【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は全般的に緩やかな回復傾向にありました。その一方、世界的に金融引き締めの動きが続くとともに、原材料や燃料の価格上昇などのため、景気減速の懸念が広がっています。このような状況の下、当社グループの各事業セグメントの状況は以下のとおりでした。
当第3四半期連結累計期間の売上収益は205,827百万円(前年同期比61,339百万円増、42.5%増)、営業利益は17,506百万円(前年同期比1,811百万円減、9.4%減)、税引前四半期利益は14,380百万円(前年同期比4,890百万円減、25.4%減)、四半期利益は10,174百万円(前年同期比3,393百万円減、25.0%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は10,174百万円(前年同期比3,393百万円減、25.0%減)となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりであります。
①
貴金属事業
貴金属リサイクル事業は、宝飾分野などで貴金属回収量が前年同期比で増加しましたが、歯科分野や自動車触媒分野で貴金属回収量が前年同期比で減少しました。また、坂東新工場設立に伴う減価償却費の発生や燃料価格の上昇などによって費用が前年同期比で増加しました。北米の貴金属精錬事業は、精錬事業を土台とした各種付加価値取引が堅調に推移しました。これらの結果、本セグメントの当第3四半期連結累計期間の売上収益は192,428百万円(前年同期比61,454百万円増、46.9%増)、営業利益は17,369百万円(前年同期比2,014百万円減、10.4%減)となりました。
②
環境保全事業
国内における工業生産活動の緩やかな回復を背景として、すべての取引分野において営業活動を強化し、当社グループの産業廃棄物の取扱量は前年同期比で増加しました。また、各種処理施設の稼働率を高い水準で維持することにより、売上高営業利益率を前年同期比で向上させることができました。一方、2022年5月にJWガラスリサイクル株式会社が当社の連結対象子会社から除外された影響があり、本セグメントの当第3四半期連結累計期間の売上収益は13,397百万円(前年同期比116百万円減、0.9%減)、営業利益は3,316百万円(前年同期比602百万円増、22.2%増)となりました。
なお、2022年12月9日に当社と台湾のジョンソンヘルステック社との間で当社の持分法適用関連会社である株式会社フジ医療器の株式譲渡契約を締結し、同年12月14日に全保有株式の譲渡が完了しました。これに伴う株式譲渡損失1,779百万円を「その他の費用」に計上しました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は361,433百万円となり、前連結会計年度末に比べ63,045百万円増加いたしました。これは主に、持分法で会計処理されている投資が3,657百万円、繰延税金資産が3,038百万円減少した一方、現金及び現金同等物が3,271百万円、営業債権及びその他の債権が59,447百万円、その他の金融資産が3,277百万円、その他の流動資産が5,546百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は254,068百万円となり、前連結会計年度末に比べ60,817百万円増加いたしました。これは主に、営業債務及びその他の債務が6,348百万円、その他の金融負債が3,535百万円減少した一方、社債及び借入金が74,313百万円増加したことによるものであります。
(資本)
当第3四半期連結会計期間末における資本合計は107,364百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,227百万円増加いたしました。これは主に、四半期包括利益による増加13,200百万円、自己株式の取得による減少4,106百万円、剰余金の配当による減少6,987百万円によるものであります。
この結果、親会社所有者帰属持分比率は29.7%(前連結会計年度末は35.2%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より3,271百万円増加し、当第3四半期連結会計期間末には9,398百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において営業活動の結果獲得した資金は7,409百万円(前年同期比50.4%減)となりました。
これは主に、税引前四半期利益14,380百万円(前年同期比25.4%減)、減価償却費及び償却費2,467百万円(前年同期比24.0%増)、棚卸資産の増加、営業債権及びその他の債権の増加、営業債務及びその他の債務等の増加、法人所得税の支払及び法人所得税の還付によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は2,376百万円(前年同期比42.2%減)となりました。
これは主に、定期預金の預入による支出2,504百万円(前年同期は96百万円)、有形固定資産の取得による支出2,944百万円(前年同期比35.5%減)、関係会社の売却による収入2,491百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は4,722百万円(前年同期比66.0%減)となりました。
これは主に、長短借入金の純増加額1,712百万円(前年同期は4,816百万円の減少)、社債の発行による収入4,924百万円、自己株式の取得による支出4,106百万円、配当金の支払いによる支出6,985百万円(前年同期比1.2%減)によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、296百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
