【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 業績の状況当第1四半期連結累計期間(2023年7月1日~2023年9月30日) における当社グループを取り巻く事業環境は、半導体不足が解消に向かい自動車および光学・電子部品等の生産が回復しました。
この結果、当第1四半期連結期間の当社グループ業績につきましては、売上高は1,121百万円(前年同期比21.6%増)、営業利益は177百万円(前年同期比127.3%増)、経常利益は196百万円(前年同期比96.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は145百万円(前年同期比140.4%増)となりました。前年迄の新型コロナウイルス感染症の影響から当該期間の売上高は回復し、営業利益につきましても、減価償却費や電力費といった製造費用の上昇を売上高の増加で吸収して、前年同期比増益となりました。また経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、この期間の持分法による投資利益の減少幅よりも、営業利益の増益幅が大きく、前年同期比増益となっております。当連結会計年度における営業概況は、次の通りです。当社グループの主要販売先である自動車機器業界向けが、内装・外装部品等の受注増加により前年同期比30.0%の増収となりました。光学機器業界向けは、前年同期比18.3%の増収、電子機器業界向けは、前年同期比18.4%の増収となりました。この結果ドライルーブ事業の売上高は、1,121百万円(前年同期比21.6%増)となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、27百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析資産、負債及び純資産の状況
① 資 産当第1四半期連結会計期間末の資産合計につきましては、前連結会計年度末に比べ143百万円増加し、11,336百万円(前期末比1.3%増)となりました。これは主に、現金及び預金277百万円の減少、有形固定資産249百万円の増加及び投資有価証券103百万円の増加等によるものです。
② 負 債当第1四半期連結会計期間末の負債合計につきましては、前連結会計年度末に比べ59百万円減少し、2,235百万円(前期末比2.6%減)となりました。これは主に、未払法人税等33百万円の増加、賞与引当金42百万円の増加及びその他流動負債144百万円の減少等によるものです。
③ 純資産当第1四半期連結会計期間末の純資産合計につきましては、前連結会計年度末に比べ202百万円増加し、9,100百万円(前期末比2.3%増)となりました。これは主に、利益剰余金113百万円の増加、為替換算調整勘定85百万円の増加等によるものです。これらの結果、当第1四半期連結会計期間末の自己資本比率は80.2%(前連結会計年度末は79.5%)となりました。