【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済及び世界経済は、引き続き新型コロナウイルス感染防止と経済活動との両立が求められる中、感染者数の減少や行動制限の緩和等により持ち直し、緩やかな回復基調となりました。一方で、ロシア・ウクライナ問題に端を発した資源・エネルギー価格高騰や日米の金融政策を巡る思惑等による為替乱高下等により企業の経営環境は大きく変化し、先行きの景気不透明感が高まっています。
このような環境のもと、当社グループは昨年からスタートした長期ビジョン「VISION30」の方針のもと、今期からの3ヵ年計画、中期経営計画「ローリングプラン FY2022~FY2024」を策定し、足許の堅調な解体・インフラ工事需要に対応した増産と生産性向上を軸にした生産体制強化を注力課題として取組み、更なる持続的成長と企業価値向上を図っています。
その結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高17,000,137千円(前年同期比15.7%増)、営業利益1,475,402千円(前年同期比9.2%増)、経常利益1,467,204千円(前年同期比7.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益983,497千円(前年同期比15.3%増)となり、第3四半期連結累計期間の最高売上・最高利益を更新いたしました。
当第3四半期連結累計期間のセグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
国内セグメントは、昨年から解体環境アタッチメントを中心に高水準の受注残を維持しており、増産や商材の確保に注力してきた結果、売上高13,417,137千円(前年同期比12.5%増)となりました。機種別には、主力の圧砕機は再開発やビル・工場等の建替等による解体需要が引き続き順調で売上高5,447,162千円(前年同期比11.6%増)、油圧ブレーカも売上高701,911千円(前年同期比5.0%増)と順調に伸ばすことが出来ました。一方で、つかみ機は金属スクラップ処理や木造解体、災害復興等の需要は引き続き堅調で受注残は抱えているものの、大型スクラップローダの納期ズレによる販売台数減の影響などもあり売上高863,122千円(前年同期比7.0%減)となりました。また、グループ連携による販売強化を進めている林業機械は、昨年後半に投入した新商品「ハイブリッドバケット」の販売が寄与し売上高984,769千円(前年同期比71.2%増)、ケーブルクレーン事業は大型案件のダム工事売上が寄与したことや再生可能エネルギーとして見直されている水力発電所の改修工事が引き続き順調で売上高1,612,222千円(前年同期比66.1%増)となりました。輸入商材の大型環境機械に関しては、納期の長期化や円安進行による輸入価格上昇が影響し216,500千円(前年同期比58.8%減)に留まりました。営業所リニューアルにより体制整備を図ってきたアフタービジネスについては、原材料売上高が1,398,597千円(前年同期比12.0%増)、修理売上高は710,892千円(前年同期比13.1%増)となりました。セグメント利益は鋼材価格の上昇等による利益圧迫要因などがあったものの、特にケーブルクレーン事業の利益寄与が大きく、1,208,555千円(前年同期比13.7%増)と増益となりました。
海外セグメントは、売上高3,582,999千円(前年同期比29.3%増)となりました。主力地域の北米では順調に経済活動が回復し売上高2,162,544千円(前年同期比33.1%増)、欧州は好調な市況の中で販売代理店網の充実が寄与し売上高746,385千円(前年同期比38.2%増)、アジア地域は経済全般が好調な台湾向けが増加したこと等により売上高453,403千円(前年同期比12.3%増)と重点3地域で売上は順調に推移しました。利益に関しては、高騰を続けていた海上運賃の値上げもコロナ前水準まで戻りつつあることや、一定の利益が見込める北米市場で売上を伸ばすことができ粗利は増加したものの、一過性要因のM&A関連手数料の費用処理や、昨年のアメリカ子会社の「給与保護プログラム(PPP)」の利益下支え要因がなくなったこともありセグメント利益は289,716千円(前年同期比7.4%減)と減益となりました。
(2)財政状態の分析
(資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における資産の残高は、30,109,607千円(前連結会計年度末25,516,461千円)となり4,593,146千円増加しました。建設仮勘定が284,766千円、受取手形及び売掛金が121,381千円それぞれ減少しましたが、現金及び預金が1,748,180千円、商品及び製品が1,219,552千円、原材料及び貯蔵品が1,113,548千円、土地が458,516千円それぞれ増加したことが主な要因です。
(負債の部)
当第3四半期連結会計期間末における負債の残高は、15,931,269千円(前連結会計年度末12,971,919千円)となり2,959,350千円増加しました。長期借入金が347,689千円、1年内返済予定の長期借入金が237,500千円それぞれ減少しましたが、短期借入金が3,225,857千円、支払手形及び買掛金が625,765千円それぞれ増加したことが主な要因です。(純資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は、14,178,338千円(前連結会計年度末12,544,542千円)となり1,633,795千円増加しました。剰余金処分の配当金支払256,524千円を行いましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益983,497千円を計上したこと及び、為替換算調整勘定が911,633千円増加したことが主な要因です
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の総額は、155,956千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。
会社名
事業所名
(所在地)
セグメントの
名称
内容
設備の内容
資金調達方法
完了年月
投資金額
(千円)
オカダアイヨン㈱
仙台営業所
(仙台市宮城野区)
国内
営業所の移転新設
販売組立修理設備の
土地・建物
自己資金
2022年4月
737,199
