【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、景気は緩やかに回復しているものの、物価上昇や世界経済の下振れリスクなど、先行き不透明な状況が続いております。世界経済においても、ウクライナ情勢の長期化や世界的な金融引き締めに伴う景気減速、中国経済の先行き懸念など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような環境のもと、当社グループ主力の車載分野においては、半導体不足やサプライチェーンの混乱による影響の緩和により、受注は緩やかに回復しました。
当社グループは、注力分野のパワートレイン・走行安全系向けの販売が牽引し、当第2四半期連結累計期間における連結売上高は432億16百万円(前年同四半期比5.4%の増収)となりました。
利益面につきましては、受注が緩やかに回復し、生産工場の稼働も改善しつつあるものの、未だ低調に推移したことなどの影響により、当第2四半期連結累計期間の営業利益は5億71百万円(前年同四半期比54.1%の減益)となりました。経常利益は、営業利益が減少したものの、円が対米ドル及びタイバーツで通貨安に推移したことにより、為替差益10億29百万円を計上したため、16億77百万円(前年同四半期比8.0%の増益)となり、また、生産効率化のための構造改革による事業構造再編費用2億16百万円を計上したことなどにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億59百万円(前年同四半期比28.9%の減益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(日本)
国内の自動車販売台数が増加した影響などにより、車載向けの販売が増加し、売上高は270億85百万円(前年同四半期比17.7%の増収)となりました。
利益面では、売上高は増加したものの、生産工場の稼働は改善しつつあるものの、未だ低調に推移したことなどの影響により、セグメント利益は3億17百万円(前年同四半期比0.5%の減益)となりました。
(中国)
中国における日系自動車メーカーの需要低迷の影響を受けたことなどにより、車載向けの販売が減少し、売上高は80億59百万円(前年同四半期比11.1%の減収)となりました。
利益面では、人民元が対米ドルで通貨安に推移したものの、売上高の減少などにより、セグメント利益は7億35百万円(前年同四半期比6.1%の減益)となりました。
(東南アジア)
タイの自動車販売台数が減少した影響を受けて、車載向けの販売が減少したことにより、売上高は58億1百万円(前年同四半期比16.3%の減収)となりました。
利益面では、売上高の減少などによる生産工場の稼働率低下の影響により、セグメント損失は2億3百万円(前年同四半期は8億5百万円のセグメント利益)となりました。
(欧米)
欧州、米国共に、自動車販売台数が増加した影響を受けて、車載向けの販売が増加し、売上高は22億70百万円(前年同四半期比14.8%の増収)となり、セグメント利益は1億66百万円(前年同四半期比91.5%の増益)となりました。
②財政状態
流動資産は、前連結会計年度末に比べて5.1%増加し、648億21百万円となりました。これは、主に保険積立金の解約による収入や借入等により現金及び預金が18億9百万円、また、主に生産高の増加により商品及び製品が5億55百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて6.8%増加し、564億38百万円となりました。これは、主にタイの生産工場への設備投資により有形固定資産が41億92百万円増加したことなどによるものであります。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて5.9%増加し、1,213億6百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて18.9%減少し、218億35百万円となりました。これは、主に運転資金及び設備投資資金としての1年内返済予定の長期借入金が返済により72億円減少し、生産高の増加により支払手形及び買掛金が14億41百万円増加したことなどによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて30.0%増加し、375億2百万円となりました。これは、主にタイの生産工場への設備投資による借入により長期借入金が84億36百万円増加したことなどによるものであります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて6.4%増加し、593億37百万円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて31億90百万円増加し、619億69百万円となりました。これは、主に為替換算調整勘定が24億44百万円増加したことなどによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて18億9百万円増加し、254億6百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は、43億38百万円(前年同四半期は9億59百万円の増加)となりました。これは、主に税金等調整前四半期純利益13億2百万円、減価償却費25億25百万円などによる資金の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は、42億41百万円(前年同四半期は25億98百万円の減少)となりました。これは、主にタイの生産工場への設備投資による有形固定資産の取得による支出53億50百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の増加は、3億5百万円(前年同四半期は81億96百万円の増加)となりました。これは、主にタイの生産工場への設備投資のための長期借入れによる収入100億円による資金の増加、運転資金及び設備投資資金としての長期借入金の返済による支出87億63百万円による資金の減少によるものであります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4億5百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、設備の新設、除却等の計画に重要な変更はありません。
(6) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
