【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同期を3,416億円(27%)上回る1兆6,024億円となりました。利益につきましては、売上の増加、為替変動による影響、グループあげての原価改善活動の推進などがありましたものの、原材料の値上がり、人件費の増加、物流費を含む諸経費の増加などにより、営業利益は前年同期を23億円(2%)下回る920億円となりました。税引前四半期利益は前年同期を71億円(5%)上回る1,449億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期を35億円(3%)上回る1,068億円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(自動車)自動車におきましては、売上高は前年同期を943億円(26%)上回る4,546億円となりました。営業利益は前年同期を8億円(5%)下回る140億円となりました。 このうち車両につきましては、トヨタ「RAV4」が国内、海外向けともに減少したことにより、売上高は前年同期を16億円(4%)下回る405億円となりました。エンジンにつきましては、主にディーゼルエンジンが増加したことにより、売上高は前年同期を460億円(41%)上回る1,584億円となりました。カーエアコン用コンプレッサーにつきましては、北米を中心に各地域で増加したことにより、売上高は前年同期を407億円(24%)上回る2,072億円となりました。電子機器ほかにつきましては、主にDC-DCコンバーターが増加したことにより、売上高は前年同期を92億円(23%)上回る484億円となりました。
(産業車両)産業車両におきましては、主力のフォークリフトトラックが主に北米で増加したことにより、売上高は前年同期を2,393億円(28%)上回る1兆830億円となりました。営業利益は前年同期を26億円(4%)下回る709億円となりました。
(繊維機械)繊維機械におきましては、織機や繊維品質検査機器が増加したことにより、売上高は前年同期を98億円(33%)上回る401億円となりました。営業利益は前年同期を21億円(91%)上回る44億円となりました。
資産につきましては、主に営業債権及びその他の債権が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ496億円増加し、7兆6,767億円となりました。負債につきましては、主に社債及び借入金が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ2,354億円増加し、3兆8,405億円となりました。資本につきましては、前連結会計年度末に比べ1,857億円減少し、3兆8,362億円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税引前四半期利益を1,449億円計上したことにより、317億円の資金の増加となりました。前年同期の1,380億円の増加に比べ、1,063億円の減少となりました。また、投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の払戻による収入が4,861億円あったものの、定期預金の預入により4,019億円を支出したことや、有形固定資産の取得により1,361億円を支出したことで、919億円の資金の減少となりました。前年同期の1,644億円の減少に比べ、725億円の支出の減少となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、主に長期借入れによる収入が2,055億円あったことにより、1,669億円の資金の増加(前年同期は582億円の資金の減少)となりました。これらの増減に加え、換算差額、期首残高を合わせますと、当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の四半期末残高は3,651億円となり、前連結会計年度末に比べ1,181億円(48%)の増加となりました。 (3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は、532億円(資産計上分含む)であります。なお、この中には受託研究等の費用31億円が含まれております。
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