【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、各種感染症対策や行動制限の緩和により、緩やかに持ち直しの動きが見られたものの、ロシアによるウクライナ侵攻長期化による資源価格の高騰、為替相場の円安進行など、依然として先行き不透明な状況になっております。
このような状況の中、当社におきましては秋の入会キャンペーンおよび冬季短期教室、体験会等による退会防止と入会者の確保を図りました。
また、近年の水道光熱費および燃料費高騰への対応として、2022年10月から燃料代として、1会員につき月額400円の徴収を実施し、収益の改善を図りました。
企画課外活動につきましては、行動制限がない状況において、旅行企画および選手強化合宿等、宿泊を伴うイベントを再開した他、自社施設内で行う練習会等を地域の感染状況に応じて実施することで収益の確保に努めました。
その他の営業施策につきましては、大人会員集客の施策として、国内特許を取得した自社開発の水中バイク「Jパドルバイク」に水中トランポリン、水中ウォーキングプログラムを合わせたオリジナルの水中運動プログラム「バイポリン&ウォーク」について、体験会等の販促および一部事業所において有料プログラムの提供を行いました。
また、2022年4月に中高生を対象とした、楽しく水泳に取り組むことで仲間づくりを支援し、ストレス解消により勉強への集中力を高める事などをコンセプトとしたクラス「JSS部」を開設し、小学校卒業を機に退会する傾向がある高学年の在籍延長と、既にスイミングを卒業した元会員に対する再入会へ向けた取り組みを進めました。
選手強化面におきましては、2022年10月の第64回日本選手権(25m)水泳競技大会において、難波実夢選手(JSS/近畿大学)が800m自由形で優勝、400m自由形で優勝、200m自由形で8位、赤瀬紗也香選手(ANAAS/JSS)が100m背泳ぎで2位、200m背泳ぎで2位、養日聖選手(JSS大原)が50m背泳ぎ4位で高校新記録、中島千咲代選手(JSS東京/法政大学)が800m自由形で4位、400m自由形で5位となりました。
また、同年12月の競泳ジャパンオープン2022(50m)において難波実夢選手が800m自由形で優勝、400m自由形で優勝、200m自由形で6位、中島千咲代選手が1500m自由形で5位、養日聖選手(JSS大原)が50m背泳ぎで6位、寛嶋尚二選手(JSS深井)が200mバタフライで7位となりました。
同年12月の第16回FINA世界水泳選手権(25m)において、難波実夢選手(JSS/近畿大学)が800m自由形3位で日本新記録、1500m自由形で準優勝となりました。
発達支援事業(JSS水夢)につきましては、2014年9月に開設、2021年4月にJSS山本スイミングスクール(大阪府八尾市)の隣接地へ移転を行って以降、児童発達支援および放課後等デイサービス事業を通じ、子供達に対する個別支援を行う事で地域に貢献をしながら順調な運営を行いました。
また、2022年12月には2事業所目となるJSS水夢北神戸(神戸市北区)を開設しました。
人材の育成および確保につきましては、近年人材獲得競争が激化するスイミングスクール業界において、求職者および従業員に対し、スイミングスクール運営企業で唯一の上場企業としての強みを生かした魅力ある労働環境の整備や教育環境の強化に努めました。
また、人材確保の取り組みとして、専門学校でスポーツ産業への従事を目指す学生に対し、当社事業の大人向け水中運動プログラムを体験する機会を設ける等、将来の当社就職希望者の発掘に向けた取り組みを実施いたしました。
日本テレビホールディングス株式会社との業務提携の状況につきましては、同社100%子会社である株式会社ティップネス(以下「ティップネス」)との協業について、両社のノウハウ・経営資源を持ち寄ることで、両社の企業価値向上に資する効果的なシナジーをさらに強力に推進するため、以下の施策を進めてまいりました。
<ティップネスとの主な協業内容>
〇JSS&Tipness関西マスターズ大会の開催
新たな取り組みとして、2022年10月29日に当社とティップネス社2社合同によるJSS&Tipness関西マスターズ大会を開催いたしました。
〇オンラインフィットネス配信サービス「トルチャ」の提供
ティップネスが持つオンラインフィットネス配信サービス「トルチャ」を当社会員およびその家族向けに提供し、顧客満足度向上とコロナ禍における施設に頼らない収益確保策の一つとしました。
〇JSSキッズファミリープラン
両社が近隣に商圏を持つ事業所において当社子供会員の家族が割引価格でティップネスの事業所を利用出来る「JSSキッズファミリープラン」を設定し、顧客満足度向上に繫がるものとしました。
〇水中バイク、水中トランポリン体験会の実施
当社開発の水中バイクおよび水中トランポリン、水中ウォーキングプログラムを合わせた、オリジナル性の高い水中運動プログラムの体験会をティップネスの事業所にて実施。ティップネス大人会員へ当社の新たな大人向けプログラムを提供する事で、当社に対する意見を収集し、更なるサービス力の向上を図り、今後の社外販売に向けた取組みといたしました。
〇協業会議および分科会の定期開催
当社とティップネス社との情報交換の機会として、協業会議および各業務、テーマに沿ったより細分的な会議体としての分科会を実施しております。
〇その他
商材や備品、電力等エネルギーの共同購入によるコスト削減や人事採用の情報交換等、両者の強みとスケールメリットを活かした様々な分野におけるシナジー効果を生み出す取り組みを協議し、実施するとともに、更なる施策の準備を進めてまいりました。
このような営業施策の結果、当第3四半期末における全事業所の会員数は91,930人(前年同期比2.8%減)となりました。
以上の結果、当第3四半期累計期間における売上高は6,100百万円(前年同期比6.1%増)、営業利益419百万円(前年同期比35.2%増)、経常利益419百万円(前年同期比36.6%増)、四半期純利益279百万円(前年同期比70.1%増)となりました。
当第3四半期会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ89百万円減少し、7,167百万円となりました。これは主に、建物(純額)が118百万円減少したことによるものであります。
負債合計は、前事業年度末に比べ322百万円減少し、4,472百万円となりました。これは主に、長期借入金が424百万円減少したことによるものであります。
純資産合計は、前事業年度末に比べ233百万円増加し、2,694百万円となりました。これは主に、利益剰余金が四半期純利益の計上等により233百万円増加したことによるものであります。
なお、当社はスイミングスクール運営事業の単一事業であるため、セグメント別、事業部門別の記載を行っておりません。
(2)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
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