【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、景気は緩やかに回復しています。個人消費・設備投資は持ち直しており、輸出も持ち直しの動きがみられます。生産も持ち直しの兆しが見られます。企業収益は総じてみれば改善しており、企業の業況判断は持ち直しています。先行きについては、雇用・取得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されます。ただし、世界的な金融引き締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっています。また、物価上昇、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があります。
このようななか、当社グループの売上については、半導体向けの研磨材の売上が伸長したことにより、売上高は3,145,749千円(前年同期比4.8%増)となりました。
また利益面においては、前第3四半期連結累計期間に淄博理研泰山涂附磨具有限公司の持分譲渡益により増加した法人事業税の外形標準課税額が当第3四半期連結累計期間に減少したこと、年金資産の時価評価増により退職給付費用が減少したこと、イオンリテールからの賃貸収入が店舗開店により収益増になったことから、営業利益112,237千円(前年同期比106.3%増)となり、経常利益については前第3四半期連結累計期間において計上した持分法による投資損失がなくなったことから、当第3四半期連結累計期間は125,419千円(前年同期比148.6%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益については前第3四半期連結累計期間に淄博理研泰山涂附磨具有限公司の持分譲渡益の計上や為替換算調整勘定の取崩益計上から一巡したことにより85,918千円(前年同期比89.0%減)となりました。
セグメントの概況は、以下のとおりであります。
(研磨布紙等製造販売事業)
当社グループの中核事業である研磨布紙等製造販売事業の当第3四半期連結累計期間の業況は、特に木工用の研磨布紙が得意先の在庫調整により減少、精密加工用フィルム製品の受注も減少しましたが、半導体向けの研磨材の売上が伸長したことから売上高は2,630,264千円(前年同期比2.5%増)となりました。セグメント利益は年金資産の時価評価増により退職給付費用が減少しましたが、前年度からの円安による輸入仕入単価及び国内仕入単価の上昇により売上原価率の増加により粗利が減少したことから、営業利益は107,652千円(前年同期比26.1%減)となりました。
(OA器材部材等製造販売事業)
事務機器に組み込まれる紙送り用各種ローラー部品の受注生産をしているOA器材部材等製造販売事業の当第3四半期連結累計期間の業況は、得意先の一部部材の調達難による生産調整が一段落し、売上高が回復したことにより390,965千円(前年同期比18.0%増)となり、営業利益は売上増加による粗利増、製造の習熟度が改善したことにより原価率の低減等から、88,945千円(前年同期比81.0%増)となりました。
(不動産賃貸事業)
イオンリテール株式会社に賃貸しております土地の賃貸収入の売上は、店舗の開店による増収で124,520千円(前年同期比19.8%増)となり、営業利益は同様に増益で101,277千円(前年同期比22.4%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ71,573千円減少し、6,608,006千円になりまし た。これは主に、棚卸資産が65,965千円増加、有形固定資産の建設仮勘定(主として建物や機械装置)が203,546千円増加、時価評価等の増加により投資有価証券が69,114千円増加しましたが、長期性預金から現金及び預金へ振替により長期性預金が300,000千円減少、仕入債務の支払い、有形固定資産取得による支払い及び法人税等の支払いにより現金及び預金が111,195千円減少したことによるものであります。
負債は前連結会計年度末に比べ86,569千円減少し、1,773,950千円になりました。これは主に、設備関係支払手形および設備電子記録債務が36,879千円増加、賞与の支給見込額の当第3四半期連結会計期間の負担額を賞与引当金として38,800千円計上、繰延税金負債が42,883千円増加しましたが、法人税等の支払いにより未払法人税等が212,581千円減少したことによるものであります。
純資産は前連結会計年度末に比べ14,995千円増加し、4,834,056千円になりました。これは主に、自己株式取得に より自己株式勘定が47,895千円減少しましたが、利益剰余金が12,761千円増加、投資有価証券の時価評価の増加によりその他有価証券評価差額金が41,084千円増加したことによるものであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、33,126千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の状況
①生産実績
当第3四半期連結累計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
金額(千円)
前期比(%)
研磨布紙製造販売事業
1,281,958
85.4
OA製品製造販売事業
333,924
119.7
合計
1,615,882
90.7
(注)上記金額は販売価格によっております。
②商品仕入実績
当第3四半期連結累計期間における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
金額(千円)
前期比(%)
研磨布紙製造販売事業
1,030,345
108.2
OA製品製造販売事業
39,280
98.1
合計
1,069,625
107.8
(注)上記金額は仕入価格によっております。
③受注実績
当第3四半期連結累計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
金額(千円)
前期比(%)
研磨布紙製造販売事業
2,652,964
105.5
OA製品製造販売事業
378,366
108.8
合計
3,031,330
105.9
(注)上記金額は販売価格によっております。
④販売実績
当第3四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
金額(千円)
前期比(%)
研磨布紙製造販売事業
2,630,264
102.5
OA製品製造販売事業
390,965
118.0
不動産賃貸事業
124,520
119.8
合計
3,145,749
104.8
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