【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大、ウクライナ情勢の悪化による資源価格の高騰や円安・金融資本市場の変動等、依然として先行きの不透明な状況が続いております。また、当社の属するスペースシェア市場においても、引き続き厳しい競争環境が継続し、厳しい経営環境となりました。このような状況の中、当社の主要KPIの構成要素である利用スペース数は堅調に推移しているものの、比較的小規模なスペースの利用が増加していることから、利用スペースあたりのGMVは減少し、最終的にGMVは前年同期比で微増にとどまっております。この状況に対応すべく、当社は8月にスペースシェア業界初となる楽天ポイント・楽天ペイを導入し、ゲストの利便性の向上を図っております。また、将来を見据え、検索エンジンへの対応の強化や認知度向上のためのWeb広告の投資、新規事業への投資にも引き続き注力しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上高は856,725千円(前年同期比5.3%増)、営業損失は129,149千円(前年同期は営業利益31,110千円)、経常損失は128,748千円(前年同期は経常利益35,045千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は128,061千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益19,505千円)となりました。
(2)財政状態の状況(流動資産)当第3四半期連結会計期間末における流動資産は930,197千円となり、前連結会計年度末に比べ429,073千円減少しました。これは主に、季節的要因によりスペース利用が増加する12月と比較し、相対的にスペース利用が減少したことに伴い未収入金が減少するとともに、未払金の支払いにより現金及び預金が減少したことによるものであります。
(固定資産)当第3四半期連結会計期間末における固定資産は329,132千円となり、前連結会計年度末に比べ10,693千円減少しました。これは主に、のれんの償却によるものです。
(流動負債)当第3四半期連結会計期間末における流動負債は561,397千円となり、前連結会計年度末に比べ257,030千円減少しました。これは主に、季節的要因によりスペース利用が増加する12月と比較し、相対的にスペース利用が減少したことに伴う掲載ホストへの未払金減少によるものであります。
(固定負債)当第3四半期連結会計期間末における固定負債は15,625千円となり、前連結会計年度末に比べ64,328千円減少しました。これは主に、長期借入金を返済したことによるものであります。
(純資産)当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は682,306千円となりました。これは主に、当第3四半期連結累計期間に親会社株主に帰属する四半期純損失128,061千円を計上したことによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は43,475千円であります。 当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況の重要な変更は、次のとおりであります。当社グループはこれまで「スペースシェアをあたりまえに」をミッションに掲げ、スペースマーケット事業の単一事業を営んできました。当第3四半期連結累計期間より、新規事業の創出に加え、さらなるサービス拡充・事業規模拡大のための研究開発活動を行う方針としております。
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