【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の予防と経済活動の両立を目指して、個人消費を中心に一部回復の兆しが見られましたが、世界情勢の不透明感に加え、欧米金融市場が持続的な金利上昇に伴う不安定な動きや円為替相場の急激な変動からエネルギーコストや原材料価格の高騰による物価上昇の家計への影響、供給面での制約に注意が必要な状況で推移しております。
当社グループの主要取引先である医療業界におきましては、医療機関などの窓口でマイナンバーカードまたは健康保険証によりオンラインにて資格情報を確認できるシステムの導入が進んできている中、診療報酬制度改定の特例措置導入を後押しに、2023年4月の原則義務化(2023年9月まで経過措置が適用)に向けて加速している状況にあります。また、2023年1月よりオンライン資格確認システムを利用し、現在紙で行われている処方箋の運用を電子で実施する仕組も開始し、導入の申込及びシステムの展開が順次拡大しております。
また、Windows8.1の延長サポート終了を踏まえ、特別需要としてパソコンの入替が予定より進んだことから売上高の増加に寄与しております。
当社グループは知名度向上と次世代製品MAPsシリーズの拡販を図るため、昨年度から市場シェアの拡大に向けて社内組織体制の再構築、当社グループ初のTVCMを行ったとともに、デジタルマーケティングの強化としてサイトリニューアル、MAツールの活用、オンラインセミナーや導入事例コンテンツの充実を推進しており、医科セグメントにおきましては着実に成果が見られました。
さらに、2023年2月27日に当社グループは持分法適用関連会社である株式会社グッドサイクルシステム(以下、同社という)を連結子会社化することを決議しました。当社グループと同社との協業で新時代に即したシステム「MAPs for PHARMACY DX」を共同開発しましたが、これからグループ間の連携を強化し、薬局向けシステム事業の展開の加速と競争力の向上を図ってまいります。なお、同社の連結子会社化により、段階取得に係る差損が発生しております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高4,877百万円(前年同期比22.4%増)、営業利益851百万円(同25.4%増)、経常利益961百万円(同16.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益511百万円(同9.3%減)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
(調剤システム事業)
調剤システム事業につきましては、オンライン資格確認システムの導入設置拡大に加え、Windows8.1の延長サポート終了に伴うハードウェア入替の増加で初期売上高が大幅に増加しました。また、お客様数の増加に伴い、課金売上高も増加しております。
当社グループは、株式会社グッドサイクルシステムを連結子会社化したことで調剤セグメントにおきましては、市場シェアをさらに伸ばし、確固たる地位を維持することができております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の調剤システム事業は、売上高3,783百万円(前年同期比20.1%増)、営業利益892百万円(同18.9%増)となりました。
(医科システム事業)
医科システム事業につきましては、昨年度実施した組織体制の再構築に加え、Webマーケティングを活用し幅広いアプローチを行っております。
医科システム市場におけるシェア拡大に向けた取り組みにより、販管費は増えているものの、オンライン資格確認システムの導入設置拡大に加え、「MAPs for CLINIC」の販売拡大により初期売上高が大幅に増加し、医科セグメントの課金売上高も順調に伸びております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の医科システム事業は、売上高791百万円(前年同期比47.0%増)、営業利益51百万円(前年同期営業損失95百万円)となりました。
(介護/福祉システム事業)
介護/福祉システム事業は、ライセンス数の増加による課金売上は堅調に推移しておりますが、「MAPs for NURSING CARE」の発売に伴う減価償却が開始したと共に、販売拡大に向けた取り組みにより、販管費も増加しております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の介護/福祉システム事業は、売上高140百万円(前年同期比2.9%増)、営業損失108百万円(前年同期営業利益27百万円)となりました。
(その他の事業)
子会社キャッシュレス事業の拡大により、売上高は増加しました。セグメントとしての全体収支改善により、営業利益は黒字になりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間のその他の事業は、売上高187百万円(前年同期比8.7%増)、営業利益2百万円(前年同期営業損失9百万円)となりました。
(上記セグメント別の売上高及び営業利益(損失)は、セグメント間の内部取引消去前の金額であります。)
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「第2事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研修開発活動の金額は、0百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研修開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)従業員数
当第1四半期連結累計期間において、従業員数に著しい変動はありません。
(7)生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績について著しい変動はありません。
(8)主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備に著しい変動はありません。
(9)経営成績に重要な影響を与える要因
当第1四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因に変更または新たな発生はありません。
(10)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① 資金需要
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、当社グループが保有する販売用ソフトウェアの維持に係る人件費及び外注加工費等、販売活動やお客様のサポートに係る人件費をはじめとする販売費及び一般管理費、ならびに商品仕入等であります。
② 資金調達と流動性マネジメント
当社グループは、運転資金につきましては、内部資金により調達しております。
③ 資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は13,950百万円となり、前連結会計年度末に比べ101百万円増加いたしました。これは主に、商品及び製品が660百万円増加し、流動資産その他が574百万円減少したことによるものであります。固定資産は12,734百万円となり、前連結会計年度末に比べ233百万円増加いたしました。これは主に、株式会社グッドサイクルシステムの連結子会社化によるのれん508百万円が増加し、投資有価証券が368百万円の減少によるものであります。
この結果、総資産は26,684百万円となり、前連結会計年度末に比べ335百万円増加いたしました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は5,209百万円となり、前連結会計年度末に比べ264百万円増加いたしました。これは主に、法人税等の納付により未払法人税等が293百万円減少したことによるものであります。固定負債は2,006百万円となり、前連結会計年度末に比べ104百万円増加いたしました。これは主に、長期借入金が222百万円増加し、長期預り保証金が97百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は7,216百万円となり、前連結会計年度末に比べ369百万円増加いたしました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は19,468百万円となり、前連結会計年度末に比べ34百万円減少いたしました。これは主に、利益剰余金が59百万円減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は72.7%(前連結会計年度末は73.7%)となりました。
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