【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
業績等の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態の状況(資産)流動資産は、前連結会計年度末と比較して884,937千円増加し6,409,315千円となりました。これは主に、現金及び預金が397,835千円、売掛金及び契約資産が447,758千円増加したことによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末と比較して1,692,705千円増加し2,042,621千円となりました。これは主に、のれんが1,524,413千円増加したことによるものであります。この結果、資産合計は8,451,936千円となり、前連結会計年度末と比較して2,577,642千円増加しました。 (負債)流動負債は、前連結会計年度末と比較して978,396千円増加し2,376,945千円となりました。これは主に、未払費用が172,732千円、未払消費税等が173,407千円、一年以内返済長期借入金が172,008千円増加したことによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末と比較して1,631,028千円増加し1,635,913千円となりました。これは主に、長期借入金が1,504,990千円増加したことによるものであります。この結果、負債合計は4,012,858千円となり、前連結会計年度末と比較して2,609,424千円増加しました。
(純資産)純資産は前連結会計年度末と比較して31,782千円減少し、4,439,078千円となりました。これは主に、利益剰余金が138,968千円、非支配株主持分が72,171千円増加した一方、自己株式が299,931千円増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は50.8%(前連結会計年度末は75.7%)となりました。
② 経営成績の状況当社グループはグランドビジョンに「21世紀で最も感動を与えた会社になる」を掲げ、ITフリーランスのデータベース、グローバルで活躍するITエンジニア育成など人材インフラを活かし、インターネットの普及によりめまぐるしく変化する人々の生活や企業の行動を積極的に捉え、変化対応力を強みに、提供サービスの創造・進化を通じて常に成長し続けることで、永続的な企業価値向上を目指しております。当社グループは子会社6社を含む全4事業で構成されており、各事業セグメントは「IT人材事業」、「ゲーム事業」、「Seed Tech事業」、「x-Tech事業」の4つに分類されております。当連結会計年度より、セグメント区分を変更しており、前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数字で比較分析しております。当連結会計年度におけるわが国経済は、原材料価格の上昇に伴う物価高など、景気の下振れリスクもあるものの、新型コロナウイルス感染症の収束に伴い、人流が回復し、景気は緩やかに持ち直しの動きがみられました。ウィズコロナの新たな段階への移行が進む中、各業界における新しい生活様式の構築に向けたIT技術を活用した取り組みやデジタルトランスフォーメーションの推進によって、IT人材や個人のITスキル強化のニーズはますます高まっております。このような状況下、当社グループは、2021年5月14日開示の中期経営計画「G100」(2022年3月期~2025年3月期)で掲げた方針に基づき、各種施策に継続的に取り組んでまいりました。当連結会計年度においては、豪州にてIT人材サービス事業を展開しているLaunch Group Holdings Pty Ltd及びその子会社Launch Recruitment Pty Ltdを当社グループの連結子会社とし、また、フィリピンにてオフショア開発を請け負う新会社SEED TECH PHILIPPINES INC.を設立し、グローバル化を推進いたしました。技術リソースのシェアリングやIT人材育成サービス等によって、日本のIT人材不足を解決する会社となるべく事業体制を構築してまいりました。なお、当連結会計年度において新たに連結子会社となったLaunch Group Holdings、Launch Recruitment Pty Ltdは、みなし取得日を1月1日としているため、貸借対照表のみ連結しております。この結果、当連結会計年度の売上高は15,997,838千円(前期比11.6%増)、営業利益は589,410千円(同48.0%減)、経常利益は567,920千円(同50.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は244,215千円(同65.4%減)となりました。
セグメント別の業績は次の通りであります。
<IT人材事業>IT人材事業におきましては、事業は好調に推移いたしました。ITフリーランスの新規登録者数、新規取引企業数共に着実に伸長しております。ブランディングを目的としたタクシーや東京メトロ等の交通系広告や、積極的な広告投資の結果、IT関係以外の大手企業からの問い合わせが増加いたしました。また、組織強化のために人員を増員し、旺盛な需要に応えるための体制作りに注力してまいりました。この結果、当連結会計年度における当該事業分野の売上高は12,762,853千円(前期比18.5%増)、セグメント利益は1,060,457千円(同6.4%増)となりました。
<ゲーム事業>ゲーム事業におきましては、株式会社バンダイナムコオンラインが配信する「アイドリッシュセブン」や株式会社バンダイナムコエンターテインメントが配信する「僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT」等の7本のタイトルの運営と、3本のタイトルの新規開発を行っております。フリーランスを活用し、開発状況に合わせた適切なリソースコントロールに注力しております。この結果、当連結会計年度における当該事業分野の売上高は2,896,010千円(前期比10.9%減)、セグメント利益は121,198千円(同78.5%減)となりました。
<Seed Tech事業>Seed Tech事業におきましては、日本とフィリピンに拠点を構え、拠点間の強固な連携でIT人材の育成を軸にした事業展開を行っております。SaaS型DX/IT人材育成サービス「ソダテク」の提供や、フィリピンセブ島へのIT留学事業、オフショア開発受託事業を行っております。この結果、当連結会計年度における当該事業分野の売上高は176,053千円(前期比51.5%増)、セグメント損失は31,652千円(前期はセグメント損失26,880千円)となりました。
<x-Tech事業>x-Tech事業におきましては、最先端の技術や手法を活用し、「テクノロジー×データ」で、ビジネスモデル変革のテクノロジーパートナーを目指し、ゴルフ等のスポーツ領域を中心としたデジタルマーケティング支援やD2C支援を行っております。この結果、当連結会計年度における当該事業分野の売上高は183,346千円(前期比11.1%減)、セグメント利益は39,688千円(同8.4%増)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ397,835千円増加し、3,755,033千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動による資金の増加額は、688,038千円となりました。これは主に、仕入債務の増加額102,043千円、売掛金及び契約資産の減少額60,396千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動により支出した資金は、1,560,893千円となりました(前年同期は68,653千円の支出)。これは主に、子会社株式の取得による支出1,554,330千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動により増加した資金は、1,274,450千円となりました(前年同期は91,339千円の支出)。これは主に、長期借入れによる収入1,720,000千円、自己株式の取得による支出299,931千円によるものであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金需要は、売上原価であるITフリーランスの集客費や受託開発にかかる外注費、販売費及び一般管理費である人件費であります。これらの資金需要に対して、短期の運転資金につきましては、自己資金により充当し、長期の運転資金や設備投資につきましては、銀行借入や新株発行による調達資金により充当することとしております。 当社のキャッシュ・フローにつきましては、「(1) 業績等の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。現時点において重要な資本的支出の予定はございません。 なお、当連結会計年度において、Launch Group Holdings Pty Ltdの株式取得のため、金融機関より長期借入金1,720,000千円を調達いたしました。
⑤ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りによる不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」に記載しております。
⑥ 生産、受注及び販売の実績当連結会計年度における生産、受注及び販売の実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
a.生産実績生産に該当する事項が無いため、生産実績に関する記載はしておりません。
b.受注実績
セグメントの名称
受注高(千円)
前期比(%)
受注残高(千円)
前期比(%)
ゲーム事業
800,020
△44.1
94,410
△85.2
合計
800,020
△44.1
94,410
△85.2
(注) IT人材事業、Seed Tech事業、x-Tech事業は提供しているサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
c.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
販売高(千円)
前期比(%)
IT人材事業
12,755,089
18.47
ゲーム事業
2,896,010
△10.94
Seed Tech事業
163,391
40.62
x-Tech事業
183,346
△11.13
合計
15,997,838
11.55
(注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先
第15期連結会計年度(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
第16期連結会計年度(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
金額(千円)
割合(%)
金額(千円)
割合(%)
株式会社バンダイナムコエンターテインメント
2,249,499
15.7
―
―
(注) 1.当連結会計年度の株式会社バンダイナムコエンターテインメントについては、当該割合が100分の10未満のため、記載を省略しております。
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