【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態および経営成績の状況
当社グループにおける当第2四半期連結会計期間末の資産は17,847百万円となり、前連結会計年度末に比べ833百万円増加しました。これは、主に棚卸資産で325百万円増加、有形固定資産で292百万円増加したことによるものであります。当第2四半期連結会計期間末の負債は8,821百万円となり、前連結会計年度末に比べ384百万円増加しました。これは主に流動負債その他で未払費用等により241百万円増加、長短借入金で78百万円増加したことによるものであります。当第2四半期連結会計期間末の純資産は9,027百万円となり、前連結会計年度末に比べ450百万円増加しました。これは、主に利益剰余金が254百万円増加したことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は8,999百万円(前年同四半期比14.2%増)となりました。日本では、前期および当期と度重なる原材料の値上げに対し販売価格に転嫁を進めたことが影響しております。中国では前年同期の上海ロックダウンの影響が一巡し、現状は消費活動の復調から売上は回復の傾向にあります。損益面では、原材料の値上に対し販売価格への転嫁が追い付いていないものの、より効率良く生産するための体制を見直したことが影響し、営業利益は432百万円(前年同四半期比517.3%増)、経常利益は448百万円(前年同四半期比451.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は282百万円(前年同四半期比536.1%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
① 日本
当社および国内連結子会社においては、売上高は7,464百万円(前年同四半期比13.8%増)となりました。前期および当期と度重なる原材料の値上げに対し販売価格に転嫁を進めたことが影響しております。セグメント利益は原材料の値上に対し販売価格への転嫁が追い付いていないものの、より効率良く生産するための体制を見直したことが影響し、263百万円(前年同四半期比42.0%増)となりました。
② 中国
当社グループにおいては、セグメント間の売上高を含め売上高は2,217百万円(前年同四半期比23.3%増)となりました。前年同期の上海ロックダウンの影響が一巡し、現状は消費活動の復調から売上は回復の傾向にあります。セグメント利益は売上の増加に加え採算の改善活動を続けていることが影響し、249百万円(前年同四半期はセグメント損失38百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、1,661百万円となりました。これは、前第2四半期連結累計期間と比べ、97百万円(前年同四半期比6.2%増)増加しております。
各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益448百万円、減価償却費224百万円等により、595百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出367百万円等により、537百万円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、長短借入金の純増加額78百万円等により、9百万円の収入となりました。
(3)会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載しました「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、147百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。