【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)業績の状況当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限の緩和が進み、経済活動に持ち直しの動きがみられたものの、原材料やエネルギー価格の高騰に起因する物価上昇、急速な円安の進行などにより、先行きは依然として不透明な状況で推移しております。このような環境の中、当社グループでは、引き続き感染拡大の抑制に必要な対策、対応を実施しながら営業活動を行ってまいりました。当社グループにおける各事業部門別の状況は次のとおりであります。
〔和装店舗運営事業〕和装店舗運営事業の受注高は前年同期比0.4%増の6,609百万円となりました。また、売上高(出荷高)については、5.0%増の6,319百万円となりました。既存顧客を対象とした「一般呉服」等の受注高については、前年秋に実施した大規模なツアー型催事に伴う反動減があったものの、引き続き感染拡大防止に努めながら積極的に催事を行った結果、当第3四半期連結累計期間では高額商品を中心に販売が好調に推移し、前年同期比15.0%増となりました。「振袖」販売及びレンタルについては、お客様のレンタル志向やママ振袖(母親が成人式で使用した振袖)に帯や小物を現代風にアレンジして着用するスタイルがより一層強まっていることに伴う販売単価の低下や、物価上昇に伴う消費マインドの低下による来店客数の減少が見受けられ、受注高は前年同期比35.0%減となりました。
利益面においては、売上総利益率は前年同期と比べ0.7ポイント改善し63.7%となりました。販売費及び一般管理費については、中期計画策定のもと前期に引き続き構造改革を進めており、損益分岐点売上高を引き下げる活動を推進している一方、「一般呉服」等の受注が好調に推移したことに伴う費用増加や従業員の賃金引上げや賞与の増加に伴い人件費が前年同期比で5.5%増加し、販売費及び一般管理費の対売上高比は0.4ポイント上昇いたしました。この結果、和装店舗運営事業の営業利益は前年同期比10.5%増の478百万円となりました。
〔その他事業〕その他事業については、引き続き写真スタジオ事業、EC事業を中心に売上高拡大に取り組んでおります。12月には自社オンラインストアのリニューアルを実施し、取扱商品数の大幅増加や、自社ストアでのレンタルサービスを開始いたしました。その結果、売上高は前年同期比47.8%増の249百万円となりました。一方、新規事業への先行投資や設備投資を行ったこと、新規店舗のオープンコストの発生等により、営業損失は62百万円(前年同期は営業損失61百万円)となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高については前年同期比6.2%増の6,569百万円となりました。利益面については、営業利益は13百万円(前年同期は営業損失29百万円)、経常利益は22百万円(同 経常損失12百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7百万円(同 親会社株主に帰属する四半期純損失47百万円)となりました。
(2)財政状態の分析(資産)流動資産は、前連結会計年度末に比べて1.7%減少し、8,988百万円となりました。これは、売掛金が172百万円、商品及び製品が128百万円それぞれ増加したこと、また、自己株式の取得及び短期借入金の一部返済を行ったことを主要因として現金及び預金が457百万円減少したことなどによります。固定資産は、前連結会計年度末に比べて0.9%減少し、2,685百万円となりました。この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて1.5%減少し、11,673百万円となりました。(負債)流動負債は、前連結会計年度末に比べて0.1%増加し、6,637百万円となりました。これは、前受金が212百万円、契約負債が77百万円それぞれ増加し、預り金が234百万円、短期借入金が100百万円それぞれ減少したことなどによります。固定負債は、前連結会計年度末に比べて1.8%増加し、448百万円となりました。この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて0.2%増加し、7,086百万円となりました。(純資産)純資産合計は、前連結会計年度末に比べて4.2%減少し、4,587百万円となりました。これは、主に配当金の支払い71百万円及び自己株式の取得145百万円による純資産の減少があったことによるものであります。なお、第1四半期連結会計期間において、資本金の減資及び自己株式の消却を行っております。この結果、資本金、資本剰余金及び自己株式については前連結会計年度末と比較して大きく減少しております。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動該当事項はありません。
(5)従業員数当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(6)受注、販売及び仕入の状況当第3四半期連結累計期間において、受注、販売及び仕入の状況の著しい変動はありません。
(7)主要な設備当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。
