【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における経済環境は、新型コロナウイルスの感染症法上の分類引き下げにより、社会活動の正常化が進み、持ち直しの動きが見られました。その一方で、ウクライナ情勢の混迷に伴う資源価格の高騰の他、為替相場の円安進行や物価の上昇等、景気の見通しは依然として不透明な状況が続いております。
当社グループは「選択と集中」による持続的な成長に向けて、主力製品である音叉型水晶振動子の販売に努めましたが、昨年度後半から続くスマートフォンや産業機器向けの在庫調整による需要低迷の影響に加え、エネルギー価格の高騰など、総じて厳しい事業環境が続きました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,221,293千円(前年同期比39.1%減)となりました。利益面においては、減収による影響が大きく、営業損失は32,111千円(前年同期は405,769千円の営業利益)、経常損失は26,561千円(前年同期は446,473千円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は17,994千円(前年同期は364,213千円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(水晶製品事業)
水晶製品事業は、スマートフォンやパソコン等の民生機器中心に世界的な需要低迷の影響から受注は低調に推移しました。その結果、売上高は1,215,000千円(前年同期比39.1%減)、セグメント損失は20,790千円(前年同期は451,497千円のセグメント利益)となりました。
(その他の電子部品事業)
その他の電子部品事業は、民生機器向けの抵抗器の販売が前年を下回りました。その結果、売上高は6,292千円(前年同期比31.4%減)、セグメント損失は5,770千円(前年同期は5,024千円のセグメント損失)となりました。
なお、セグメント別の経営成績につきましては、第1四半期連結累計期間より記載を変更しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等) セグメント情報」の「(報告セグメントの変更等に関する事項)」に記載しております。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、現金及び預金の増加276,647千円、仕掛品127,823千円の増加等により、前連結会計年度末から126,945千円増加し、10,252,660千円となりました。
負債合計は、支払手形及び買掛金の増加63,521千円、長期借入金90,347千円の増加等により、前連結会計年度末から183,002千円増加し、5,503,603千円となりました。
純資産合計は、利益剰余金87,034千円の減少等により、前連結会計年度末から56,056千円減少し、4,749,056千円となりました。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の47.5%から46.3%となり、1.1ポイント減少しました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ201,224千円増加し、2,027,588千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において営業活動の結果獲得した資金は393,599千円(前年同期は688,613千円の獲得)となりました。これは主に減価償却費134,242千円、棚卸資産の増加168,908千円、仕入債務の増加63,515千円、未収消費税等の減少326,093千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は256,214千円(前年同期は154,682千円の使用)となりました。これは主に定期預金の預入による支出128,511千円、定期預金の払戻による収入55,069千円、有形固定資産の取得による支出181,275千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において財務活動の結果獲得した資金は44,105千円(前年同期は463,544千円の使用)となりました。これは主に短期借入金の減少23,184千円、長期借入れによる収入400,000千円、長期借入金の返済による支出257,733千円、配当金の支払額69,040千円等によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、61,029千円であります。これは主にKoTカット水晶デバイスの開発にかかる試験研究費の増加によるものです。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(8)生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、水晶製品の生産、受注及び販売実績は、主にスマートフォン及び産業機器向けの需要減速により、前年同期比でいずれも減少しました。
生産高は1,347,330千円(前年同期比36.5%減)、受注高は1,365,160千円(前年同期比32.2%減)、売上高は1,215,000千円(前年同期比39.1%減)となっております。
