【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ウクライナ情勢、原材料価格の高騰、新型コロナウイルス感染症による影響等、不透明な状況で推移しましたが、自動車産業を中心に製造業において生産活動へ大きく影響を及ぼした半導体の部品調達難等は解消に向かいつつあり、景気は緩やかに持ち直しが見られました。海外経済においても同様であり、今後の国内外の景気動向は、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等、先行き不透明な状況が継続されることによる下振れリスクの高まりに留意する必要があるものの、引き続き緩やかに持ち直していくと推測されます。
当社グループはこのような状況の中においても、マーケティング活動を強化し、当社グループのコア事業である塗料関連事業と電気・電子部品事業のシナジーを高め、ものづくり現場のデジタル化、グローバル化を推進しました。また、お取引先様の課題解決に的を絞り、新型コロナウイルス感染症拡大の収束後の世界にも通用する価値を提供して、新たな需要を創造していくとともに、事業活動を通じてSDGs等の社会課題の解決に貢献してまいりました。なお、これらの事業を展開する上で、事業構造や経営資源の配分を抜本的に見直し、収益体質を強化することに努めてまいりました。
その結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は29,292百万円(前年同期比8.1%増)、営業利益は132百万円(前年同期は4百万円の営業利益)、経常利益は326百万円(前年同期比124.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は183百万円(前年同期比112.8%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。① 塗料関連事業塗料関連事業では、主たるお客様である自動車メーカーの生産台数は、半導体等の部品調達難の影響で当初計画より減少しましたが、前第2四半期累計期間と比較すると一部の自動車メーカーで生産台数が増加したこと等により、売上高は増加しました。その結果、塗料関連事業の売上高は21,195百万円(前年同期比6.0%増)、セグメント利益は799百万円(前年同期比20.9%増)となりました。
② 電気・電子部品事業電気・電子部品事業では、主たる商材のホールICは、自動車生産台数が当初計画より減少したことにより、出荷数量は減少しましたが、当社子会社であるユニ電子㈱において、ドライブレコーダー用ソフトウエアの販売が好調に推移したこと等により、売上高は増加しました。その結果、電気・電子部品事業の売上高は8,097百万円(前年同期比13.8%増)、セグメント利益は220百万円(前年同期比77.3%増)となりました。
(流動資産)当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、前連結会計年度末の26,951百万円に比べ1,245百万円(4.6%)増加し、28,196百万円となりました。その主な内訳は、現金及び預金が587百万円減少し、電子記録債権が288百万円、棚卸資産が1,100百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(固定資産)当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、前連結会計年度末の14,695百万円に比べ155百万円(1.1%)減少し、14,540百万円となりました。その主な内訳は、投資有価証券が202百万円減少したことによるものであります。
(流動負債)当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、前連結会計年度末の18,472百万円に比べ1,136百万円(6.2%)増加し、19,609百万円となりました。その主な内訳は、支払手形及び買掛金が631百万円、短期借入金が135百万円、契約負債が258百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(固定負債)当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、前連結会計年度末の5,082百万円に比べ111百万円(2.2%)減少し、4,971百万円となりました。その主な内訳は、繰延税金負債が69百万円減少したことによるものであります。
(純資産)当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末の18,091百万円に比べ64百万円(0.4%)増加し、18,156百万円となりました。その主な内訳は、利益剰余金が61百万円、為替換算調整勘定が186百万円それぞれ増加し、その他有価証券評価差額金が185百万円減少したことによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ1,519百万円減少し、3,829百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、470百万円の支出となりました。これは主に、棚卸資産の増加額1,037百万円の支出、仕入債務の増加額554百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、200百万円の支出となりました。これは主に、固定資産の取得による支出170百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、23百万円の支出となりました。これは主に、短期借入金の純増加額128百万円、配当金の支払122百万円によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当第2四半期連結累計期間において当社グループの経営方針・経営戦略等及び経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等に重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期連結累計期間において当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。
(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当第2四半期連結累計期間において当社グループの会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は28百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 主要な設備前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。なお、当第2四半期累計期間において設備の新設、除却等の計画に重要な変更はありません。
会社名事業所名
所在地
セグメントの名称
設備の内容
完成年月
提出会社本店
大阪市西淀川区
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販売管理システムの更新
2022年9月