【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
詳細は「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1)連結経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、各国の財政・金融政策による下支えに加え、新型コロナウイルス感染症対策に伴う各種制限の緩和により社会経済活動に正常化の動きが見られましたが、同感染症の収束が未だ見通せないほか、ウクライナ情勢や中国のゼロコロナ政策等を要因とした原材料やエネルギーの世界的な供給制約、価格上昇などがおきました。特に自動車業界においては、世界的な半導体の需給ひっ迫や部品の供給不足により、新車生産台数が落ち込み、国内中古車市場が高止まりするなど、先行き不透明な状況が続きました。
また、中古車業界におきましては、2022年1月から2022年9月までの国内中古車登録台数は2,664,384台(前年同期比6.2%減)と前年を下回る結果となりました。(出典:一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計データ)中古車輸出業界におきましては、2022年1月から2022年9月までの中古車輸出台数は883,743台(前年同期比4.0%減)と前年を下回る結果となりました。(出典:日本中古車輸出業協同組合データ)
このような状況の中、当社グループは、従来と同様、自動車市場の拡大が見込まれる東南アジア諸国等を中心に、多国間の貿易ルートを確保、高付加価値化を図ることにより自動車市場の流通の活性化と収益拡大に努めてまいりました。
上記の結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高は23,101百万円(前年同期比77.1%増)、営業利益は1,295百万円(前年同期比347.5%増)、経常利益は1,495百万円(前年同期比252.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,164百万円(前年同期比291.6%増)となりました。
(2)連結財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末(2021年12月末)と比較して1,280百万円増加して15,481百万円となりました。
これは、売掛金が712百万円減少しましたが、商品及び製品が1,657百万円増加したこと等によるものであります。
負債は、前連結会計年度末と比較して386百万円増加して7,750百万円となりました。これは、短期借入金が500百万円増加したこと等によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末と比較して893百万円増加して7,731百万円となり、自己資本比率は46.9%となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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