【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるビルメンテナンス業界を取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症の第七波が収まりつつあるとはいえ、経済活動が全面的に回復するまでには至っておりません。また、本年2月後半から始まったロシアによるウクライナ侵攻が長期化しており、その影響が資源価格の高騰にも繋がっております。各国の為替相場も、円安を含めて不安定化しており、事業環境は引き続き不透明な状況にあります。
このような状況下、当社グループにおいても、特にホテル事業やフランチャイズ事業については大きな影響を受けることを前提に事業展開を進めておりますが、それぞれ徐々に回復の兆しが見えつつあります。また、物流施設関連のメンテナンス業務の受注や、お客様の事業形態の変化による事務所移転・集約に伴う原状回復工事等の受注等が、コロナ禍前を上回る状況にあります。不動産事業においては大口の不動産売却が成立し、案件売上は前年同期に及びませんでしたが、事業利益については大きく上回りました。以上の要因から、前年同期と比較して売上高、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が増加いたしました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は17,620百万円(前年同期比8.2%増)、経常利益は1,466百万円(前年同期比46.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は940百万円(前年同期比36.8%増)となりました。
セグメントの概況は、次のとおりであります。
① ビルメンテナンス事業
ビルメンテナンス事業では、コロナ禍による経済活動停滞の影響はありますが、物流施設関連のメンテナンス業務の受注増、お客様の事業形態の変化による事務所移転・集約に伴う原状回復工事等の受注増等、コロナ禍における除菌作業等の受注増、後ろ倒しになっていた業務の取込等により、前年同期と比較して売上高、セグメント利益が増加いたしました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は14,202百万円(前年同期比9.9%増)、セグメント利益は1,815百万円(前年同期比20.1%増)となりました。
② 不動産事業
不動産事業では、不動産の売買、仲介及び保有している不動産の賃貸等を行っております。当第2四半期連結累計期間においても大口の不動産売却が成立し、前年同期の不動産売却と比較して売上規模においては及びませんでしたが、利益面では上回ることとなりました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は2,173百万円(前年同期比2.2%減)、セグメント利益は619百万円(前年同期比36.0%増)となりました。
③ 介護事業
介護事業では、介護施設の運営や介護サービスの提供を行っており、入居者様・ご家族様の立場に立った高いレベルのサービスを提供しております。各施設とも引き続き、コロナ禍の感染予防対策に重点を置きながらの営業活動となっていることから稼働率回復に時間を要しており、前年同期と比較して売上高が減少し、セグメント損失も増加いたしました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は446百万円(前年同期比7.8%減)、セグメント損失は41百万円(前年同期は40百万円のセグメント損失)となりました。
④ フランチャイズ事業
フランチャイズ事業では、サルヴァトーレ・クオモ、やきとり家すみれ、プロント、ミスタードーナツ、ツタヤ、銀座に志かわ等の店舗展開を行っております。コロナ禍のピーク時よりは客足の戻りつつある店舗もあり、前年同期と比較して売上が増加しましたが、全面回復には至っておりません。そのような中、環境の変化からテイクアウト・デリバリーのニーズが増加し、売上形態を柔軟に変化させながら収支改善を図っており、セグメント損失についても抑えられました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は458百万円(前年同期比10.2%増)、セグメント損失は32百万円(前年同期は55百万円のセグメント損失)となりました。
⑤ ホテル事業
ホテル事業では、東京と沖縄で合計3棟のホテルを運営しております。新型コロナウイルス感染症の第七波が収まりつつあるとはいえ、ホテル宿泊者数の回復には時間を要しております。感染防止策を徹底し、安全で衛生的な宿泊環境を提供するという地道な努力を重ねることで前年同期と比較して売上高が増加し、セグメント損失が抑えられることとなりました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は170百万円(前年同期比106.3%増)、セグメント損失は93百万円(前年同期は146百万円のセグメント損失)となりました。
⑥ その他事業
その他事業では、フードコート運営事業、太陽光発電事業、当社の営業活動のネットワークを生かした関連商品の販売事業等を行っております。フードコート運営事業において客足の増加がみられ前年同期と比較して売上高は増加いたしましたが、まずは売上の回復から取り組んだこともあり、セグメント損失を計上することとなりました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は168百万円(前年同期比9.7%増)、セグメント損失は14百万円(前年同期は16百万円のセグメント利益)となりました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,704百万円減少し、38,014百万円となりました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産の減少及び販売用不動産の減少によるものです。
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,479百万円減少し、18,946百万円となりました。これは主に、借入金の減少によるものです。
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ774百万円増加し、19,067百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ595百万円増加し6,911百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は2,061百万円(前年同期は1,395百万円の資金の使用)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益1,461百万円と売上債権の減少額725百万円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は0百万円(前年同期は359百万円の資金の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得支出122百万円及び貸付金の回収による収入151百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は2,301百万円(前年同期は1,408百万円の資金の獲得)となりました。これは主に、借入金の純減少額2,139百万円によるものです。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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