【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況当第2四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ「5類感染症」へ移行されたことに伴いサービス消費の回復やインバウンド需要が回復する等社会経済活動の正常化が進みました。他方で世界的な金融引き締めが続く中、物価上昇、供給面での制約等の影響により、先行きの不透明な状態が続いております。当社の属するスペースシェア市場においては継続して拡大しておりますが、注視が必要な状況となっております。このような外部環境の中、当社グループにおいては、「チャレンジを生み出し、世の中を面白くする」というビジョンのもと、タイアップを通じた認知促進、利用者の利便性向上に向けたサービス改善などを継続的に行ってまいりました。また、2022年10月以降、注力していた検索エンジンへの施策効果も継続し、当社の主要KPIの構成要素である利用スペース数、利用スペースあたりのGMV、GMVも前年対比で増加しました。以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は667,435千円、営業損失は18,858千円、経常損失は17,745千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は21,370千円となりました。
(2)財政状態の状況(流動資産)当第2四半期連結会計期間末における流動資産は1,359,566千円となり、前連結会計年度末に比べ18,883千円減少いたしました。これは主に、季節的要因によりスペース利用が増加する12月と比較し、相対的にスペース利用が減少したことに伴い未収入金が減少したことによるものであります。
(固定資産)当第2四半期連結会計期間末における固定資産は302,375千円となり、前連結会計年度末に比べ16,293千円減少いたしました。これは主に、のれんの償却によるものです。
(流動負債)当第2四半期連結会計期間末における流動負債は967,456千円となり、前連結会計年度末に比べ19,552千円減少いたしました。これは主に、季節的要因によりスペース利用が増加する12月と比較し、相対的にスペース利用が減少したことに伴う掲載ホストへの未払金減少によるものであります。
(固定負債)当第2四半期連結会計期間末における固定負債は10,441千円となり、前連結会計年度末に比べ1,322千円減少いたしました。これは主に、長期借入金を返済したことによるものであります。
(純資産)当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は684,044千円となり、前連結会計年度末に比べ14,300千円減少いたしました。これは主に、当第2四半期連結累計期間に親会社株主に帰属する四半期純損失21,370千円を計上したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ100,266千円増加し、545,270千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果、獲得した資金は136,078千円となりました。これは主に未収入金が119,346千円減少したことを主要因としております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果、使用した資金は17,204千円となりました。これは無形固定資産の取得による支出8,391千円、敷金及び保証金の差入による支出7,260千円を主要因としております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における財務活動の結果、使用した資金は18,608千円となりました。これは長期借入金の返済による支出19,148千円を主要因としております。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等当第2四半期連結累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動 当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は23,546千円であります。
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