【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末における総資産は前事業年度末に比べ447,512千円増加し、3,057,808千円となりました。これは主に、現金及び預金の増加479,068千円によるものであります。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債は前事業年度末に比べ99,593千円増加し、1,074,948千円となりました。これは主に、未払金及び未払費用の減少75,863千円、未払法人税等の増加32,680千円、契約負債の増加151,244千円によるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産は前事業年度末に比べ347,919千円増加し、1,982,859千円となりました。これは、資本金の増加13,685千円、資本剰余金の増加14,551千円、利益剰余金の増加305,011千円、自己株式の減少による増加14,670千円によるものであります。
(2)経営成績の状況
当第2四半期累計期間においては、ウクライナ情勢に端を発した資源・エネルギー価格をはじめとする物価の高騰は一服しつつあるものの、インフレ対策による世界的な金融引き締め、金利差による円安の進行などにより、市場環境は依然として先行きが不透明な状況であります。その一方で、国内においては、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類感染症へと移行したことにより、行動制限が解除され、今後の経済活動の正常化と景気の回復が期待されております。
当社が提供する「安否確認サービス」は、災害時に従業員等の安否確認を自動で行うクラウドサービスであります。地震をはじめ、津波や特別警報などにも連動して自動で安否確認を送信します。利用者が回答した最新の情報を、管理者権限を持つユーザーが、いつでもリアルタイムで確認することができます。また、全社で利用できる掲示板だけでなく、限定されたメンバーのみが利用できる、グループメッセージ機能を備えています。これにより、災害対策本部をオンライン上に設置し、運営することが可能となっております。パンデミックをはじめとした非常時においては、従業員等に適切な予防方法を周知する、定期的に体温の報告をしてもらうなど従業員の健康管理として活用したり、サプライチェーン等に納期の懸念があるかを確認するといった、BCP(事業継続計画)対策としても活用したりすることが可能なため、今後もサービスを利用して頂ける機会は拡大していくものと認識しております。そのため、交通広告、インターネット広告、展示会への出展等を通じて、安否確認サービスの知名度向上に努めてまいりました。また、他社システムとの連携も強化しており、当四半期では、Googleが提供する「Google Workspace」との連携機能を追加いたしました。
当社が提供する「kintone連携サービス」は、サイボウズ株式会社の提供する「kintone」と連携することで、より便利に「kintone」を利用するためのクラウドサービスであります。「kintone」内にある情報を参照した帳票の作成やWebフォームの作成など、用途に応じた6つのサービスを提供しております。「kintone連携サービス」は、1つのサービス導入でも「kintone」を便利に利用することが可能になりますが、複数のサービスを導入していただくことで、「kintone」をノーコード、ローコードでWebシステムのように活用することができるようになります。当四半期では、当社が提供する「kMailer」に「AIアシスタントβ」という新機能をリリースいたしました。本機能はOpenAI Inc.が提供するAIシステム「ChatGPT」を活用しており、これによりノーコードで簡単にリッチなHTMLメールを作成することを可能にするものであります。また、「トヨクモ kintone フェス! 2023」を開催いたしました。これは、当社が提供するkintone連携サービスの活用事例等を紹介し、効率的な業務改善のアイデアを学び・広めるオンラインイベントであります。当社サービスの導入を検討されている方、既に当社サービスを契約されている方にご参加いただき、当社サービスへの理解を深めていただくことで、導入を検討されている方には新規契約、既に当社サービスを契約されている方にはクロスセルとアップセルを促進してまいります。今後もイベントや展示会への出展に加えて、設定方法や活用事例のコンテンツを充実させていくことで、kintone連携サービスの普及を進めてまいります。
当社が提供する「トヨクモ スケジューラー」は、従来のグループスケジューラーがもつ社内の日程調整に加えて、社外の人との日程調整もできる新しいコンセプトのスケジューラーであります。予定を作成する際、サイボウズ株式会社の提供する「kintone」、「cybozu.com」と連携することで手入力の手間を省いたり、WebミーティングのURLをワンクリックで発行したりすることが可能であります。当四半期では、検索機能を実装し、キーワードによるスケジュールの検索、「kintone」と連携することでkintoneに登録されている情報と一致するスケジュールを検索することが可能になりました。当サービスは日程調整を目的としたサービスであるため、業種や規模を問わずご利用いただけるものであり、競合他社は多いものの市場規模は大きいと考えております。そのため、インターネット広告、展示会への出展等を通じて知名度向上に努めてまいりました。
なお、各サービスにおいては、便利に使えるだけでなく、誰でも簡単に操作できることを第一に、機能追加及びメンテナンスを継続しております。
これらの結果、当第2四半期累計期間における売上高は1,142,929千円(前年同四半期比25.9%増)、営業利益は541,575千円(同34.1%増)、経常利益は541,583千円(同34.1%増)、四半期純利益は375,186千円(同35.0%増)となりました。
なお、当社は法人向けクラウドサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ479,068千円増加し、2,775,079千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は521,945千円(前年同四半期は442,441千円の獲得)となりました。これは主に、税引前四半期純利益の計上541,583千円、契約負債の増加額151,244千円、未払金及び未払費用の減少額76,095千円、法人税等の支払額135,976千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は209千円(前年同四半期は1,878千円の使用)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は42,666千円(前年同四半期は50,720千円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額69,978千円、新株予約権の行使による株式の発行による収入27,370千円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期累計期間において、当社の資本の財源及び資金の流動性についての分析に重要な変更はありません。
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