【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、緩やかに回復しました。鉱工業生産は、海外経済の減速に伴う輸出の低迷を受けて弱い動きとなった後、供給制約の緩和を受けて持ち直しました。個人消費は、外食・宿泊・娯楽などの対面型サービスを中心に回復しましたが、物価高の影響で一部に弱い動きが見られました。設備投資は、高水準の企業収益を背景に堅調を維持しました。
当社グループが属する動物医療業界におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でペットとの生活に癒しを求める動きが強まりました。全国動物病院数は増加を続けており、また、犬猫の高齢化に伴い疾病が多様化する中で飼い主の動物医療に対する多様化・高度化要請は高まってきております。
このような環境の中、当社グループは、飼い主のかかりつけ病院(一次診療施設)と連携して高度医療への取り組みを続けるとともに、当社グループ内の診療実績を発表するための学会報告や、一次診療施設向けの情報誌を発行するなどの情報発信を積極的に行うことにより、動物医療業界における信頼の獲得、認知度の向上と、それに伴う紹介症例数の増加に取り組んでまいりました。
2023年4月~6月におきましては、川崎本院の放射線治療を機器の刷新のために休止したこと、眼科廃止に伴い新規患者の受入れを4月に停止したこと、6月1日に診療開始した大阪病院の開院準備のため、既存病院の一部診療スタッフの稼働が低下したこと等により症例数が減少しました。7月以降は診療スタッフ増強により診療能力が向上したことや、大阪病院が順調に推移していることから症例数は増加を続けており、7月~9月は四半期としては過去最高の売上となりました。
一方で大阪病院の開院に伴い院内備品を購入するなどの一時的な費用発生や、人件費及び減価償却費の増加によりコストは上昇しました。
大阪病院は引き続き人材の充実により症例受入れ能力の増強を図りつつ、将来の業容拡大に向けて放射線治療施設の建設に着工しました。2024年5月に予定している放射線治療の開始により成長の促進を図ります。
また、全国展開の一環として、第5の二次診療施設となる新病院の物件選定を行っております。
以上の結果、二次診療サービスにおきましては、初診数(新規に受け入れた症例数)は3,855件(前年同期比0.5%増)、総診療数(初診数と再診数の合計)は13,466件(前年同期比3.9%減)、手術数は1,157件(前年同期比0.3%増)となりました。
画像診断サービスにおきましては、一次診療施設への営業活動強化により検査件数は増加しました。
健康管理機器レンタル・販売サービスにおきましてはレンタル数・販売数は横ばいとなりました。引き続き経営の効率化、グループシナジーの発現、代理店との関係強化施策を進めてまいります。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は1,982,185千円(前年同期比3.5%増)、営業利益は159,831千円(前年同期比45.5%減)、経常利益は152,198千円(前年同期比48.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は97,749千円(前年同期比50.6%減)と増収減益となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は2,104,614千円となり、前連結会計年度末に比べ292,107千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が226,076千円、原材料及び貯蔵品が15,978千円、未収還付消費税等が61,294千円減少したことによるものであります。固定資産は6,560,306千円となり、前連結会計年度末に比べ378,132千円増加いたしました。これは主に大阪病院開院及び川崎本院工具、器具及び備品の取得によるものであります。
この結果、総資産は8,664,921千円となり、前連結会計年度末に比べ86,024千円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は1,082,994千円となり、前連結会計年度末に比べ186,850千円減少いたしました。これは主に未払費用が23,321千円、預り金が15,167千円、1年内返済予定の長期借入金が52,325千円、賞与引当金が17,354千円増加した一方で、買掛金が34,805千円、未払金が192,851千円、未払法人税等が67,119千円減少したことによるものであります。また、固定負債は3,733,563千円となり、前連結会計年度末に比べ130,550千円増加いたしました。これは主に長期借入金が147,528千円増加、繰延税金負債が14,458千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は、4,816,558千円となり、前連結会計年度末に比べ56,300千円減少いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は3,848,362千円となり、前連結会計年度末に比べ142,324千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上97,749千円及び自己株式の処分による増加44,584千円であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、営業活動による資金の増加364,622千円、投資活動による資金の減少789,167千円、財務活動による資金の増加198,468千円の結果、前連結会計年度末に比べ226,076千円減少し、1,589,963千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、364,622千円(前年同期比17.2%減)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益153,548千円、減価償却費204,135千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、789,167千円(前年同期比394.3%増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出774,488千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により獲得した資金は、198,468千円(前年同期は197,141千円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入489,900千円、長期借入金の返済による支出290,045千円によるものであります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動は、販売商品の研究、開発を目的としております。なお、研究開発費の総額は757千円であります。
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