【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態および経営成績の状況
当社グループにおける当第1四半期連結会計期間末の資産は16,620百万円となり、前連結会計年度末に比べ394百万円減少しました。これは、主に現金及び預金で89百万円減少、受取手形、売掛金及び契約資産で前連結会計年度末が休日であった影響等により483百万円減少、棚卸資産で265百万円増加したことによるものであります。当第1四半期連結会計期間末の負債は7,982百万円となり、前連結会計年度末に比べ455百万円減少しました。これは、主に長短借入金で231百万円減少、支払手形及び買掛金で132百万円減少したことによるものであります。当第1四半期連結会計期間末の純資産は8,638百万円となり、前連結会計年度末に比べ61百万円増加しました。これは、主に利益剰余金が78百万円増加したことによるものであります。
当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は4,212百万円(前年同四半期比6.2%増)となりました。日本では、前年からの原材料の値上げを売上に転嫁を進めたことが影響しております。中国では前年同期は上海ロックダウンの影響が一部ありましたが、現状は消費活動の復調から売上は回復の傾向にあります。損益面では、日本で今年に入ってからの更なる値上げに対して売上への転嫁が対応しきれていない反面、中国での売上の増加に加え採算の改善活動により、営業利益は166百万円(前年同四半期比67.6%増)、経常利益は168百万円(前年同四半期比81.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は107百万円(前年同四半期比66.2%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
① 日本
当社および国内連結子会社においては、売上高は3,545百万円(前年同四半期比7.7%増)となりました。前年からの原材料の値上げを売上に転嫁を進めたことが影響しております。セグメント利益は今年に入ってからの原材料の更なる値上げに対して、売上への転嫁が対応しきれていないことにより、99百万円(前年同四半期比1.6%減)となりました。
② 中国
当社グループにおいては、セグメント間の売上高を含め売上高は1,051百万円(前年同四半期比6.0%増)となりました。前年同期は上海ロックダウンの影響が一部ありましたが、現状は消費活動の復調から売上は回復の傾向にあります。セグメント利益は売上の増加に加え採算の改善活動により、105百万円(前年同四半期比215.0%増)となりました。
(2)会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載しました「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、69百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。