【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年9月30日)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」という。)拡大下の厳しい行動制限が緩和され経済活動の正常化に向かい、持ち直しの動きが見られたものの、7月に入りコロナは再拡大し、また急激な円安の進行や原材料価格の高騰等により、依然厳しい経営環境が続きました。ウイズコロナの新たな段階への移行を目指した各種の取り組みが続く一方、ロシア・ウクライナ情勢は長期化し、更に原材料価格は上昇する等、先行きの不透明感は増す状況となりました。
そのような環境の中、長期戦略「ONE DUSKIN」の最終第3フェーズ「中期経営方針2022」(2023年3月期~2025年3月期)のスタートを切った当社は、社会価値の向上と企業としての持続的な成長、双方の実現を目指した取り組みを開始しつつ、原材料価格高騰、物流コストの上昇等に対してお客様への安定的な商品提供継続のため、訪販グループにおいては主力のクリーンサービス事業のレンタル商品、一部の定期補充商品・販売商品のお客様標準価格の改定を7月に実施しました。また、これまで貿易機能及びアジア地域での展開に対する投資の任を担ってきた楽清香港有限公司(以下「ダスキン香港」という。)を解散し、その主な機能を当社に集約することを決議、公表いたしました。
当第2四半期連結累計期間は、全てのセグメントが増収となったことにより、連結売上高は前年同期から17億円(2.1%)増加し819億13百万円となりました。利益面につきましては、訪販グループの価格改定対応費用の計上等により、連結営業利益は前年同期から10億46百万円(16.5%)減少し53億円、連結経常利益は、前年同期から8億63百万円(11.5%)減少し66億40百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期から6億42百万円(12.4%)減少し45億33百万円となりました。
(単位:百万円)
前第2四半期
当第2四半期
増 減
(2022年3月期第2四半期)
(2023年3月期第2四半期)
増減率 (%)
連結売上高
80,213
81,913
1,700
2.1
連結売上総利益
37,293
37,756
463
1.2
連結営業利益
6,346
5,300
△1,046
△16.5
連結経常利益
7,504
6,640
△863
△11.5
親会社株主に帰属する
四半期純利益
5,175
4,533
△642
△12.4
<セグメント毎の状況>
セグメント別売上高
(単位:百万円)
前第2四半期
当第2四半期
増 減
(2022年3月期第2四半期)
(2023年3月期第2四半期)
増減率 (%)
訪販グループ
54,181
54,188
6
0.0
フードグループ
19,915
21,359
1,443
7.2
その他
7,688
8,029
341
4.4
小計
81,785
83,577
1,791
2.2
セグメント間取引消去
△1,572
△1,664
△91
-
連結売上高
80,213
81,913
1,700
2.1
(注)各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおります。
セグメント別営業利益
(単位:百万円)
前第2四半期
当第2四半期
増 減
(2022年3月期第2四半期)
(2023年3月期第2四半期)
増減率 (%)
訪販グループ
6,465
5,081
△1,384
△21.4
フードグループ
1,751
2,431
679
38.8
その他
538
443
△94
△17.6
小計
8,755
7,955
△799
△9.1
セグメント間取引消去
及び全社費用
△2,408
△2,655
△246
-
連結営業利益
6,346
5,300
△1,046
△16.5
(注)各セグメントの営業利益は、セグメント間の取引を含んでおります。
①訪販グループ
訪販グループは、レントオール事業(日用品・イベント用品等のレンタル)、ケアサービス事業が減収となったものの、クリーンサービス事業、ヘルスレント事業(介護用品・福祉用具のレンタルと販売)等の売上が増加したことにより、売上高は前年同期から6百万円増加し541億88百万円となりました。営業利益につきましては、価格改定対応のための費用計上等により、前年同期から13億84百万円(21.4%)減少し50億81百万円となりました。
訪販グループ主力のクリーンサービス事業は、家庭向け、事業所向けとも売上は増加しました。
家庭向け商品につきましては、リニューアルした「ロボットクリーナーSiRo」の売上が寄与した他、「おそうじベーシック3」(フロアモップ「LaLa」、ハンディモップ「shushu」、「MuKuモップクリーナー」のセット商品)の売上が増加し、主力のモップ全体の売上高は増加しました。また、蛇口直結タイプの小型浄水器も好調に推移しました。
事業所向け商品につきましては、空間清浄機「クリア空感」本体、加湿器本体等の売上が減少しましたが、高い衛生対策ニーズの下で、抗菌・抗ウイルス加工を施した高機能のマット売上は増加しました。
ケアサービス事業につきましては、前期東京オリンピック関連の受注があった「サービスマスター」(プロのお掃除サービス)のお客様売上が減少したものの、「メリーメイド」(家事代行サービス)、「ターミニックス」(害虫獣の駆除と総合衛生管理)、「トータルグリーン」(緑と花のお手入れサービス)、「ホームリペア」(住まいのピンポイント補修)のお客様売上は増加しました。
訪販グループのその他の事業につきましては、前年同期に「イベント衛生サービス」の受注増や東京オリンピック関連の受注で大きく売上高が増加したレントオール事業が減収となった他、化粧品関連事業が減収となりましたが、ヘルスレント事業、ユニフォーム関連事業、ライフケア事業(ご高齢者の暮らしのお手伝い)は増収となりました。
②フードグループ
フードグループは、主力事業であるミスタードーナツの全店合計お客様売上が増加し、原材料売上、ロイヤルティ売上が増加したこと等により、売上高は前年同期から14億43百万円(7.2%)増加し213億59百万円、営業利益は前年同期から6億79百万円(38.8%)増加し24億31百万円となりました。
ミスタードーナツは、前期3月に実施した一部商品の価格改定以後も好調を維持しており、来店お客様数、お客様単価とも前年同期を上回り、1店当たりのお客様売上は前年同期を上回りました。更に新規出店等により稼働店舗数が増加したことも加わり、全店合計お客様売上も前年同期を上回りました。商品別に見ますと、当期も商品戦略の中心を成す“misdo meets”は、第1四半期の宇治茶専門店「祇園辻利」に続いて第2四半期は、株式会社BAKEが展開する、焼きたてチーズタルト専門店「BAKE CHEESE TART」、焼きたてカスタードアップルパイ専門店「RINGO」、シュークリーム専門店「クロッカンシュー ザクザク」それぞれの商品をイメージした新商品を発売し、お客様の支持を得ました。またその他では、国産フルーツフィリングを使用した「エンゼルフルーツ」、毎秋恒例の「さつまいもド」、「MISDO HALLOWEEN」が売上増加に寄与し、「フルーツティ」や「レモネード」等の新しいドリンク商品も人気を得ました。
フードグループのその他の事業は、とんかつレストラン「かつアンドかつ」が増収となったものの、店舗数が減少したパイ専門店「パイフェイス」が減収となったこと及び2021年11月に連結子会社蜂屋乳業株式会社の全株式を譲渡しアイスクリーム事業から撤退したこと等により、全体では減収となりました。
③その他
国内連結子会社につきましては、前期東京オリンピック選手村の清掃業務の受注があった株式会社ダスキンヘルスケア(病院施設のマネジメントサービス)は減収、前期にリース車両の自動ブレーキ車両への入れ替えが進んだダスキン共益株式会社(リース及び保険代理業)は減収となりました。
海外連結子会社につきましては、楽清(上海)清潔用具租賃有限公司(中国(上海)におけるダストコントロール商品のレンタルと販売)は、コロナ再拡大に伴う上海のロックダウンの影響が大きく減収となりましたが、ダスキン香港は、海外のミスタードーナツ売上が回復したことにより増収、Big Appleグループ(マレーシアを中心にドーナツ事業を展開)も増収となり、全体では前年同期の売上を上回りました。
以上の結果、その他の売上高は前年同期から3億41百万円(4.4%)増加し80億29百万円となりましたが、営業利益は国内連結子会社の減収影響が大きく、前年同期から94百万円(17.6%)減少し4億43百万円となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第2四半期連結会計期間末における総資産残高は、1,941億82百万円となりました。前連結会計年度末(以下「前期末」という。)と比較して38億72百万円減少しております。その要因は、有価証券が78億7百万円減少したことに対し、投資有価証券が31億26百万円、現金及び預金が14億91百万円増加したこと等であります。
負債残高は411億38百万円となり、前期末と比較して58億90百万円減少しております。その要因は、未払金が22億76百万円、流動負債その他が15億88百万円、未払法人税等が10億34百万円減少したこと等であります。
純資産残高は1,530億44百万円となり、前期末と比較して20億18百万円増加しております。その要因は、利益剰余金が18億79百万円増加したこと等であります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末から48億94百万円減少し350億69百万円となりました。各々のキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、25億39百万円の資金収入(前年同四半期は67億96百万円の資金収入)となりました。その要因は、法人税等の支払額26億28百万円、未払金の減少額18億99百万円、未払消費税等の減少額9億88百万円、棚卸資産の増加額9億28百万円等の資金減少要因に対し、税金等調整前四半期純利益65億71百万円、減価償却費37億27百万円等の資金増加要因によります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、48億91百万円の資金支出(前年同四半期は7億50百万円の資金支出)となりました。その要因は、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入115億円等の資金増加要因に対し、有価証券及び投資有価証券の取得による支出131億22百万円、有形固定資産の取得による支出20億46百万円等の資金減少要因によります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、26億59百万円の資金支出(前年同四半期は6億61百万円の資金収入)となりました。その要因は、配当金の支払額26億43百万円等の資金減少要因によります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、340百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第2四半期連結累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。
大規模改修
提出会社
事業所名
所在地
セグメントの名称
設備の内容
投資予定金額(百万円)
資金調達方法
着手及び完了予定年月
完成後の増加能力
総額
既支払額
着手
完了
ミスタードーナツ店舗
全国
各店舗
フード
グループ
新コンセプト店舗への改装及び出店
916
286
自己資金
2022年
4月
2023年
3月
(注)1、2
(注)1.販売又は生産能力に重要な影響はありません。
2.投資予定金額を変更しております。
(8)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
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