【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間において世界経済は、ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料・エネルギー価格の高騰、半導体不足による自動車の減産影響、中国での新型コロナウイルス対策による都市封鎖、米国の政策金利引上の影響による急激な為替変動等、先行き不透明な状況が継続しております。
わが国では、新型コロナウイルスの感染状況は緩やかに改善したものの、長期化するウクライナ情勢に加えて急激な円安の進行が資源価格の高騰に追い打ちをかけるなど、国内経済は予断を許さない状況が継続しています。
このような状況の下、当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営成績につきましては、売上高は45,531百万円(前年同四半期比9.1%減)、営業利益2,230百万円(前年同四半期比60.9%減)、経常利益4,149百万円(前年同四半期比35.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,342百万円(前年同四半期比52.7%減)となりました。
なお、セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
a. 電気・電子部品事業
当社グループの電気・電子部品事業は、景気後退懸念の高まりや世界的なインフレの進行を受けて、デジタル機器の需要が減少したことにより伸び悩みました。製品別では、スマートフォンやルーター向けのアンテナ用超小型RF同軸コネクタは減少しました。基板対基板コネクタは、パソコン市場が減速する中、高性能ノートパソコンに使用されるフルシールドタイプのコネクタは比較的堅調に推移しました。HDD関連部品は、クラウド技術の発展によりデータセンターの需要が拡大していることを受けて、大容量HDD向けの部品需要が伸長しました。
この結果、当事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は28,741百万円(前年同四半期比7.8%減)となり、営業利益は4,833百万円(前年同四半期比25.7%減)となりました。
b. 自動車部品事業
自動車部品事業は、上海のロックダウンに伴う自動車減産の影響は縮小しつつあるものの、半導体をはじめとして、挽回生産に必要とされる十分な部材を自動車メーカーが確保できない等、サプライチェーンの混乱が未だ収束していないことを受けて、センサやコネクタの本格的な受注回復には至りませんでした。
この結果、当事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は13,052百万円(前年同四半期比19.5%減)となり、営業損失は442百万円(前年同四半期は営業利益1,312百万円)となりました。
c. 設備事業
設備事業は、スマートフォンやパソコン等の出荷減に伴い、足元ではメモリ等の汎用半導体の需要に減速傾向が見られましたが、当社の得意とする車載半導体やパワー半導体向けの設備需要が高止まりしていることを受けて、それらの製造に使用される半導体樹脂封止装置や金型は好調を維持しました。
この結果、当事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は3,737百万円(前年同四半期比39.0%増)となり、営業利益は611百万円(前年同四半期比125.3%増)となりました。
② 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比較して5,663百万円増加し、97,353百万円となりました。主な増加要因は、のれん2,313百万円、機械装置及び運搬具2,067百万円、仕掛品861百万円等であります。
負債につきましては、76百万円増加の34,991百万円となり、主な増加要因は、長期借入金1,145百万円等であり、主な減少要因は、支払手形及び買掛金599百万円、未払法人税等263百万円等であります。
純資産につきましては、為替レート変動の影響による為替換算調整勘定の増加4,319百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等による利益剰余金の増加1,272百万円等により5,586百万円増加し、62,361百万円となりました。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、1,833百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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