【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の5類への移行が実施され、経済活動の正常化が一段と進むものと期待される一方で、ウクライナ情勢の長期化、物価の上昇や為替相場の急激な変動などから、景気の先行きについては依然として不透明な状況が続いております。このような状況のもと、当社は「もう一人のあたたかい家族として在宅生活の安心を届け地域社会へ貢献します」という企業理念のもと、利用者様に寄り添った訪問看護をより多くの方に享受いただけるよう、人材確保と新規拠点開設に取り組んでおります。当第2四半期累計期間においては、収益性の向上、人材確保に注力し、2023年4月に東京都港区及び東京都墨田区、5月に東京都練馬区に新規拠点を開設しました。この結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高767,735千円(前年同期比20.3%増)となりました。営業利益は68,060千円(前年同期比118.5%増)、経常利益は69,904千円(前年同期比185.4%増)となり、四半期純利益は46,066千円(前年同期比185.9%増)となりました。なお、当社は訪問看護サービス事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の業績の記載をしておりません。
(2) 財政状態の分析(流動資産)当第2四半期会計期間末における流動資産は789,652千円(前事業年度末残高756,058千円)となり、前事業年度末に比べ33,593千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が30,839千円増加、前払費用が3,710千円増加したことによるものであります。
(固定資産)当第2四半期会計期間末における固定資産は42,237千円(前事業年度末残高27,969千円)となり、前事業年度末に比べ14,267千円増加いたしました。これは主に、移動車両の買い替えに伴い車両運搬具が3,774千円増加、新規拠点開設に伴い差入保証金が3,091千円増加、賞与引当金の計上に伴い繰延税金資産が9,611千円増加した一方で、減価償却等により有形・無形固定資産が2,876千円減少したことによるものであります。
(流動負債)当第2四半期会計期間末における流動負債は211,075千円(前事業年度末残高199,849千円)となり、前事業年度末に比べ11,225千円増加いたしました。これは主に、未払金が5,665千円、未払法人税等が4,973千円、賞与引当金が31,713千円増加した一方で、1年内返済予定の長期借入金が2,613千円、未払費用が16,493千円、預り金が11,958千円減少したことによるものであります。
(固定負債)当第2四半期会計期間末における固定負債は30,149千円(前事業年度末残高39,484千円)となり、前事業年度末に比べ9,335千円減少いたしました。これは主に、退職給付引当金が1,388千円増加した一方で、長期借入金が10,998千円減少したことによるものであります。
(純資産)当第2四半期会計期間末における純資産は590,665千円(前事業年度末残高544,693千円)となり、前事業年度末に比べ45,971千円増加いたしました。これは主に、四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります 。
(3)キャッシュ・フローの状況当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物は、482,644千円(前年度末比30,839千円増)となりました。現金及び現金同等物の主な変動要因につきましては、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは51,411千円の収入(前年同四半期は863千円の収入)となりました。これは主に、税引前四半期純利益の計上69,904千円、賞与引当金の増加31,713千円、未払費用の減少16,444千円、預り金の減少11,958千円、法人税等の支払額24,538千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、6,866千円の支出(前年同四半期は14,192千円の収入)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3,774千円、差入保証金の差入による支出3,145千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは13,705千円の支出(前年同四半期は171,680千円の収入)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出13,611千円によるものであります。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。
(5) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動当第2四半期累計期間において、研究開発活動について特記すべき事項はありません。
(8) 従業員数当第2四半期累計期間において、当社の従業員数(正社員数)は事業の拡大により、前事業年度末と比べ22名増加し、209名となりました。
(9) 経営成績に重要な影響を与える要因当第2四半期累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
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