【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2022年4月~2022年9月)の世界経済は、中国のゼロコロナ政策、ロシアのウクライナ侵攻等、不安定な世界情勢を背景にサプライチェーンの混乱や原材料価格の高騰が続きました。さらに食糧、エネルギーの高騰に象徴される高インフレが起こり、諸外国は金融引き締め政策を続けており、今後景気の回復は減速していくものとされています。一方、わが国では金融緩和政策が継続しており、為替相場は大幅な円安となっております。
当社グループの属する電子部品業界におきましては、自動車関連市場では、半導体不足は期初よりは緩んできているものの、本格的な回復には至っておりません。また、移動体通信関連市場では、インフレの影響もあり、販売台数は前期比減少が見込まれています。
このような状況の下で、当社グループでは、自動車関連向け、健康機器関連向けの売上は減少したものの、アミューズメント関連向けが大幅に増加し、移動体通信関連向けも増加したうえ、円安の影響もあり、全体では売上が増加いたしました。
また、利益面につきましても、為替相場が大きく円安に振れたことにより、営業利益を押し上げ、さらには営業外収益に為替差益を計上したことにより、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益も大幅に増加いたしました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の連結売上高は120,666百万円(前年同期比24.7%増)、営業利益は10,147百万円(前年同期比54.0%増)、経常利益は為替相場変動に伴う為替差益(5,565百万円)を計上し、16,070百万円(前年同期比116.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10,941百万円(前年同期比82.5%増)となりました。
報告セグメントの売上高及びセグメント利益または損失は、次のとおりであります。
機構部品につきましては、アミューズメント関連向け、移動体通信向けが増加したことにより、売上高は106,185百万円(前年同期比30.4%増)、セグメント利益は9,318百万円(前年同期比94.3%増)となりました。
音響部品につきましては、AV機器関連向けが増加したことにより、売上高は8,178百万円(前年同期比22.9%増)、セグメント利益は641百万円(前年同期比19.0%減)となりました。
表示部品につきましては、自動車関連向けが減少したことにより、売上高は2,666百万円(前年同期比40.1%減)、セグメント損失は343百万円(前年実績は116百万円のセグメント利益)となりました。
複合部品その他につきましては、健康機器関連向けが減少したことにより、売上高は3,635百万円(前年同期比13.8%減)、セグメント利益は531百万円(前年同期比39.9%減)となりました。
(注)各セグメント別の売上高は、外部顧客への売上高にセグメント間の内部売上高又は振替高を加算したものです。
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、棚卸資産が減少したものの、現金及び預金及び売上債権の増加等により前連結会計年度末比12,499百万円増の184,024百万円となりました。また、負債につきましては、その他流動負債が減少したものの、仕入債務及び未払法人税等の増加等により前連結会計年度末比2,938百万円増の54,930百万円となりました。
なお、純資産は、利益剰余金の増加等により前連結会計年度末比9,560百万円増の129,094百万円となり、自己資本比率は70.2%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ15,922百万円増加(前年同期は5,411百万円の減少)し、78,401百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金は、19,519百万円の増加(前年同期は3,493百万円の減少)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益15,938百万円(前年同期は税金等調整前四半期純利益7,958百万円)、棚卸資産の減少10,715百万円(前年同期は3,979百万円の増加)、仕入債務の減少3,869百万円(前年同期は1,917百万円の減少)、法人税等の支払3,087百万円(前年同期は2,152百万円)によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金は、1,553百万円の減少(前年同期は1,063百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,510百万円(前年同期は1,762百万円)によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金は、3,085百万円の減少(前年同期は967百万円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払3,022百万円(前年同期は846百万円)によるものであります。
(3) 優先的に対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき課題について、重要な変更はありません。
また、当第2四半期連結累計期間において、当社の会社の支配に関する基本方針の概要について、重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、989百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間の生産、受注及び販売の実績における著しい増減は、次の通りであります。
生産実績において、表示部品が著しく減少しました。これは主として自動車関連向けの減少によるもので、表示部品の生産実績は2,531百万円(前年同期比48.8%減)となりました。
受注実績において、機構部品が著しく増加しました。これは主としてアミューズメント関連向けの増加によるもので、機構部品の受注実績は110,216百万円(前年同期比44.9%増)となりました。また、表示部品が著しく減少しました。これは主として自動車関連向けの減少によるもので、表示部品の受注実績は1,739百万円(前年同期比77.4%減)となりました。
販売実績において、機構部品が著しく増加しました。これは主としてアミューズメント関連向けの増加によるもので、機構部品の販売実績は106,185百万円(前年同期比30.4%増)となりました。また、表示部品が著しく減少しました。これは主として自動車関連向けの減少によるもので、表示部品の販売実績は2,666百万円(前年同期比40.1%減)となりました。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 2経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次の通りです。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は、自己資金及び銀行等金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、自己資金、銀行等金融機関からの借入及び新株予約権付社債の発行などによる調達を基本としております。
