【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況 当社グループは、「かけがえのない生命のために」の創業精神の下、「医療を必要とする人と支える人の架け橋となり、健康でより豊かな生活に貢献することですべての人々を笑顔にする」ことを目指して、経営の品質と企業価値の向上に努めております。 事業活動としましては、輸液・栄養領域、透析領域、外科治療領域、血液・細胞領域の4つの領域を中心に事業を展開し、製品の開発、生産、販売を進めております。
当第2四半期連結累計期間は、日本国内においては、急性血液浄化事業に係る販売が増加したほか、薬剤調製・投与クローズドシステムや人工心肺用回路の販売が堅調に推移したものの、医療用手袋や栄養セットなどの販売が減少しました。海外においては、国・地域ごとに状況は異なるものの、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)の影響からの回復の兆しがみられ、血液バッグの販売が増加したほか、AVF針(血液透析用針)の販売も好調に推移しました。 以上の結果、売上高は、円安による円貨換算額の増加も加わり、前年同四半期に比べ16億99百万円増加の299億75百万円(前年同四半期比6.0%増)となりました。 利益につきましては、増収効果はあるものの、原材料費や電力費、海上運賃の高騰による影響を受けたことに加え、労務費の増加や、段階的な販売活動の再開に伴い販売費が増加したことにより、営業損失は44百万円(前年同四半期は営業利益6億14百万円)となりました。また、為替差益や受取配当金の計上などにより、経常利益は56百万円(前年同四半期比91.8%減)となりました。これに投資有価証券売却益や法人税等を加減した結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は68百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益4億97百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(日本)半導体等の調達難により一部製品の生産調整を行ったものの、急性血液浄化事業に係る販売が中国向けを含めて増加したほか、薬剤調製・投与クローズドシステムや人工心肺用回路の販売も堅調に推移したことにより、売上高は213億61百万円(前年同四半期比4.0%増)となりました。また、セグメント損益については、原材料費や電力費の高騰影響を受けたことに加え、円安による外貨建て仕入取引の円貨換算額や販売活動費の段階的な増加により、89百万円の損失(前年同四半期は5億87百万円の利益)となりました。
(シンガポール)成分献血用回路の販売が北米において回復をみせたことに加え、血液バッグも台湾・パキスタン・インドネシア向けを中心に売上を伸ばしたことにより、売上高は105億15百万円(前年同四半期比25.7%増)となりました。また、セグメント利益については、原材料費や電力費、海上運賃の高騰影響があったものの、増収効果と為替差益の計上により、2億16百万円(前年同四半期比715.3%増)となりました。
(中国)AVF針や急性血液浄化回路の販売が堅調に推移したことに加え、関係会社向け材料供給も増加したことにより、売上高は18億78百万円(前年同四半期比14.5%増)となりました。また、セグメント利益については、原材料費の高騰に加え、労務費などの増加もあり、56百万円(前年同四半期比17.0%減)となりました。
(フィリピン)欧州向けAVF針や日本向け輸液セットの販売が減少したものの、アジア向け血液バッグの増加と、円安による円貨換算額の増加により、売上高は16億68百万円(前年同四半期比5.6%増)となりました。また、セグメント利益については、原材料費や電力費の高騰により、45百万円(前年同四半期比70.8%減)となりました。
(ドイツ)透析用チェアや透析キットの販売が増加したことにより、売上高は18億70百万円(前年同四半期比7.1%増)となりました。また、セグメント利益については、海上運賃の増加を増収効果で吸収し、71百万円(前年同四半期比16.4%増)となりました。
(その他)北米向けAVF針の増加などにより、売上高は25億27百万円(前年同四半期比29.8%増)、セグメント損益は47百万円の損失(前年同四半期は19百万円の利益)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ27億21百万円増加の746億92百万円となりました。資産、負債及び純資産の内容は次のとおりであります。(資産)流動資産は、前連結会計年度末に比べ12億74百万円増加の413億17百万円となりました。この主な要因は、商品及び製品が増加したためであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ14億46百万円増加の333億75百万円となりました。この主な要因は、有形固定資産が増加したためであります。(負債)流動負債は、前連結会計年度末に比べ33億56百万円減少の194億91百万円となりました。この主な要因は、短期借入金が減少したためであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ39億57百万円増加の159億87百万円となりました。この主な要因は、長期借入金が増加したためであります。(純資産)純資産は、前連結会計年度末に比べ21億20百万円増加の392億13百万円となりました。この主な要因は、為替換算調整勘定の変動によるものであります。なお、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.9ポイント上昇の52.3%となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前年同四半期末に比べ7億44百万円減少の62億70百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は、前年同四半期に比べ12億43百万円減少の2億33百万円となりました。この主な要因は、売上債権の変動によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動により支出した資金は、前年同四半期に比べ3億89百万円増加の20億95百万円となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動により得られた資金は、前年同四半期に比べ55百万円増加の10億16百万円となりました。この主な要因は、借入金の収支差額によるものであります。
(3) 研究開発活動 当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は6億41百万円であります。 なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
