【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が2023年5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ「5類感染症」へ移行の見込みが発表されるなど、経済社会活動の正常化が進みました。他方で、世界的な金融引き締めが続く中、物価上昇、供給面での制約等の影響により、先行きの不透明な状況が続いております。当社の属するスペースシェア市場においては継続して拡大しておりますが、注視が必要な状況となっております。このような外部環境の中、当社グループにおいては、「チャレンジを生み出し、世の中を面白くする」というビジョンのもと、「インドア花見®」「レンタルスペースでのスポーツ観戦」などの利用者向けキャンペーン企画、登録者数20万人を超えるYouTube番組への協賛、タイアップを通じた認知促進、利用者の利便性向上に向けたプロダクト改善などを継続的に行なってまいりました。さらに、2022年10月以降、注力していた検索エンジンへの施策効果も継続し、当社の主要KPIの構成要素である利用スペース数、利用スペースあたりのGMVも増加しました。以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は343,767千円(前年同期比13.1%増)、営業利益は6,970千円(前年同期は営業損失36,466千円)、経常利益は6,753千円(前年同期は経常損失36,727千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,431千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失35,143千円)となりました。
(2)財政状態の状況(流動資産)当第1四半期連結会計期間末における流動資産は1,216,438千円となり、前連結会計年度末に比べ162,010千円減少いたしました。これは主に、季節的要因によりスペース利用が増加する12月と比較し、相対的に3月のスペース利用が減少したことに伴い未収入金が減少したものです。
(固定資産)当第1四半期連結会計期間末における固定資産は308,414千円となり、前連結会計年度末に比べ10,254千円減少いたしました。これは主に、のれんの償却によるものです。
(流動負債)当第1四半期連結会計期間末における流動負債は808,678千円となり、前連結会計年度末に比べ178,329千円減少いたしました。これは主に、季節的要因によりスペース利用が増加する12月と比較し、相対的に3月のスペース利用が減少したことに伴う掲載ホストへの未払金減少によるものであります。
(固定負債)当第1四半期連結会計期間末における固定負債は11,015千円となり、前連結会計年度末に比べ748千円減少いたしました。これは主に、長期借入金を返済したことによるものであります。
(純資産)当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は705,158千円となり、前連結会計年度末に比べ6,812千円増加いたしました。これは主に、当第1四半期連結会計期間に親会社株主に帰属する四半期純利益2,431千円、新株予約権の増加が4,381千円生じたことによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等当第1四半期連結累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は14,254千円であります。
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