【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間は、ウクライナ情勢の長期化に伴うエネルギー・資源価格の高騰、中国のロックダウン・活動制限に伴うサプライチェーンの混乱、インフレ抑止に向けた欧米における金融引き締め等、世界経済への影響が懸念される不透明な状況が続いております。加えて、国内においては急激な円安進行による輸入物価の上昇や、景気の下振れも注視される状況となっております。
このような経済環境の中ではありますが、当社が関連する情報通信市場、半導体市場、エレクトロニクス市場は、引続き堅調に推移しました。
なお、弊社が取扱う一部の貴金属価格はなだらかに下落しているものの依然高い水準にあり、当第1四半期連結累計期間における売上、利益に影響しております。
その結果、当第1四半期連結累計期間において、売上高13,201百万円(前年同四半期比11.4%増)、売上総利益5,266百万円(前年同四半期比3.5%減)、営業利益4,472百万円(前年同四半期比5.6%減)、経常利益4,575百万円(前年同四半期比3.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,942百万円(前年同四半期比0.0%増)となりました。
セグメント別の業績は以下のとおりであります。
[電子]
貴金属価格の高騰を受け、前期は国内の単結晶育成装置向けイリジウムルツボにおいてはリサイクル受注が中心となっていましたが、当第1四半期連結累計期間においてまとまった新規受注がありました。加えて、海外の医療用シンチレーター(放射線に当たると、蛍光を発生する物質)に使用される単結晶育成装置向けイリジウムルツボの受注、並びにガラス溶解装置向けプラチナ製品の受注が堅調に推移したことから、売上高2,238百万円(前年同四半期比83.0%増)、売上総利益957百万円(前年同四半期比178.0%増)となりました。
[薄膜]
データセンター用に使用されるHD向けターゲットの受注に加え、半導体向けターゲットの受注が堅調に推移しましたが、製品の受注に紐付く貴金属原材料販売の利益減少もあり、売上高3,158百万円(前年同四半期比5.4%増)、売上総利益1,425百万円(前年同四半期比10.1%減)となりました。
[サーマル]
引続き半導体需要は旺盛であり、半導体製造装置メーカーや海外半導体メーカーからの受注が好調に推移しました。旺盛な需要に対応するため増産体制を継続すると共に、高付加価値品の取込みを増やしていることで、売上高1,515百万円(前年同四半期比13.6%増)、売上総利益454百万円(前年同四半期比6.3%増)となりました。
[ケミカル]
精製・回収(リサイクル)、化学プラント向け触媒、有機EL向け化合物、電極向け貴金属化合物いずれの受注も好調に推移しました。一方で、製品の受注に紐付く貴金属原材料販売の利益減少もあり、売上高6,219百万円(前年同四半期比8.1%増)、売上総利益2,396百万円(前年同四半期比13.1%減)となりました。
[その他]
当社製品の受注に紐付かない貴金属原材料の受注が減少したことにより、売上高68百万円(前年同四半期比87.2%減)、売上総利益31百万円(前年同四半期比90.9%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は76,960百万円(前連結会計年度末比4,298百万円の増加)、負債は39,081百万円(前連結会計年度末比3,119百万円の増加)、純資産は37,878百万円(前連結会計年度末比1,179百万円の増加)となりました。
①流動資産
当第1四半期連結会計期間末における流動資産残高は58,383百万円となり、前連結会計年度末比5,104百万円増加しました。これは現金及び預金が670百万円減少しましたが、棚卸資産が5,361百万円、未収消費税等が601百万円それぞれ増加したことが主な要因であります。
②固定資産
当第1四半期連結会計期間末における固定資産残高は18,577百万円となり、前連結会計年度末比806百万円減少しました。これは機械装置及び運搬具が849百万円減少したことが主な要因であります。
③流動負債
当第1四半期連結会計期間末における流動負債残高は32,233百万円となり、前連結会計年度末比3,748百万円増加しました。これは未払法人税等が733百万円減少しましたが、短期借入金が4,500百万円増加したことが主な要因であります。
④固定負債
当第1四半期連結会計期間末における固定負債残高は6,848百万円となり、前連結会計年度末比629百万円減少しました。これは長期借入金が642百万円減少したことが主な要因であります。
⑤純資産
当第1四半期連結会計期間末における純資産残高は37,878百万円となり、前連結会計年度末比1,179百万円増加しました。これは利益剰余金が1,163百万円増加したことが主な要因であります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は148百万円であります。また、当第1四半期連結累計期間における研究開発活動において重要な変更はありません。
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