を確保しつつ、企業理念である「フードビジネスのトータルサポート」と「お客様満足の創造」を実現すべく、お客様のコロナ禍での新しいニーズ、ご要望に、迅速且つ的確にお応えすべく、生産、物流、設計、施工、営業、サービスの一貫体制を一層強化するとともに、利益率の改善、経費の削減に努め、収益体質を強化してまいりました。こうしたことから、当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は177億8百万円(前年同期比12.2%増)となりました。利益面につきましては、為替差益1億5千万円の計上等により経常利益は9億6千4百万円(前年同期比10.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億2千5百万円(前年同期比5.1%増)となりました。当第2四半期連結会計期間末の財政状態につきましては、総資産は、現金及び預金の増加等により、前連結会計年度末比40億7千3百万円増の398億3百万円となりました。負債につきましては、借入金の増加等により、前連結会計年度末比34億5千1百万円増の190億6千7百万円となりました。純資産は、前連結会計年度末比6億2千2百万円増の207億3千5百万円となりました。なお、当社及び連結子会社の事業は、業務用厨房機器の製造・販売及び保守修理であり、単一のセグメントであります。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ22億6千2百万円増加し、105億3百万円となりました。当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果獲得した資金は20億8千5百万円(前年同期は5億2千4百万円の獲得)となりました。これは主に、仕入債務の増加によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は9億6千4百万円(前年同期は2億4千5百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果獲得した資金は10億2千1百万円(前年同期は5億9千3百万円の使用)となりました。これは主に、新規借入によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、7千6百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 従業員数当第2四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい増減はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
(8) 主要な設備当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画に著しい変更はありません。