【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。 (経営成績等の状況の概要)(1)経営成績の状況当第2四半期累計期間におけるわが国の経済情勢は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にありましたが、先行きについては、ウィズコロナの新たな段階への移行が進められるなかで、各種政策の効果もあって景気が持ち直していくことが期待されます。ただし、世界的な金融引締め等が続くなか、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっており、また、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があります。当社の関連する業界におきましては、国土交通省の令和5年度道路関係予算概算要求概要において掲げられているとおり、「防災・減災、国土強靱化」「予防保全による老朽化対策」「人流・物流を支えるネットワーク・拠点の整備」「道路空間の安全・安心や賑わいの創出」「道路システムのデジタルトランスフォーメーション」「グリーントランスフォーメーションの推進による脱炭素社会の実現」に重点的に取り組み、道路整備を計画的に進められる方針とされています。無電柱化関連におきましては、令和2年12月に閣議決定された「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」により電柱倒壊のリスクがある市街地等の緊急輸送道路の無電柱化が進められております。また、無電柱化の推進に関して施策の総合的、計画的かつ迅速な推進を図るため、国土交通省が「無電柱化推進計画」を策定し、未だ多くの課題が残っているものの、無電柱化の推進に向けた着実な取組が行われております。このような状況のなかで、当社では「原点は、小さくて強い会社。~もう一歩着実な成長へ~」という原点に立ち返った社内スローガンを経営方針として掲げ、事業を推進してまいりました。コンクリート関連事業の製商品に関しましては、少ないセメント量で高強度製品が製造できる「バイコン製法」で製造を行っており、これにより他製法に比べてCO2排出量を削減できることから、SDGs実現に貢献した製法を採用しております。そのなかでも、当社主力製品である「ライン導水ブロックシリーズ」が引き続き高い評価を受けており、昨年度の「建設技術展2021近畿」で注目技術賞を受賞したペダループの採用が増加しております。また、ライン導水ブロックの新シリーズとなるライン導水ブロックV300タイプが新たに採用され、さまざまな場面に対応できるラインナップの拡充を行っております。当社無電柱化製品におきましては、国土交通省による「低コスト手法導入の手引き(案)」に準拠した「S.D.BOX」等の採用も増加しております。 環境対策製品におきましては、NEXCO設計要領に準拠した油水分離ます「ヒュームセプター」が、環境対策・ノンポイント汚染対策として高速道路、国道、都道府県道等の交通量の多い道路や工場、商業施設等に幅広く採用されており、省スペースでの施工が可能な点、施工が簡易的である点、油の再流出が無い点等のメリットから、採用実績は2015年~2020年の5年間で約5倍に増え、2022年度には総販売台数が1,000基に達する見通しなど非常に高い評価を戴いております。なお、この「ヒュームセプター」におきましては、2022年11月に東京ビッグサイトにて開催を控えている「ハイウェイテクノフェア2022」に出展予定であります。また、2022年11月にインテックス大阪にて開催されました「建設技術展2022近畿」では、「ライン導水ブロック」だけでなく、道路製品設置後のメンテナンスまでサポートを行う管路洗浄システム「スプラクリーン」についても出展しており、引き続き、当社製品のPR活動を強化しております。 その結果、当第2四半期累計期間において、売上高は14億18百万円(前年同期比19.9%増)、営業利益は5百万円(同74百万円の改善)、経常利益は4百万円(同76百万円の改善)、四半期純利益は3百万円(同98.7%減)となりました。
当第2四半期累計期間におけるセグメントの業績は次のとおりであります。(イ)コンクリート関連事業コンクリート関連事業の売上高は9億11百万円(前年同期比8.3%増)、セグメント損失は24百万円(同14百万円の改善)となりました。環境対策製品「ヒュームセプター」が高速道路関連事業や民間施設の環境対策として好調に推移したことから、同事業の売上高、セグメント利益ともに前年同期を上回る結果となりました。なお、このヒュームセプターの受注状況等におきましては、前記に記載しております。
(ロ)建築設備機器関連事業建築設備機器関連事業の売上高は4億53百万円(前年同期比54.7%増)、セグメント利益は22百万円(同66百万円の改善)となりました。工事進行中の案件(完成工事含む)が、前年同期と比較して当第2四半期累計期間の計上に至ったことから、同事業の売上高、セグメント利益ともに前年同期を上回る結果となりました。
(ハ)不動産関連事業不動産関連事業の売上高は54百万円(前年同期比10.3%増)、セグメント利益は21百万円(前年同期比24.6%増)となりました。安定的な利益確保の目的により、前事業年度に新たに収益不動産物件(事業用店舗)を購入したことから不動産賃料収入が増加し、売上高、セグメント利益ともに前年同期を上回る結果となりました。
セグメント情報の詳細は(セグメント情報等)をご覧ください。
(2)財政状態の状況
(資産)当第2四半期会計期間末の流動資産は23億93百万円となり、前事業年度末に比べ2億30百万円減少しました。完成工事未収入金の減少2億75百万円、現金及び預金の増加68百万円、立替金の減少などによるその他流動資産の減少42百万円、電子記録債権の増加41百万円、受取手形及び売掛金の減少32百万円、商品及び製品の増加11百万円が主な理由であります。当第2四半期会計期間末の固定資産は30億18百万円となり、前事業年度末に比べ22百万円増加しました。有形固定資産の増加22百万円が主な理由であります。この結果、総資産は54億11百万円となり、前事業年度末に比べ2億7百万円減少しました。
(負債)当第2四半期会計期間末の流動負債は15億57百万円となり、前事業年度末に比べ1億52百万円減少しました。工事未払金の減少などによるその他流動負債の減少1億12百万円、未払法人税等の減少1億3百万円、短期借入金の増加1億円が主な理由であります。当第2四半期会計期間末の固定負債は6億91百万円となり、前事業年度末に比べ21百万円減少しました。長期借入金の減少20百万円が主な理由であります。この結果、負債合計は22億49百万円となり、前事業年度末に比べ1億73百万円減少しました。
(純資産)当第2四半期会計期間末の純資産は31億62百万円となり、前事業年度末に比べ33百万円減少しました。利益剰余金の減少28百万円が主な理由であります。
(3)キャッシュ・フローの状況当第2四半期累計期間末の現金及び現金同等物は6億41百万円となり、前事業年度末に比べ68百万円増加しました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、56百万円(前年同期2億9百万円の資金獲得)となりました。
収入の主な内訳は、売上債権の減少2億65百万円、その他の流動資産の減少43百万円、減価償却費36百万円、その他の流動負債の増加24百万円、支出の主な内訳は、仕入債務の減少1億97百万円、法人税等の支払額1億3百万円、棚卸資産の増加10百万円であります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、30百万円(前年同期3億54百万円の資金獲得)となりました。 支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出19百万円、保険積立金の積立による支出11百万円であります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は、42百万円(前年同期6億67百万円の資金使用)となりました。 収入の内訳は、短期借入金の純増減額による収入1億円、支出の主な内訳は、配当金の支払額による支出31百万円、長期借入金の返済による支出20百万円であります。
(4)経営方針、経営環境及び対処すべき課題等当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は11百万円であります。
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