【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種の浸透や行動制限の緩和により、感染症との共生経済への流れが進み、国内の人流が増加し、社会経済活動の正常化への歩みが着実に進み、景気の持ち直しが期待されております。しかしながら一方では、日米の金利差拡大を背景とした急激な円安、エネルギー価格・原材料価格の値上げ等で経済を支える消費者のマインドが冷え込んできており、景気回復に向け、予断を許さない状況が続いております。このような状況の中、当社グループは社員の健康と安全を確保しつつ、企業理念である「フードビジネスのトータルサポート」と「お客様満足の創造」を実現すべく、お客様のコロナ禍での新しいニーズ、ご要望に、迅速且つ的確にお応えすべく、生産、物流、設計、施工、営業、サービスの一貫体制を一層強化するとともに、売上原価の上昇に伴う利益率の低下を各種コストダウンにより抑え、収益の確保を進めてまいりました。こうしたことから、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は234億6千7百万円(前年同期比11.3%増)となりました。利益面につきましては、売上高の増加及び為替差益3億7千万円の計上等により経常利益は11億2千4百万円(前年同期比82.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億2百万円(前年同期比94.0%増)となりました。当第3四半期連結会計期間末の財政状態につきまして、総資産は、商品及び製品の増加等により、前連結会計年度末比7億6千3百万円増の351億9千8百万円となりました。負債につきましては、未払法人税等の減少等により、前連結会計年度末比7千3百万円減の152億9千3百万円となりました。純資産は、前連結会計年度末比8億3千7百万円増の199億5百万円となりました。なお、当社及び連結子会社の事業は、業務用厨房機器の製造・販売及び保守修理であり、単一のセグメントであります。
(2) 経営方針・経営戦略等当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1億3千万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 従業員数当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい増減はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
(7) 主要な設備当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画に著しい変更はありません。