【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類感染症」へ移行されたことで、社会・経済活動の正常化が一段と進展し、外出需要が回復するなど個人消費は穏やかな回復傾向となりました。一方で、地政学リスクの長期化と、それに伴う原材料・エネルギー価格の高騰、為替相場の変動に伴う物価上昇圧力の強まりによる消費の下振れリスクなど、景気の先行きについては依然として不透明な状況となっております。 当社が属します食品製造業におきましても同様に、主原料の大豆や油脂、包材などの原材料価格の高騰に加え、都市ガス、電気などのエネルギーコストの上昇もあり厳しい経営環境が続いております。 このような状況のもと、当社は価格改定をお願いするとともに、国内産大豆による高付加価値商品への切り替えを進めてまいりました。また、価格改定を実施した後も同業他社の廃業等から販売数量は増加し、9月は単月ではありますが、富士山麓工場が初めて利益を出すことが出来ました。以上の結果、当第1四半期累計期間における業績は、売上高は4,400百万円と前年同期と比べ855百万円(24.1%)の増加となりました。利益につきましても、売上高の増加と製造コストの低減や経費の削減などを図っていき、営業利益は414百万円と前年同期と比べ264百万円(176.3%)の増益、経常利益は413百万円と前年同期と比べ265百万円(179.1%)の増益、四半期純利益は309百万円と前年同期と比べ203百万円(193.9%)の増益となりました。なお、当社は単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
(2) 財政状態の分析① 資産の部当第1四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末と比較して424百万円増加し、14,238百万円となりました。流動資産は、前事業年度末と比較して271百万円増加し、3,079百万円となりました。これは主に売掛金が589百万円増加したこと等によるものです。固定資産は、前事業年度末と比較して152百万円増加し、11,158百万円となりました。これは建設仮勘定が131百万円増加したこと等によるものです。
② 負債の部当第1四半期会計期間末における総負債は、前事業年度末と比較して240百万円増加し、5,765百万円となりました。流動負債は、前事業年度末と比較して377百万円増加し、3,528百万円となりました。これは主に未払金が221百万円増加したこと等によるものです。固定負債は、前事業年度末と比較して136百万円減少し、2,236百万円となりました。これは主に長期借入金が129百万円減少したこと等によるものです。
③ 純資産の部当第1四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末と比較して183百万円増加し、8,473百万円となりました。これは主に、利益剰余金が183百万円増加したこと等によるものです。
(3) 経営方針・経営戦略等当第1四半期累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。
(6) 主要な設備当第1四半期累計期間において、主要な設備について重要な変更はありません。