【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当社は2022年8月8日付で連結子会社であった吉奥馬科技(無錫)有限公司の全出資持分を譲渡したことに伴い、第1四半期累計期間までは連結決算でありましたが、当第2四半期累計期間より非連結決算へ移行いたしました。なお、前第2四半期連結累計期間において四半期連結財務諸表を作成しておりましたが、上記により当第2四半期累計期間より四半期連結財務諸表を作成していないため、比較分析は行っておりません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に緩和され持ち直しの動きが見られたものの、ウクライナ情勢の長期化や、世界的な金融引き締めによる急速な円安の進行、原材料価格やエネルギー価格の高騰が続くなど、依然不透明な状況が続いております。
このような環境の中、当社を取り巻く事業環境は、当社の主力製品が関連するスマートフォン市場における世界的な需要減速や、半導体供給不足の継続による自動車市場への影響がみられましたが、当社においてその影響が軽微であったことから概ね堅調に推移いたしました。
この結果、売上高は3,079百万円となりました。損益につきましては、モビリティ向け薄膜製品、半導体・電子部品向け薄膜製品の売上が増加したことや、前期下期に投入したカバーパネル用反射防止・防汚膜向け生産ラインが本格的に稼働し生産性が向上したことから、営業利益は228百万円、円安に伴う為替差益48百万円を営業外収益に計上したことなどから、経常利益は296百万円となりました。また、当社の連結子会社である吉奥馬科技(無錫)有限公司の全出資持分の譲渡に伴う事業譲渡損493百万円を特別損失に計上したことから、四半期純損失は203百万円となりました。
品目別の状況は、次のとおりであります。なお、当社は、成膜加工関連事業の単一セグメントであるため、品目別に記載しております。
(ディスプレイ)
液晶パネル用帯電防止膜やタッチパネル用透明導電膜は、自動車向けメーターパネルやウエラブル端末向けの受注は安定的に推移いたしましたが、スマートフォン、タブレット、ゲーム機器向けの受注は低調に推移いたしました。
この結果、売上高は1,228百万円となりました。
(モビリティ)
モビリティ向け薄膜製品は、前期下期に投入した生産ラインの効果によりカバーパネル用反射防止・防汚膜の受注は引き続き好調に推移いたしました。
この結果、売上高は947百万円となりました。
(半導体・電子部品)
半導体・電子部品向け薄膜製品は、半導体向けが安定的に推移したことに加え、電子部品向け金属配線・電極膜の受注が増加いたしました。
この結果、売上高は564百万円となりました。
(その他)
その他につきましては、遮光膜・減光膜に関連した製品の受注が堅調に推移いたしました。
この結果、売上高は338百万円となりました。
当第2四半期会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ285百万円減少し、18,482百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が296百万円、流動資産のその他に含まれる未収入金が330百万円増加したものの、流動資産のその他に含まれる関係会社短期貸付金が106百万円、投資その他の資産のその他に含まれる関係会社出資金が156百万円、関係会社長期貸付金が588百万円減少したことなどによるものであります。
負債合計は、前事業年度末に比べ87百万円減少し、8,268百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が358百万円増加したものの、流動負債のその他に含まれる設備関係支払手形が483百万円減少したことなどによるものであります。
純資産合計は、前事業年度末に比べ197百万円減少し、10,214百万円となりました。これは主に、利益剰余金が203百万円減少したことによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ112百万円増加し、5,697百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は292百万円となりました。
これは主に、税引前四半期純損失が197百万円となったものの、資金の支出を伴わない減価償却費172百万円や事業譲渡損493百万円があったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は196百万円となりました。
これは主に、有価証券及び投資有価証券の償還による収入が合計で400百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が580百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は5百万円となりました。
これは、長期借入れによる収入350百万円と長期借入金の返済による支出344百万円であります。
(3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は144百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
