【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年6月30日)における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への位置付け変更が実施され、ウィズコロナ下による社会経済活動の正常化は新たな局面を迎えており、その影響による個人消費の持ち直し傾向はより顕著なものとなっております。一方で、欧米諸国との金利差による為替の円安傾向継続、ロシア・ウクライナ情勢の長期化によるエネルギー・原材料価格の高騰など、景気動向には先行きの不透明さが引き続き存在しております。
このような環境において当社グループは、企業理念「人々のこころを豊かで幸せにする良質なエンタテインメントを創出する!」のもと、プリントシール事業の拡大、若年女性層の顧客基盤を活用したマネタイズの多様化、キャラクターIP(知的財産)を利用した商品販売に注力し、2024年3月期を初年度とする「中期ビジョン」実現のための取り組みを行いました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の連結業績は、売上高は9,974百万円(前年同期比122.5%)、営業利益は1,315百万円(前年同期比193.4%)、経常利益は1,262百万円(前年同期比197.6%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は840百万円(前年同期比201.8%)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、前年同期比較は、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)3.報告セグメントの変更等に関する事項」に記載のとおりであります。
(世界観ビジネス)
世界観ビジネスにおきましては、定番キャラクターや、人気漫画作品及び世界的人気ゲーム等の多数のIP版権の獲得とその商品化に引き続き注力しました。
商品の生産は主に中国で行っており、ドル建てでの決済が多く、利益面では円安による影響は継続しております。
クレーンゲーム景品は、円安に伴う仕入原価の高騰で利益率は低下傾向ではあるものの、クレーンゲーム市場拡大と複数の人気IPの商品化による相乗効果の結果、売上規模は大きく拡大しております。
海外物販は、主要マーケットである中国・アメリカにおける受注が低調であり、売上は減少しております。
高価格帯ホビーは、2023年3月にホビーECサイト「FURYU HOBBY MALL(フリューホビーモール)」を開設し、従来の高価格帯に加えて中価格帯まで商品展開のバリエーションを拡張し、商品の受注状況も好調のため前年を上回る売上となっております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は5,572百万円(前年同期比150.4%)、営業利益は726百万円(前年同期比316.7%)となりました。
(ガールズトレンドビジネス)
プリントシール事業におきましては、新型コロナウイルス感染症がもたらしたライフスタイルの変化は消費者行動にも影響を及ぼしており、プレイ回数は依然としてコロナ禍以前の水準までは回復しておりません。このような厳しい市場環境が続く中、プレイ回数の回復に向けて人気キャラクターの「推し活」をテーマにしたコラボの実施や、「本格ホラー体験」を売りにした機種の投入など、新規顧客獲得のための販促施策を実施しました。また、6月に新機種「MY PALETTE(マイパレット)」を発売しました。以上から、当第1四半期連結累計期間のプレイ回数は767万回(前第1四半期連結累計期間は766万回)となりました。
プリントシール画像取得・閲覧サービス「ピクトリンク」におきましては、重要なKPIと位置付けている有料会員数は、緩やかな回復傾向が継続しておりますが、季節要因により2023年3月末からは一時的に減少し、2023年6月末時点で145万人(2022年6月末時点は143万人)となりました。今後の当サービスのさらなる成長戦略として、5月にプレミアム会員向けにフォトストレージ・サービス「PiCTLINK photos」をリリースしており、段階的に対象会員を拡大してまいります。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は3,617百万円(前年同期比107.5%)、営業利益は1,072百万円(前年同期比114.5%)となりました。
(フリューニュービジネス)
家庭用ゲームソフト事業につきましては、既存タイトルのDL版や海外販売に注力し収益を獲得しました。また、7月発売の新作タイトル「クライマキナ/CRYMACHINA」の宣伝活動も実施しました。
ゲームアプリ事業においては、当社が扱う女性向け恋愛シミュレーションゲームの市場が縮小傾向のため、一部タイトルのサービスを終了する一方、今後の顧客拡大のため、新規タイトルの開発に取り組んでおります。
アニメ事業は、昨年ヒットした映画「ゆるキャン△」のBlu-ray・DVDの販売が好調に推移しました。同シリーズの関連商品の販売も売上に大きく貢献しており、主力タイトルとして成長を続けております。
カラーコンタクトレンズ事業につきましては、自社ブランドである「BELLSiQUE(ベルシーク)」の発売3周年記念キャンペーンなどを行いました。また、昨年実施した自社ECサイト「Mew contact(ミューコンタクト)」のリニューアルにより、サイトの顧客利便性改善を図っており、引き続き顧客流入数を増加する取り組みを進めております。
データ広告事業につきましては、既存取引先の受注額増加に伴い、売上は前年より増加しております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は785百万円(前年同期比73.3%)、営業損失は81百万円(前年同期は96百万円の営業損失)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産が25,608百万円、負債が5,478百万円、純資産は20,129百万円となりました。また、自己資本比率は78.6%となりました。
(資産)
資産につきましては、前連結会計年度末に比べ323百万円減少し、25,608百万円となりました。これは主に棚卸資産の増加974百万円があった一方で、現金及び預金の減少1,035百万円、有形固定資産の減少329百万円があったことによるものであります。
(負債)
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ300百万円減少し、5,478百万円となりました。これは主に未払法人税等の増加337百万円があった一方で、電子記録債務の減少452百万円、受注損失引当金の減少81百万円があったことによるものであります。
(純資産)
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ22百万円減少し、20,129百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益計上に伴う利益剰余金の増加840百万円があった一方で、配当金の支払いによる利益剰余金の減少1,004百万円があったことによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあ
りません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要
な変更はありません。
(6)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第1四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、354百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
