【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 業績の状況 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ウクライナ情勢などに起因する原材料及びエネルギー価格の高騰に加え、世界的な金融引き締めを背景とした景気の下振れリスクが懸念されるなか、政府による全国旅行支援の開始や水際対策緩和などの各種政策の効果により、需要の回復がみられました。このような状況のなか、当社グループにおきましては、夏季の天候不順や長期化する新型コロナウイルス感染症の影響を受けましたが、行動制限が段階的に緩和されるなかで積極的な営業活動を行うとともに、経営の効率化に努めてまいりました。
この結果、当第3四半期の営業収益は31,875,566千円(前年同期比18.9%増)、営業利益は3,213,928千円(同198.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,772,784千円(同236.7%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①運輸業鉄道事業では、10月に入国制限が大幅に緩和されて以降、訪日外国人客の増加により、河口湖駅及び富士山の絶景スポット「新倉山浅間公園」の最寄りとなる下吉田駅において乗降客数が増加しました。また、12月には“桃太郎伝説”ゆかりの地の1つである山梨県大月市とタッグを組み、人気ゲームソフト「桃太郎電鉄」とのコラボイベントを開催し、記念列車を運行するなど話題の創出と収入の確保に努めました。 乗合バス事業では、富士五湖・御殿場エリアの路線バスにVisaのタッチ決済を10月から導入し、キャッシュレス化推進による利便性の向上を図りました。高速バス事業では、訪日外国人客の増加に伴い、新宿~富士五湖線で積極的に増発便を運行するとともに、東京駅~河口湖線では学生を対象とした割引キャンペーンを実施するなど集客を図りました。貸切バス事業では、学生団体の修学旅行輸送を中心に受注したほか、再開が進む企業研修や地域のイベントに関連した輸送の受注に努め、稼働確保を図りました。索道事業における「~河口湖~富士山パノラマロープウェイ」や、船舶事業における河口湖遊覧船においても、国内旅行客及び訪日外国人客がともに回復傾向にあり、利用人員が前年を大きく上回りました。以上の結果、運輸業全体の営業収益は9,945,854千円(前年同期比24.0%増)、営業利益は421,336千円(前年同期は営業損失942,923千円)となりました。
鉄道営業成績表(富士山麓電気鉄道㈱)
種別
単位
当第3四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年12月31日)
対前年同四半期増減率(%)
営業日数
日
275
-
営業粁
粁
26.6
-
客車走行粁
千粁
1,483
2.5
輸送人員
定期外
千人
1,193
48.5
定期
〃
797
△4.2
計
〃
1,991
21.7
旅客運輸収入
定期外
千円
778,976
58.8
定期
〃
146,637
△0.5
計
〃
925,613
45.1
運輸雑収
〃
153,310
45.5
運輸収入合計
〃
1,078,924
45.2
業種別営業成績
種別
当第3四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年12月31日)
営業収益(千円)
対前年同四半期増減率(%)
鉄道事業
1,164,358
37.4
バス事業
7,090,312
19.1
索道事業
297,998
88.8
ハイヤー・タクシー事業
914,614
24.0
船舶運送事業
478,570
47.6
営業収益計
9,945,854
24.0
②不動産業不動産販売事業では、山中湖畔別荘地で大人の趣味やこだわりに特化した「コンセプト・ヴィラ」、「エリア価値が高まる街区造成」、「高付加価値の物件」として「FUJIYAMA hill’s 山中湖」や「自然の中でのワークライフ」をコンセプトにした「グランピングヴィラ山中湖」を継続販売いたしました。また、「サウナランド山中湖」を新商品プランとして販売を開始するなど、幅広い顧客ニーズに対応した商品を提案し販売促進に努めました。不動産賃貸事業では、富士急ハイランドに近接する複合商業施設「ハイランドリゾートスクエア」の新規テナントとして焼肉店を誘致するなど、収益確保に努めました。以上の結果、不動産業全体の営業収益は2,625,878千円(前年同期比3.7%増)、営業利益は746,937千円(同8.1%減)となりました。
業種別営業成績
種別
当第3四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年12月31日)
営業収益(千円)
対前年同四半期増減率(%)
売買・仲介斡旋事業
419,286
△15.1
賃貸事業
1,522,108
0.6
別荘地管理事業
684,484
30.2
営業収益計
2,625,878
3.7
③レジャー・サービス業遊園地事業では、「富士急ハイランド」において、7月に園内中央にオープンした多目的広場「セントラルパーク」で、10月のハロウィンイベント「FUJI-Q HALLOWEEN 戦慄ホラーナイト」におけるステージパフォーマンスや年末のカウントダウンイベント「富士急ハイランドカウントダウン 2022-2023」などを開催したほか、12月にはスケートリンクを併設した「ウィンターパーク」をオープンし、集客に努めました。「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」では、人気番組「SASUKE(サスケ)」とのコラボアトラクション「SASUKE キッズアドベンチャー」が、7月のオープン以降各種メディアにて取り上げられたこともあり、好評を博しました。また、11月に営業を開始した14年目となる関東最大級のイルミネーションイベント「さがみ湖イルミリオン」では、人気キャラクター「すみっコぐらし」のストーリーをテーマにしたエリアを展開し、話題の醸成に努めました。富士山2合目にある「スノーパーク イエティ」では、10月21日にシーズン営業を開始し、24年連続の日本一早いオープンとなりました。また、大人気ゲーム「牧場物語」とのコラボイベントを開催し、コンテンツの充実を図りました。ホテル事業及びアウトドア事業では、10月より全国旅行支援プランの造成による集客に努めました。また、「ホテルマウント富士」にて、全館貸切で極上のサウナ体験が楽しめる宿泊型のプレミアムサウナイベント「万平蒸祭inホテルマウント富士Vol.3」を開催し、価値向上を図りました。その他のレジャー・サービス事業では、富士山や駿河湾を臨む十国峠において、様々な過ごし方を提案する「複合型リゾート」を目指し、8月に「PANORAMA TERRACE 1059(パノラマテラス 1059)」及び「TENGOKU CAFÉ(天国カフェ)」をオープン、11月には「十国峠レストハウス」をリニューアルし、伊豆・熱海と箱根を結ぶ新たな観光拠点「森の駅 箱根十国峠」として営業を開始いたしました。以上の結果、レジャー・サービス業全体の営業収益は16,861,118千円(前年同期比16.1%増)となり、営業利益は2,123,318千円(同43.1%増)となりました。
業種別営業成績
種別
当第3四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年12月31日)
営業収益(千円)
対前年同四半期増減率(%)
遊園地事業
8,509,675
11.3
ホテル事業
3,690,618
32.6
ゴルフ・スキー事業
1,151,102
8.6
アウトドア事業
1,951,711
△0.2
その他
1,558,010
44.1
営業収益計
16,861,118
16.1
④その他の事業物品販売業では、訪日外国人客の回復に伴い利用が増加し、各施設で増収となりました。製造販売業では、富士ミネラルウォーター株式会社において、社会活動が活発になったことにより飲食店を中心に受注が増加し、また、SDGsへの関心の高まりから紙パック製品の需要が高まりました。建設業では富士急建設株式会社において、民間工事、官公庁工事ともに受注が増加し増収となりました。以上の結果、その他の事業全体の営業収益は5,302,813千円(前年同期比47.5%増)となり、営業損失は13,930千円(前年同期は営業損失230,707千円)となりました。
業種別営業成績
種別
当第3四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年12月31日)
営業収益(千円)
対前年同四半期増減率(%)
物品販売業
599,439
25.1
建設業
2,191,393
87.1
製造販売業
1,577,847
38.8
情報処理サービス業
330,975
27.9
その他
603,157
9.8
営業収益計
5,302,813
47.5
(2) 財政状態の分析当第3四半期連結会計期間末における総資産は、現金及び預金、並びに受取手形、売掛金及び契約資産が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ1,416,209千円増加し、99,752,469千円となりました。負債は、長期借入金の返済などにより、前連結会計年度末に比べ38,260千円減少し、73,715,058千円となりました。なお、短期長期の借入金合計額と社債を合わせた額は、前連結会計年度末に比べて378,248千円減少しております。純資産は、利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ1,454,469千円増加し、26,037,411千円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動該当事項はありません。
(5) 主要な設備①前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。
会社名
設備の内容
セグメントの名称
投資額(千円)
完成年月
提出会社
富士急ハイランド トンデミーナ移設計画
レジャー・サービス業
348,300
2022年4月
富士急ハイランド FUJIYAMAスライダー新設計画
レジャー・サービス業
203,703
2022年7月
②前連結会計年度末において計画中であった十国峠トレーラーコテージ計画300,000千円については、第2四半期連結累計期間に完成予定でありましたが、完了予定年月を2022年9月から延期しております。
