【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、エネルギー価格が上昇する中、経済活動の再開に伴うインフレ圧力に直面し、個人消費が抑制されました。米国や欧州では金融引き締めにより経済は悪化し、わが国を含むアジア諸国では輸出の減速がみられました。このような事業環境の中、当社グループは、2022年を初年度とする中期経営方針「BREAKTHROUGH 2024」を継続して掲げ、「事業構造改革」および「企業体質の改善」を目標とする活動に取り組んで参りました。この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高が180億9千6百万円(前年同四半期比1.5%減)となりましたが、損益は、営業利益31億7千1百万円(前年同四半期比10.7%増)、経常利益34億1千3百万円(前年同四半期比10.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益19億5千7百万円(前年同四半期比3.8%増)となりました。なお、当第2四半期連結累計期間におけるセグメント別の経営成績は次のとおりであります。
(炭素製品関連)
ファインカーボン関連製品につきましては、半導体関連市場向けの底堅い需要を背景に、概ね良好に推移しました。一方で、電極材関連製品につきましては、原材料やエネルギー価格が高止まりする中、適正な価格による販売に努めましたが、市況回復に至らず、販売は低調に推移しました。この結果、売上高は165億9千1百万円(前年同四半期比2.2%減)、営業利益は29億3千3百万円(前年同四半期比8.0%増)と減収増益になりました。
(炭化けい素製品関連)
炭化けい素連続繊維製品につきましては、航空産業向けの需要に復調の兆しが見えつつありますが、エネルギー価格や人件費の上昇により製造費用は増加しました。この結果、売上高は10億4千8百万円(前年同四半期比8.5%増)、営業利益は8千3百万円(前年同四半期比2.5%減)と増収減益になりました。
(その他)
その他の事業につきましては、産業用機械の製造にかかる資材やエネルギー価格は上昇しましたが、受注販売の好調に加え、価格転嫁の進捗により、売上・利益ともに増加しました。この結果、売上高は4億5千5百万円(前年同四半期比3.4%増)、営業利益は1億4千7百万円(前年同四半期比164.3%増)と増収増益になりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ14億2千8百万円増加し、756億9百万円となりました。流動資産は、棚卸資産の増加18億6千9百万円等がありましたが、現金及び預金の減少26億7千1百万円により、前連結会計年度末に比べ12億2千6百万円減少し、463億1千9百万円となりました。固定資産は、株式取得および時価上昇による投資有価証券の増加27億6千9百万円等により、前連結会計年度末に比べ26億5千4百万円増加し、292億8千9百万円となりました。負債は、前連結会計年度末に比べ10億3千6百万円減少し、199億3千4百万円となりました。流動負債は、賞与引当金の増加3億8千5百万円および未払費用の増加1億8千7百万円がありましたが、仕入債務の減少9億2千5百万円および短期借入金の減少5億円等により、前連結会計年度末に比べ17億3千8百万円減少し、174億3千7百万円となりました。固定負債は、繰延税金負債の増加5億8千7百万円等により、前連結会計年度末に比べ7億1百万円増加し、24億9千6百万円となりました。純資産は、配当金の支払が11億4百万円ありましたが、その他有価証券評価差額金の増加12億9千5百万円および親会社株主に帰属する四半期純利益19億5千7百万円等により、前連結会計年度末に比べ24億6千5百万円増加し、556億7千5百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ26億7千1百万円減少し、155億6百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と主な内容は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、棚卸資産の増加額17億5千6百万円、法人税等の支払額12億4百万円および仕入債務の減少額9億3千6百万円がありましたが、税金等調整前四半期純利益33億1千2百万円、減価償却費12億8千8百万円および未収入金の減少額4億8千8百万円等により、17億3千4百万円の収入(前年同四半期 26億7千7百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出18億1千5百万円および投資有価証券の取得による支出9億3千4百万円等により、27億7千3百万円の支出(前年同四半期 10億1千6百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額11億円および長期借入金の返済による支出6億2千4百万円等により、16億9千6百万円の支出(前年同四半期 18億3千1百万円の支出)となりました。
(4) 重要な会計方針、重要な見積り及び当該見積に用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の中の重要な会計方針及び見積りの記載について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当社グループの炭素製品関連事業における当第2四半期連結累計期間の研究開発費は1億7千9百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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