【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるビルメンテナンス業界を取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症の第八波は続いているとはいえウイズコロナの経済活動が定着化しつつあり、業績の回復が見られてきています。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻や円安による輸入コスト上昇も相まって物価高騰が急激であること、また、人件費も上昇しつつあり、今後の収益環境への影響はかなり厳しいものが想定されます。
このような状況下、当社グループにおいては、コロナ禍の中で大きな影響を受けていたホテル事業やフランチャイズ事業について、段階的ではありますが回復しつつあります。更に、物流施設関連のメンテナンス業務の受注や、お客様の事業形態の変化による事務所移転・集約に伴う原状回復工事等の受注が、コロナ禍前を上回る状況にあります。不動産事業においては大口の不動産売却が成立し、案件売上は前年同期に及びませんでしたが、事業利益については大きく上回りました。以上の要因から、前年同期と比較して売上高、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が増加いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は25,637百万円(前年同期比6.6%増)、経常利益は1,772百万円(前年同期比12.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,143百万円(前年同期比6.2%増)となりました。
セグメントの概況は、次のとおりであります。
① ビルメンテナンス事業
ビルメンテナンス事業では、コロナ禍が続いているとはいえウイズコロナの経済活動が定着化しつつあり、物流施設関連のメンテナンス業務の受注増、お客様の事業形態の変化による事務所移転・集約に伴う原状回復工事等の受注増、コロナ禍における除菌作業等の受注増、後ろ倒しになっていた業務の取込等により、前年同期と比較して売上高、セグメント利益が増加いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は21,407百万円(前年同期比7.6%増)、セグメント利益は2,598百万円(前年同期比7.4%増)となりました。
② 不動産事業
不動産事業では、不動産の売買、仲介及び保有している不動産の賃貸等を行っております。当第3四半期連結累計期間においても大口の不動産売却が成立し、前年同期の不動産売却と比較して売上規模においては及びませんでしたが、利益面では上回ることとなりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,276百万円(前年同期比4.8%減)、セグメント利益は631百万円(前年同期比17.3%増)となりました。
③ 介護事業
介護事業では、介護施設の運営や介護サービスの提供を行っており、入居者様・ご家族様の立場に立った高いレベルのサービスを提供しております。各施設とも引き続き、コロナ禍の感染予防対策に重点を置きながらの営業活動となっていることから稼働率回復に時間を要しており、前年同期と比較して売上高が減少し、セグメント損失も増加いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は679百万円(前年同期比5.1%減)、セグメント損失は61百万円(前年同期は51百万円のセグメント損失)となりました。
④ フランチャイズ事業
フランチャイズ事業では、サルヴァトーレ・クオモ、やきとり家すみれ、プロント、ミスタードーナツ、ツタヤ、銀座に志かわ等の店舗展開を行っております。コロナ禍が続いてはいますが業績は段階的に回復し、前年同期と比較してセグメント売上が増加しセグメント損失も縮小しましたが、黒字化までには至りませんでした。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は730百万円(前年同期比8.0%増)、セグメント損失は34百万円(前年同期は60百万円のセグメント損失)となりました。
⑤ ホテル事業
ホテル事業では、東京と沖縄で合計3棟のホテルを運営しております。コロナ禍の中で大きな影響を受けていたホテル事業は、ウイズコロナが進む中で段階的に回復していましたが、12月中旬以降は全国旅行支援の利用の浸透等により急速な回復が進んでいます。業績回復により、前年同期と比較して売上高が増加し、セグメント損失が抑えられることとなりましたが、現段階ではその効果の期間が短いため、黒字化には至りませんでした。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は291百万円(前年同期比107.0%増)、セグメント損失は109百万円(前年同期は207百万円のセグメント損失)となりました。
⑥ その他事業
その他事業では、フードコート運営事業、太陽光発電事業、当社の営業活動のネットワークを生かした関連商品の販売事業等を行っております。フードコート運営事業において客足の増加がみられ前年同期と比較して売上高は増加いたしましたが、まずは売上の回復から取り組んだこともあり、セグメント損失を計上することとなりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は252百万円(前年同期比8.0%増)、セグメント損失は20百万円(前年同期は7百万円のセグメント利益)となりました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,288百万円減少し、38,430百万円となりました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産の減少と販売用不動産の減少によるものです。
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,261百万円減少し、19,164百万円となりました。これは主に、借入金の減少によるものです。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ973百万円増加し、19,265百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものです。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
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