【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、個人消費やインバウンド需要が回復する等、経済活動の正常化が進み、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、資源価格やエネルギー価格の高騰にくわえ、世界的な金融引締めによる海外経済の下振れが懸念される等、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの事業領域であるプライズ事業を含むアミューズメント市場におきましては、プライズゲームを中心に集客は復調しており、自宅でも遊べるオンラインクレーンゲームの取り組みを本格化させる等、遊び方の多様化も進めております。一方で、行動制限の解除をうけ、余暇活動は旅行が人気となる等、人流が近場から遠出に変化したことにより、集客への影響も懸念されます。
住宅市場におきましては、2023年9月の新設住宅着工戸数が前年同月比6.8%の減少となり、前年同月比で4ヶ月連続の減少となりました。また、新設住宅着工床面積においても、前年同月比で8ヶ月連続の減少となっており、引き続き注視が必要です。
このような経済状況の中、当社グループにおいては、主力事業であるプライズ事業・不動産関連事業を中心に事業収益の拡大を図ってまいりました。また、第1四半期連結会計期間において、赤字の状態で早期の業績の回復を見込めない子会社3社の株式譲渡を完了する等、経営資源の選択と集中を進めてまいりました。くわえて、当第3四半期連結会計期間において、大島正人氏を割当先とする第三者割当による新株発行を行い405,270千円の資金調達を行う等、財務基盤の強化に努めてまいりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の営業収益は3,570,939千円(前年同期比1.7%減)、営業利益は56,652千円(前年同期は営業損失79,538千円)、経常利益は50,097千円(前年同期は経常損失75,734千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は48,798千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失85,991千円)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
①プライズ事業
プライズ事業につきましては、株式会社ブレイクがクレーンゲーム機等のプライズゲーム用景品の企画・製作・販売を行っております。
当第3四半期連結累計期間においては、プライズゲーム用景品の需要は堅調に推移し、多種多様な商品化に取り組み、売上規模を拡大しております。また、為替の円安進行で仕入原価が上昇しましたが、適切なコストコントロールを進めたこと等により、前年同期を大きく上回る利益を確保することができました。
以上の結果、売上高は2,012,321千円(前年同期比8.2%増)、セグメント利益は162,329千円(前年同期比275.3%増)となりました。
②不動産関連事業
不動産関連事業につきましては、日本賃貸住宅保証機構株式会社が家賃保証業務及び物件管理業務等を行っております。
当第3四半期連結累計期間においては顧客(不動産会社・賃貸人・賃借人)に寄り添った丁寧な対応に努めてまいりました。営業面においては、引き続き、新規取引店の獲得や既存取引先の再稼働等、営業強化・拡大に向けての取り組みにより、売上高は好調に推移いたしました。一方で、管理回収面においては、与信審査及び債権管理業務の強化に取り組んでまいりましたが、滞納発生増加による代位弁済立替金の増加に係る貸倒引当金繰入額の増加に加えて、営業強化・拡大によるコスト増加等により、セグメント利益は減少いたしました。
以上の結果、売上高は1,198,127千円(前年同期比16.3%増)、セグメント利益は55,650千円(前年同期比27.7%減)となりました。
③コンテンツ事業
コンテンツ事業につきましては、株式会社ポップティーンが電子書籍配信サイト「モビぶっく」の運営を行っております。
当第3四半期連結累計期間においては、集客施策として、人気作品の配信数の拡充に努めるとともに、無料試し読みや各種割引キャンペーンを展開いたしました。一方で、2022年7月を以って、auスマートパス「アプリ取り放題」が終了したことにより、減収減益となっております。
以上の結果、売上高は58,153千円(前年同期比39.3%減)、セグメント損失は11,350千円(前年同期はセグメント損失313千円)となりました。
④イベント事業
イベント事業につきましては、株式会社ブレイクが各地の大型商業施設の催事場にて著名なコンテンツの展示販売を中心に行っております。
当第3四半期連結累計期間においては、多くのイベントでグッズ物販を展開しております。一方で、OEM物販の受注減少を補うまでには至らず、減収減益となっております。
以上の結果、売上高は159,585千円(前年同期比53.8%減)、セグメント損失は3,705千円(前年同期はセグメント利益41,991千円)となりました。
⑤マスターライツ事業
マスターライツ事業につきましては、主にフォーサイドメディア株式会社及び株式会社ポップティーンが出版事業を行っております。
当第3四半期連結累計期間においては、女子小中学生向け雑誌「Cuugal」のイメージモデルにかんちゃん(カジサック氏の長女)及び望蘭ちゃんを起用することで、ブランド認知度が大きく向上いたしました。また、コストコントロールの徹底に努めたことにより、収益体質が改善されております。「Popteen」においては、2023年8月に「Popteen夏のかわちぃ祭」を開催し、多くの読者にご来場いただけました。また、WEBマガジンや各種SNSを強化することで、読者層の拡大を目指してまいりましたが、広告売上が伸び悩んだこともあり、利益を確保するには至りませんでした。なお、第1四半期連結会計期間において、Popteenの紙面販売の終了及び赤字の状態で早期の業績回復が見込めない株式会社マーベラスアーク及び株式会社ホールワールドメディアの全株式を譲渡したことに伴い、売上高は減少しておりますが、制作コストの削減、販売管理費の減少等により、セグメント損益は大幅に改善しております。
以上の結果、売上高は142,752千円(前年同期比51.9%減)、セグメント損失は10,151千円(前年同期はセグメント損失67,907千円)となりました。
(2) 財政状態
①総資産
当第3四半期連結会計期間末における総資産は前連結会計年度末に比べて287,310千円増加し4,536,325千円となりました。主な要因といたしましては、現金及び預金の増加321,478千円、代位弁済立替金の増加124,155千円、収納代行未収金の増加109,552千円及び受取手形、売掛金及び契約資産の減少172,306千円等によるものであります。
②負債
当第3四半期連結会計期間末における負債は前連結会計年度末に比べて170,084千円減少し3,023,239千円となりました。主な要因といたしましては、短期借入金の減少204,000千円及び支払手形及び買掛金の減少79,572千円等によるものであります。
③純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産は前連結会計年度末に比べて457,394千円増加し1,513,085千円となりました。主な要因といたしましては、第三者割当増資による資本金の増加202,635千円、資本剰余金の増加202,635千円及び親会社株主に帰属する四半期純利益48,798千円を計上したこと等によるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
#C2330JP #フォーサイド #情報通信業セクター
