【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス変異株の影響により感染者の一時急増が見られましたが、ワクチン接種などの進行により、経済社会活動が正常化へ向けて進んでおります。一方、ウクライナ情勢の長期化や外国為替市場の急激な円安進行に伴う全面的な資源高、物価上昇など景気を下押しするリスクも高くなり、引き続き予断を許さない状況で推移しております。
当社グループの主要取引先である薬局業界におきましては、2022年4月の医療制度改定が後押しに、医療機関などの窓口でマイナンバーカードまたは健康保険証により、オンラインにて資格情報を確認できるシステムの導入が2023年4月の原則義務化に向け、加速しております。更に、2023年1月よりオンライン資格確認システムを利用し、現在紙で行われている処方箋の運用を電子で実施する仕組の開始など医療分野のデジタル化に対応する動きがより一層強まります。その中、当社グループはオンライン資格確認システム設置に必要な部材、人員を確保のうえ、導入予定のお客様への設置を拡大しております。
また当社グループは介護/福祉事業所向けの業務支援システム「MAPs for NURSING CARE」を発売しました。クラウド型の本システムは現行製品よりも優れた機能を搭載する予定で、ロケーションを選ばず、低価格が実現できるため、発売後の導入が順調に進んでおります。「MAPs for NURSING CARE」の発売により、当社グループの次世代製品MAPsシリーズが出揃い、これから医療介護分野のDXを支えるべく、市場シェアの拡大に向けて更なるプロモーション活動を実施してまいります。
この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高12,491百万円(前年同期比20.3%増)、営業利益2,113百万円(同80.3%増)、経常利益2,457百万円(同39.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,644百万円(同31.4%増)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
(調剤システム事業)
調剤システム事業につきましては、オンライン資格確認システムの導入設置拡大及び「MAPs for PHARMACY」、既存システム販売件数の増加により、初期売上高及びお客様数の増加に伴う課金売上高も増加しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の調剤システム事業は、売上高9,975百万円(前年同期比24.4%増)、営業利益2,370百万円(同98.0%増)となりました。
(医科システム事業)
医科システム事業につきましては、全国的な販売チャネルの拡充を図るべく、クリニックの市場開拓を従来の手法に加え、Webマーケティングを活用し幅広いアプローチを行っております。
オンライン資格確認システムの導入設置拡大により初期売上の増加に加え、「MAPs for CLINIC」などの導入による課金お客様数の着実な増加により、課金売上高も順調に伸びております。一方、医科システム市場におけるシェア拡大に向けた取り組みにより、販管費も増加しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の医科システム事業は、売上高1,623百万円(前年同期比13.7%増)、営業損失210百万円(前年同期営業利益20百万円)となりました。
(介護/福祉システム事業)
介護/福祉システム事業は、ライセンス数の増加による課金売上は堅調に推移しておりますが、前年同期に大型案件の受注があったため、初期売上高は減少しました。また、「MAPs for NURSING CARE」の発売に伴う減価償却を開始したと共に、販売拡大に向けた取り組みにより、販管費も増加しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の介護/福祉システム事業は、売上高401百万円(前年同期比6.7%減)、営業損失33百万円(前年同期営業損失35百万円)となりました。
(その他の事業)
子会社におけるキャッシュレス事業の拡大により、売上高は増加しました。また、薬局事業においては新型コロナウイルス感染拡大の影響により、売上高及び営業利益は共に減少しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間のその他の事業は、売上高528百万円(前年同期比1.6%増)、営業損失35百万円(前年同期営業損失33百万円)となりました。
(上記セグメント別の売上高及び営業利益(損失)は、セグメント間の内部取引消去前の金額であります。)
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「第2事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)従業員数
当第3四半期連結累計期間において、従業員数に著しい変動はありません。
(7)生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績について著しい変動はありません。
(8)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備に著しい変動はありません。
(9)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、重要な変更または新たな発生はありません。
(10)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① 資金需要
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、当社グループが保有する販売用ソフトウェアの維持に係る人件費及び外注加工費等、販売活動やお客様のサポートに係る人件費をはじめとする販売費及び一般管理費、ならびに商品仕入等であります。
② 資金調達と流動性マネジメント
当社グループは、運転資金につきましては、内部資金により調達しております。
③ 資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は12,516百万円となり、前連結会計年度末に比べ58百万円減少いたしました。これは主に、法人税等の還付によりその他流動資産が51百万円、受取手形及び売掛金が54百万円それぞれ減少した一方、現金及び預金が63百万円増加したことによるものであります。固定資産は12,527百万円となり、前連結会計年度末に比べ293百万円増加いたしました。これは主に、株式会社グッドサイクルシステムの株式取得等により投資有価証券が623百万円増加した一方、「MAPs for NURSING CARE」のリリース等に伴いソフトウエアが122百万円増加するとともにソフトウエア仮勘定が233百万円減少し、投資不動産の償却費が163百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は25,044百万円となり、前連結会計年度末に比べ235百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は3,911百万円となり、前連結会計年度末に比べ255百万円減少いたしました。これは主に、納付により未払法人税等が183百万円減少したことによるものであります。固定負債は1,929百万円となり、前連結会計年度末に比べ113百万円増加いたしました。これは主に、リース債務が73百万円、退職給付に係る負債が47百万円それぞれ増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は5,840百万円となり、前連結会計年度末に比べ142百万円減少いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は19,203百万円となり、前連結会計年度末に比べ377百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益を1,644百万円計上した一方、配当金の支払が781百万円、自己株式の取得が499百万円あったことによるものであります。
この結果、自己資本比率は76.3%(前連結会計年度末は75.5%)となりました。
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