【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。また、文中の事業区分別売上高は、外部顧客への売上高を、事業セグメントの売上高は、セグメント間の内部振替高を含んだ売上高をそれぞれ記載し、セグメント損益は、営業損益をベースとしております。
(1) 財政状態の状況当第2四半期連結会計期間末の資産につきましては、PUBFUNの共同新設分割によるのれんの計上や季節的変動要因による売掛金及び棚卸資産が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ104万円増加し、15,837百万円となりました。負債につきましては、季節的変動要因による仕入債務等の増加や返金負債の増加等があったものの、有利子負債の返済や賞与引当金による減少で82百万円減少し、6,416百万円となりました。純資産につきましては、配当金の支払いによる減少があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や非支配株主持分の計上等により187百万円増加し、9,421百万円となりました。自己資本は9,265百万円となり、自己資本比率は58.5%と前連結会計年度末(58.7%)と比べ0.2ポイント減となりました。
(2) 経営成績の状況
① 事業全体の状況当第2四半期連結累計期間につきましては、前期にあった電子書店の大型キャンペーン等の反動により電子出版の販売が減少したことに加え、音楽アーティスト関連の大型ムック本の反動、巣ごもり需要の一巡による書籍の出荷減少等があったものの、イカロス出版の業績を取り込んだことによる売上の増加等により、コンテンツ事業の売上高は前年同期(5,786百万円)に比べ1.8%増加し、5,889百万円となりました。プラットフォーム事業につきましては、コンテンツホルダーとの協業による電子コミックプラットフォーム事業が好調に推移したことに加え、当期首に新設した株式会社PUBFUNにおいて、㈱メディアドゥとの協業が開始されたことで、売上高が前期(1,195百万円)に比べ13.6%増加し、1,358百万円となりました。これらの結果、売上高は前年同期(6,982百万円)に比べ3.8%(264百万円)増加し、7,247百万円となりました。営業利益につきましては、増収も収益性の低下に加えて販売管理費が増加したことにより、前年同期(516百万円)に比べ336百万円減少し、179百万円となりました。経常利益につきましては、前年同期(551百万円)に比べ338百万円減少し、213百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、前期にイカロス出版の子会社化に伴う負ののれんの発生により187百万円の特別利益を計上していた反動もあり、前年同期(603百万円)に比べ456百万円減少し、147百万円となりました。
② セグメント情報に記載された区分ごとの状況a.ITITセグメントの売上高につきましては、前期にあった電子書店の大型キャンペーン等の反動やテレワーク需要等の一巡で電子出版及び書籍の販売が減少したことにより、出版・電子出版は前年同期(1,390百万円)に比べ6.1%減少し1,305百万円となりました。また、デジタル総合ニュースサービス「Impress Watch」(www.watch.impress.co.jp/)において、巣ごもり需要の一巡によるPVの減少や不透明な景気動向が影響したことで広告収入が減少し、ネットメディア・サービスは前年同期(784百万円)に比べ4.5%減少し748百万円となりました。加えて、ターゲットメディアは、イベント収入が好調に推移したことにより、前年同期(520百万円)に比べ13.8%増加し591百万円となりました。ソリューション事業においては、国内受託案件の減少等により、前年同期(217百万円)に比べ18.5%減少し177百万円となりました。これらの結果、コンテンツ事業の売上高は前年同期(2,912百万円)に比べ3.1%減少し、2,823百万円となりました。また、プラットフォーム事業につきましては、パートナー出版社の電子出版及び書籍の販売が前年同期と同水準で推移し、売上高は前年同期(131百万円)に比べ0.7%減少し130百万円となりました。以上により、「IT」の売上高は、前年同期(3,061百万円)比2.9%減の2,970百万円となりました。セグメント利益は、減収と収益性の低下に加えて販売管理費が増加したことにより、前年同期(566百万円)と比べ106百万円減少し、459百万円となりました。
b.音楽音楽セグメントの売上高につきましては、書籍が刊行点数の増加等により増収したものの、前期の音楽アーティスト関連の大型ムック本の反動による減少を補いきれず、コンテンツ事業の売上高は前年同期(786百万円)に比べ15.9%減少し、661百万円となりました。また、プラットフォーム事業につきましては、楽器マーケットプレイス「デジマート」(https://www. digimart.net/)における楽器店からの決済サービス収入が増加したものの、パートナー出版社の出版物の販売が減少したことにより、売上高は前期(236百万円)に比べ0.7%減少し、235百万円となりました。以上により、「音楽」の売上高は、前年同期(1,029百万円)比12.7%減の899百万円となりました。セグメント利益は、大幅な減収と収益性の低下により、前年同期(59百万円の利益)と比べ132百万円利益が減少し、72百万円の損失となりました。
c.デザイン デザインセグメントの売上高につきましては、電子出版の販売が好調に推移したことに加え、季節商品のカレンダーが刊行点数の増加により増収となったものの、書籍レーベル「立東舎」を音楽セグメントへ移管したことにより、コンテンツ事業は減収となりました。以上により、「デザイン」の売上高は、前年同期(531百万円)比9.0%減の483百万円となりました。セグメント利益では、減収と収益性の低下により、前年同期(8百万円の利益)と比べ利益が51百万円減少し、43百万円の損失となりました。
d.山岳・自然山岳・自然セグメントの売上高につきましては、前期の電子書店の大型キャンペーンと前期の書籍やムック本の大型刊行による反動等により、コンテンツ事業は減収となりました。以上により、「山岳・自然」の売上高は、前年同期(992百万円)比13.2%減の861百万円となりました。セグメント利益では、収益性が改善したものの、減収に加えて販売管理費が増加したことにより、前年同期(73百万円)と比べ46百万円利益が減少し、26百万円となりました。
e.航空・鉄道航空・鉄道セグメントの売上高につきましては、パートワーク受託案件の減収があったものの、書籍の出荷増に加え、イカロス出版の業績を取り込んだことにより、コンテンツ事業は大幅な増収となりました。以上により、「航空・鉄道」の売上高は、前年同期(188百万円)比239.9%増の640百万円となりました。セグメント利益では、増収したものの、収益構造の見直し過程にあるイカロス出版が、営業損失を計上したこと等も影響し、前年同期(9百万円の損失)と比べ67百万円損失が増加し、76百万円の損失となりました。
f.モバイルサービスモバイルサービスの売上高につきましては、電子出版が減収したものの、受託案件が増加したことにより、コンテンツ事業の売上高は前期(102百万円)と比べ0.3%増加し、103百万円となりました。プラットフォーム事業につきましては、コンテンツホルダーとの協業によるデジタルコミック等の販売プラットフォームの大幅な増収により、売上高は前期(719百万円)と比べ14.1%増加し、821百万円となりました。以上により、「モバイルサービス」の売上高は、前年同期(824百万円)比12.6%増の927百万円となりました。セグメント利益では、自社マンガの制作投資の増加により収益性が低下したものの、増収により、前年同期(161百万円)と比べ36百万円増加し、198百万円となりました。
g.その他 グループの組織再編に伴い、㈱Impress Professional Worksは称号を㈱IPGネットワークに改め、グループ共通の事業基盤(ビジネス・プラットフォーム)の構築・運営に特化した会社へ再編したことにより、当第2四半期会計期間よりその他セグメントに属することとなりました。その他セグメントにつきましては、㈱IPGネットワークの業績を取り込んだことに加えて、㈱メディアドゥとの協業の開始により、出版社・法人向けPOD出版プラットフォームサービス「PUBRID」の業績を取り込んだことで、売上高は前年同期(433百万円)比53.5%増の665百万円となりました。セグメント利益では、増収に加えて収益性が改善したものの、販売管理費が増加したことにより、前年同期(2百万円の利益)と比べ6百万円利益が減少し、3百万円の損失となりました。
h.全社 全社区分につきましては、㈱Impress Professional Worksがグループの組織再編に伴いその他セグメントに属することとなったため、当第2四半期連結会計期間から純粋持株会社である当社のみが属しており、グループ会社からの配当、情報システム等の経営インフラ使用料の手数料収入や経営管理業務の受託を売上高として計上し、経営インフラ等の運営に係る費用を負担しております。全社区分の売上高は、グループ会社からの配当収入の増加等により、前年同期(1,044百万円)比2.7%増の1,072百万円となりました。セグメント利益では、増収により、前年同期(66百万円)と比べ28百万円増加し、94百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、季節変動要因による売上債権の増加45百万円や棚卸資産の増加294百万円による資金の減少があったものの、法人税等の還付381百万円や税金等調整前四半期純利益239百万円の計上により営業活動によるキャッシュ・フローは241百万円の資金を獲得しております。(前年同期比104百万円の増加)投資活動によるキャッシュ・フローは、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入27百万円があったものの、固定資産の取得による支出76百万円等により、37百万円の支出となっております。(前年同期比77百万円支出の減少)財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の圧縮により62百万円の資金が減少し、加えて配当金の支払216百万円等により、281百万円の支出となっております。(前年同期比117百万円支出の増加)以上により、当第2四半期連結会計期間末の資金残高は、前年同期末と比べ78百万円資金が減少し、6,238百万円となりました。
(4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社は、グループ全体の資金効率を高めることを目的に、CMS(キャッシュ・マネージメント・サービス)を導入し、資金の一元管理を行っております。また、運転資金及び設備投資を含む事業投資資金につきましては、手元資金に加え銀行等の金融機関からの借入金で賄っております。
(5) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動該当事項はありません。
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